店舗で提供するレモンライスは新宿のゴールデン街にあるレモンサワー専門店・The OPEN BOOKの店主・田中開氏から「渋谷に1坪の場所があって、そこでお店やろうかと思うんで、雄飛さんカレー考えてください」と声をかけられたことをきっかけに、小宮山がインド料理のレモンライスからアイデアを得て発案したメニュー。レモンが香るさわやかな風味のライスにピリッと辛いたまねぎのアチャール、辛口のエキゾチックチリソース、旬の野菜を使ったバジルピクルス、パクチー、輪切りのレモン、鶏肉のカレーソースを添えた新しい食べ物で、そのままはもちろん、付け合せで味を変えながら楽しめる。
「Lemon Rice TOKYO」は渋谷駅西口から歩いて5分ほどのところにあるテイクアウト専門店。店舗を訪れていた小宮山に話を聞くと、「飲食をずっとやりたかったんです。実はカレー屋さんから声をかけてもらうことはこれまでもあったんですけど、お断りしたことも多くて。今回はたまたま地元の渋谷で1坪の広さ。これだったらインディーバンドを始めるような感覚で、それこそホフディランを始めたときと同じ感じでできて楽しいんじゃないかと思いました。でも始めたはいいけどものすごくDIYなお店なので、大変なところもあります。いずれはメジャーデビューもしたいですね(笑)」と語る。
カレーマニアとして知られ、カレーのレシピ本「旨い!家カレー」を執筆した小宮山が、なぜカレーではなくレモンライスという新メニューを考案したのかと尋ねると、彼は「仕事柄地方に行くことが多く、広島で広島風お好み焼きを食べたり、札幌でスープカレーを食べたり……新しい食べ物とたくさん出会ってきたんです。例えば、子供の頃にハンバーガーを初めて食べて『何これ!?』と感動するような、レモンライスがそういうものになったらいいなと思ったんですよね。大人になるとどうしても“初めての楽しみ”がなくなってくる。だから『食べたことがないものがあるんだよ』って、このレモンライスを勧めたいですね。どこが何かと違うというよりも、きっと全部が食べたことがないようなものだと思いますので、ぜひ食べてもらいたいです」と話す。また「いずれは僕が店頭に立つ日も作りたいんですよね。ランチタイムにその日だけのメニューを出したり、夜のバーでお酒を出したりとか」と、店舗での接客にも意欲を見せていた。
11:45からレモンライスが売り切れるまでがランチタイム、18:00からはレモンライスを提供せずバータイムとして営業する「Lemon Rice TOKYO」。バータイムの狙いについて小宮山に聞くと、「店舗のオープン前にここで僕が飲んでいて、面白い人がたくさんいるなと思ったんです。バータイムは本当にただお店の前で飲むだけで、いいお酒がでたり、いいつまみがあったりというわけじゃないんですけど、面白い人たちが集まって、ここからいろいろと発信できたらいいなと思っています」と語った。なお現在は日曜日と祝日が定休日だが、不定期で仕込みのために営業しない日もあるので、詳しい開店スケジュールは「Lemon Rice TOKYO」のオフィシャルサイトにて確認を。
Lemon Rice TOKYO
東京都渋谷区桜丘町15-19
LUNCH 11:45~ / BAR 18:00~23:00
定休日:日、祝
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- Lemon Rice TOKYO|東京・渋谷
- レモンライス東京 (@lemonricetokyo) | Twitter
- LemonRiceTokyo (@lemonricetokyo) | Instagram
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