高橋徹也、“存在することのない景色の断片”収めた9thアルバム

高橋徹也の通算9枚目となるオリジナルアルバム「The Endless Summer」が、本日10月21日にリリースされた。

レコーディングには彼のライブでもサポートを務める鹿島達也（B）、脇山広介（Dr）、sugarbeans（Key）に加えて宮下広輔（Pedal Steel / PHONO TONES）も参加。ペダルスティールの伸びやかな音色が、これまでの作品とは一味違った彩りを加えている。ジャケットデザインは高橋のほぼすべての作品を手がける木村豊（Central67）によるもの。ジャケットをはじめとする印象的な写真はカメラマン浅川英郎が撮影した。

高橋は当初、シングル「The Orchestra」をリリースすべく制作を進めていたが、共同プロデュースを担う鹿島から1stアルバム「Popular Music Album」収録曲「バタフライ・ナイト」を現メンバーで再レコーディングする提案を受けたことをきっかけに、アルバムとしての制作にシフトチェンジしたという。書き下ろしの曲からデビュー当時の楽曲までを収めた本作について、高橋は自身のブログで「互いの刻む時間軸を超えて、引き寄せられるようにして集まった、存在することのない景色の断片」と表現している。

高橋はアルバムリリースに前後して、ライブツアー「The Endless Summer 2015」で各地を回っている。ツアー後半、11月28日の神奈川・moln公演には五十嵐祐輔（fishing with john）がゲストで登場。ツアーファイナルとなる12月4日の東京・下北沢 CLUB Que公演にはレコーディングメンバーが全員集結する。