財津和夫8年ぶり新作で盟友小田和正、ASKAと共演
2009年10月6日 14:28 1
財津和夫がニューアルバム「ふたりが眺めた窓の向こう」を10月28日にリリースすることが決定した。
セルフカバーアルバム「サボテンの花~grown up~」から約5年ぶり、オリジナルアルバムとしては「Rainbows」以来およそ8年ぶりのリリースとなるこのアルバム。本作では
財津和夫と小田和正のコラボが実現したきっかけは、財津が小田に宛てた1枚の手紙から。2人は昨年7月、別々の仕事で偶然同じホテルに宿泊することになった。このときはお互い顔を合わせることはなかったが、財津が小田に宛て「また、一緒に何かしたいですね」という内容の手紙を預けたところ、翌日小田から財津へ「そうだね」という返事が届けられたのだという。
昨年60歳の誕生日を迎え「やりたいことをやれるときにやろう」と考えた財津は、「今まで楽曲提供する側として数々の曲を他アーティストに作ってきたが、楽曲提供されたり共作したり、気の合う仲間たちとそんな作品が作りたい……」と今回のアルバムにつながる企画を立ち上げた。そして今年の2月に小田のもとを訪れ、楽曲を書いてもらうことを依頼。小田はこれを快諾した。
1985年6月に発表された「今だから」(作詞・作曲:小田和正・松任谷由実・財津和夫/編曲:坂本龍一)以来のタッグとなる共作のタイトルは「手紙にかえて」。チューリップ(財津)、オフコース(小田)のフロントマンとして日本のニューミュージックを牽引した2人のコラボに注目だ。
なお、NHKの音楽番組「SONGS」では、このアルバムの制作過程を追った密着ドキュメントが10月28日(水)、11月4日(水)の2週にわたってオンエア。参加アーティストたちとの制作に至る過程や、レコーディング現場でのセッションなど、普段見られない貴重な映像も公開される予定となっている。
財津和夫 コメント
今回の作品は、手作り感のあるアルバムというテーマに加えて、自分の楽曲以外に他アーティストとのコラボレーションという、以前からやりたかった事をいよいよ実現することが出来たアルバムだ。
小田氏とは、去年偶然にも京都の同じホテルに同じ時に宿泊していることが分って、お互い仕事で行ってたんですれ違いだったけどフロントを介して手紙で「一緒にやりたいね」ってやり取りをしたり。
ASKA氏とも以前ある野外ライブで一緒した際に、「何かやろうよ」って話をしてたり。そんな"繋がり"が実現したことが、手作り感あふれる今回の作品全体のテーマにもつながっていると思う。
財津和夫「ふたりが眺めた窓の向こう」収録曲
01. 愛の力 (作詞・作曲:財津和夫)
02. 幸せは始まっていたのに (作詞・作曲:財津和夫)
03. こもれび (作詞・作曲:財津和夫)
04. 風のみえる部屋 (作詞・作曲:財津和夫)
05. クイズ (作詞・作曲:財津和夫)
06. 今 君を抱くから (作詞・作曲:財津和夫)
07. 窓の中のふたり (作詞・作曲:財津和夫)
08. 不器用な男 (作詞・作曲:財津和夫)
09. 手紙にかえて (作詞・作曲:小田和正)
10. 愛していたい (作詞:財津和夫 作曲:ASKA)
11. バイバイロマンス (作詞:富田京子 作曲:財津和夫)
12. 昨日からのメッセージ (作詞:平原綾香・財津和夫 作曲:財津和夫)
<ボーナストラック>
13. 世界一好き (作詞・作曲:財津和夫)
リンク
- zaitsukazuo.com:財津和夫オフィシャルサイト
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音楽ナタリー @natalie_mu
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