Negicco、ネギ産地回るツアーで「まつり湯」スタイルのなごやか原点回帰ライブ

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Negiccoのライブツアー「Negicco Tour2016『ネギの産地でこんにちネギネギ』」の最終公演が、11月12日に東京・東京芸術センター 天空劇場で開催された。

Negiccoとは?

新潟在住のNao☆、Megu、Kaedeによるアイドルユニット。新潟の名産品「やわ肌ネギ」のキャンペーンユニットとして2003年7月に結成され、キャンペーンソング「恋するねぎっ娘」でCDデビューを果たす。キャンペーン終了後も地元新潟を拠点に活動を続け、2010年にはローカルアイドルの音楽フェスティバル「U.M.U AWARD 2010 ~全国アイドルお取り寄せ展~」で優勝。2011年にはタワーレコードのアイドル専門レーベル「T-Palette Records」に所属し、同年11月にシングル「恋のEXPRESS TRAIN」を発表した。2013年7月に「Melody Palette」、2015年1月に「Rice&Snow」、2016年5月に「ティー・フォー・スリー」、2018年7月に「MY COLOR」とこれまでに3枚のオリジナルアルバムをリリースしており、小西康陽、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、西寺郷太(NONA REEVES)、堂島孝平、土岐麻子、さかいゆう、池田貴史(レキシ)、坂本真綾、KIRINJIほか多数の豪華アーティストからの提供曲も話題を集めている。2020年7月に結成17周年を迎え、8月にニューシングル「午前0時のシンパシー」をリリースした。個人での活動にも力を入れており、Kaedeは9月に最新ミニアルバム「秋の惑星、ハートはナイトブルー。」を、Nao☆は10月に1stソロミニアルバム「gift songs」を発表。Meguは3月にオリジナルブランド「Life to meet you!」を設立した。

「Negicco Tour2016『ネギの産地でこんにちネギネギ』」最終公演の様子。

「Negicco Tour2016『ネギの産地でこんにちネギネギ』」最終公演の様子。

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千寿葱をパネルで紹介するKaede。

千寿葱をパネルで紹介するKaede。[拡大]

このツアーは、新潟の「やわ肌ねぎ」をPRするために結成されたNegiccoが、ネギの名産地として知られる土地を回るというもの。Negiccoは同時に地元新潟のホール会場を回るツアー「Negicco Tour2016『ホームでホール』」も並行して行っており、天空劇場でのライブは計9公演の千秋楽となった。なお天空劇場のある北千住はネギの産地ではないが、長ネギのみを扱う日本で唯一の市場・草加山柏青果物市場が存在し、ここで選りすぐられたネギは伝統のある江戸前の高級食材「千寿葱」として取り扱われている。

Negicco

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初期のナンバー「ねぎねぎRock~ 私もお家に連れてって~」でライブをスタートさせたNegiccoは、永田こーせー(Sax、Flute)、真砂陽地(Tp)、前田大輔(Tb / オルケスタ・デ・ラ・ルス)の3人からなる「ネギホーンズ」と共に、にぎやかにステージを展開。舞台上には平仮名で「ねぎっこ」と書かれた落語の「めくり」のようなプログラム表が置かれ牧歌的なムードを醸していたが、「土曜の夜は」や「マジックみたいなミュージック」といった楽曲ではギャップのある大人びたパフォーマンスで観客を魅了していく。しかし中盤にはリーダーNao☆の活弁にMeguとKaedeが即興で芝居を合わせる「なおなお☆劇団」によるツアー恒例のグッズ紹介コーナーが挟まれ、場内は再びのどかな雰囲気に。

客席を駆け回るNao☆。

客席を駆け回るNao☆。[拡大]

「圧倒的なスタイル」恒例のラインダンス。

「圧倒的なスタイル」恒例のラインダンス。[拡大]

3人はそのまま観客に着席を促し、「矛盾、はじめました。」とバラードナンバー「おやすみ」「私へ」をじっくりと聴かせたかと思うと、今度はツアー恒例のコーナー「ねぎの産地でこんにちねぎねぎくいずこーなー」へ。これはツアー会場にまつわるネギを紹介し、そのネギにまつわるクイズを出題するというもの。Meguが「高級料理店でも使用されるブランドネギ・千寿葱は、そのほとんどがある都道府県で作られています。それはどこでしょう?」とクイズを出題すると、Nao☆とKaedeは客席へと飛び出し、観客と触れ合いながら1人を選んで回答を要求。なお正解は「深谷ねぎ」の産地としても知られる埼玉県だった。Negiccoは観客と共に「ねぎの知識を植え付けよう!」とポーズ付きの決めゼリフでコーナーを締めくくり、「トリプル!WONDERLAND」で景気よくライブを再開。終盤の「圧倒的なスタイル」では3人が客席を駆け回り、恒例のラインダンスで場内は一体となった。

新曲「愛、かましたいの」を披露するNegicco。

新曲「愛、かましたいの」を披露するNegicco。[拡大]

Negicco

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アンコールでは2003年のデビュー曲「恋するねぎっ娘」を歌いながら、法被姿のNegiccoがまたも客席を巡回。“原点回帰”をテーマにした今回の2つのツアーには、「まつり湯みたいなライブにしよう」という裏テーマがあったという。Negiccoはかつて東京・浅草にある温泉施設、浅草ROXまつり湯の宴会場でたびたびイベントを行っており、Negiccoの親しみやすさと宴会場ならではののんびりしたムードは多くのファンに愛されていた。今回のステージ演出は、そのまつり湯でのイベントの空気感を再現するべく組まれたもの。リーダーNao☆は「これ、ファンの人が安全じゃなきゃできないことなんです」とマナーのいい観客に感謝の言葉を述べ、「みんなの笑顔も近くで見れたし、いい回帰になったと思います」と締めくくった。またアンコールでは、12月20日にニューシングル「愛、かましたいの」のリリースが決定したことが報告され、3人はさっそくこの新曲を初披露。「愛、かましたいの」は堂島孝平が作詞、作曲、サウンドプロデュースを手がけた楽曲で、銅鑼が鳴り響く中華風のイントロからポップに展開する軽快なロックンロールナンバーだ。シングル発売の前後には各地でリリースイベントも予定しているとのことなので、ファンは楽しみにしておこう。

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Negicco Tour2016「ネギの産地でこんにちネギネギ」最終公演
2016年11月12日 東京芸術センター 天空劇場 セットリスト

01. ねぎねぎRock~ 私もお家に連れてって~
02. アイドルばかり聴かないで
03. 虹
04. 1000%の片想い
05. 土曜の夜は
06. マジックみたいなミュージック
07. スウィート・ソウル・ネギィー
08. Good Night ねぎスープ
09. 矛盾、はじめました。
10. おやすみ
11. 私へ
12. トリプル!WONDERLAND
13. RELISH
14. 自由に
15. 圧倒的なスタイル
16. ときめきのヘッドライナー
17. さよならMusic
<アンコール>
18. 恋するねぎっ娘
19. 愛、かましたいの
20. 恋のシャナナナ
21. ねぇバーディア

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