この日のバンドメンバーである伊澤一葉(Key / ex.
MCに入ると土岐は「これまでの私の総集編のような、オールタイムベスト的なライブです」と公演のコンセプトを説明。また「『眠れる森のただの女』をライブで歌うのは2回目で。実は難しくて避けていたんです」といった奔放なトークを挟み、会場を和やかな雰囲気に変えていく。その後は「女子へのアンセム」とのひと言から「サーファー・ガール」、「唯一自分で作曲した曲」との紹介から「Under Surveillance」を披露。計6曲を演奏したところでライブの第1部が終了した。
黒い衣装に着替えて登場した土岐は「heartbeat」からライブの第2部をスタートさせる。1曲歌い終えると「少し早いですが」と断りを入れつつバンドのメンバー紹介へ。彼女はソロ活動の10年を振り返りながら、メンバー1人ひとりとのエピソードを観客に語りかける。かつてCymbalsで活動をともにした矢野の紹介では「バンドのときはピリッとした空気になることもあった」と明かしつつも、「今は喫茶店で6時間くらい話し込んでしまう」と話し、観客の笑いを誘う。またライブの後半にはスペシャルゲストとして彼女の実父でありサックスプレイヤーの土岐英史がステージに登場。英史を加えた編成でRed Hot Chili Peppers「Californication」と、キャロル・キング「I Feel The Earth Move」の2曲を演奏した。
ライブの終盤には、土岐が「歌一生 / 土岐麻子」と書かれたたすきを肩にかけ、スペシャルメドレー「10th ODYSSEY Special Medley」をプレイ。「Gift ~あなたはマドンナ~」からスタートしたこのメドレーでは、「ロマンチック」「トーキョー・ドライブ」など新旧織り交ぜた楽曲がノンストップで披露された。本編の最後には奥田が作曲したものに、彼女の大学生時代に書いた詞を当てたという「ブルー・バード」をプレイ。土岐の活動10周年を振り返る濃密な時間を過ごしたオーディエンスは、盛大な拍手で彼女のパフォーマンスを称えた。本編終了後、鳴りやまない拍手とアンコールに応えて登場した土岐は、鹿島、伊澤、英史の3人とともにクリスマスソング「Christmas in the City」をオーディエンスにプレゼント。最後に彼女は「よいクリスマスを。よいお年を。そしてこれからもよい10年を」と観客たちに語りかけ、この日のステージは幕を閉じた。
土岐麻子「TOKI ASAKO 10th ODYSSEY ソロデビュー10周年 感謝祭!! どこにも省略なんてなかった3952days」
2014年12月20日 恵比寿ザ・ガーデンホール セットリスト
<第1部>
01. 眠れる森のただの女
02. smilin'
03. サーファー・ガール
04. ホロスコープ
05. Under Surveillance
06. September
<第2部>
07. heartbeat
08. 読唇術
09. WALK ON
10. Californication
11. I Feel The Earth Move
12. 10th ODYSSEY Special Medley(Gift ~あなたはマドンナ~~ロマンチック~SUPERSTAR~Flamingo~トーキョー・ドライブ~乱反射ガール~How beautiful~Waltz For Debby~ファンタジア)
13. Gift ~あなたはマドンナ~
14. Rendez-vous in '58
15. ブルー・バード
<アンコール>
16. Christmas in the City
リンク
- TOKI ASAKO OFFICIAL WEBSITE
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ビワコ・フォージャー @5103s
土岐麻子、実父も登場のソロ10周年公演で「歌一生」掲げる - 音楽ナタリー これ、映像パッケージ化するよね? ブルー・バードで泣きたいw http://t.co/z6SysfpnQ3