最新アルバム「WINDOW」を携えて昨年11月から全国を回ってきた彼ら。ツアー中最大規模の会場となった豊洲PIT公演には多くのファンが集まり、約2時間にわたって4人が作り出す心地よいサウンドを堪能した。
ライブは普段の単独公演と同じように2部構成で進行。1st SETは「WINDOW」に収録されている、宮原“TOYIN”良太(Dr)と芹澤“REMI”優真(Key)がマリンバを連弾する「Marimba Session」から幕を開けた。宮原と芹澤が曲の途中で立ち位置を入れ替えながら演奏すると、アクロバティックなパフォーマンスに「おおっ!」と大きな歓声が沸く。4人はその後も息の合ったプレイで、「WINDOW」の収録曲やライブでおなじみの「Wait for The Sun」をパフォーマンス。イントロが鳴った瞬間にフロアが揺れた「Wait for The Sun」では、柳下“DAYO”武史(G)の奏でるメロディアスなギターを中心にセッションが繰り広げられた。
2nd SETは芹澤がチェレスタを弾く「Celesta Session」でスタート。ドリーミーかつチャーミングなサウンドが会場いっぱいに広がり、その音色に合わせて柳下、宮原、又吉“SEGUN”優也(B)も穏やかに音を重ねていく。しかし、柳下の弾く躍動感たっぷりのギターサウンドが光る「SPE TRAIN」からはダイナミックなナンバーが続く流れに。又吉が弾く跳ねるようなベースや、宮原と芹澤の伸びやかな歌声が響いた「Good Luck」、フロアに高揚感をもたらしたライブの定番曲「AIMS」など新旧の楽曲が披露された。なお本編唯一のMCでは宮原と芹澤が、「ジュリアナ東京」「ぶっとび」といったバブル期の流行語をひたすら連発。ライブとは関係のない脱線トークを繰り広げたのち、宮原が「これからも楽しいことを続けていくんで、応援よろしくお願いします」と挨拶し観客の笑いを誘っていた。
なお豊洲PIT公演を終えたスペアザは、2月13日に沖縄・桜坂セントラルにてツアーファイナルを行う。また今年6月にメジャーデビュー10周年を迎える彼らは、アニバーサリーイヤーを盛り上げるべくさまざまなことを計画中とのこと。宮原は「いろいろ驚きがある」と煽っており、その内容に注目が集まる。
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志池 一利 @cazoo_ck
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