歴代「タワレコメン」登場!タワレコ35周年祭3日目に大森靖子、おとぎ話ら

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11月19日に東京・LIQUIDROOMにてライブイベント「TOWER RECORDS 35th Anniversary Live! EBISU 6DAYS」の3日目にあたる公演が開催された。

大森靖子(撮影:埼玉泰史)

大森靖子(撮影:埼玉泰史)

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タワーレコードの日本オープン35周年を記念して行われている「TOWER RECORDS 35th Anniversary Live! EBISU 6DAYS」。3日目はタワーレコードのスタッフが若手アーティストをピックアップする「スペシャルタワレコメン」をテーマに大森靖子おとぎ話黒木渚、コンテンポラリーな生活の4組が出演した。

コンテンポラリーな生活(撮影:埼玉泰史)

コンテンポラリーな生活(撮影:埼玉泰史)[拡大]

最初に登場したのはコンテンポラリーな生活。メンバーはゆっくりとステージに現れ、楽器の準備を整えると「死なない声を探す」から演奏を開始した。朝日廉(Vo, G)と藤田彩(B)の息ぴったりなコーラスがオーディエンスを盛り上げていく。続いてバンドは「嫌々々々」でめまぐるしく転調する曲展開を見せ、メンバーの動きも徐々に激しさを増していった。「憎しみのブギ」終了後のMCでは、朝日は11月5日にリリースされた最新アルバム「ヘドが出る前に」についての話題に挙げ、酒井俊介(Dr)にこの作品の出来についてのコメントを求める。酒井はラーメンに例えて解説をしようとするが、朝日がかき鳴らすギターの音に遮られてしまい、そのまま最後の曲「ヘドが出る前に」へ。朝日は「何もかもぶっ飛ばしてやりましょう!」と熱い発言で観客を煽るだけでなく、曲の終盤ではギターを下ろして客席を走り回り、会場を十分に温めてパフォーマンスを終えた。

おとぎ話(撮影:埼玉泰史)

おとぎ話(撮影:埼玉泰史)[拡大]

続いてのおとぎ話はタワーレコードのイメージカラーに合わせ、メンバー全員が黄色いスーツに身を包んでステージに上がった。1曲目の「少年」で和やかな雰囲気を生み出し、メンバー紹介を挟んで「ネオンBOYS」を披露。「Boys don't cry」演奏前のMCでは、有馬和樹(Vo, G)が「お客さんの腰と股間と脳みそを揺るがすギターをかまします」と牛尾健太(G, Cho)を紹介。「最高だと思ったら拍手してください」とオーディエンスに要求し、牛尾のギターソロが始まる。そして有馬が「お客さんにアピール!」「どうですかお客さん!」とバンドメンバーや観客のテンションアップを煽ぎ、「Boys don't cry」へとつなげた。その後1stアルバム「SALE!」に収録の「KIDS」や、先日ビデオクリップが公開された「COSMOS」など新旧織り交ぜたセットリストで進行し、おとぎ話のメンバーはさわやかな表情でステージを後にした。

黒木渚(撮影:埼玉泰史)

黒木渚(撮影:埼玉泰史)[拡大]

ファンの熱い歓声を受け登場した黒木渚は、まず「革命」からライブをスタート。黒木の伸びやかな歌声が観客を魅了していく。今回のライブではサプライズとして、黒木は2015年1月21日に新作シングル「虎視眈々と淡々と」をリリースすることを発表。そのシングルの表題曲「虎視眈々と淡々と」を披露しようとするが、サポートメンバーである井手上誠(G)のギタートラブルにより演奏ができない状態に。その間黒木は「虎視眈々と淡々と」について解説し、「普段生活してて色んなことに対してあべこべだなとか、でたらめじゃないかと思うことが多くて。そんな中で『まっすぐ生きて何が悪いんだよ!』という思いで生まれたのがこの曲で」とコンセプトを明らかにした。無事準備が整うと、黒木はバックバンドとともに「虎視眈々と淡々と」「骨」を続けて演奏。2015年1月に開催される彼女の対バンツアー「六人一首」の東京公演の会場がLIQUIDROOMであることにあわせ、最後に黒木は「またこの場所で会いましょう!」と宣言し、にこやかに去っていった。

大森靖子(撮影:埼玉泰史)

大森靖子(撮影:埼玉泰史)[拡大]

この日のトリを務めたのは大森靖子。まず大森はスマートフォンを手に詩の音読を始める。詩を読み終えるとゆっくりとギターを肩に掛け、激しいカッティングとともに「あまい」を歌い始めた。演奏中彼女はオーディエンス1人ひとりの顔を、じっくりと確認するように見渡す。そのまま曲は絶え間なく、メドレーのように「エンドレスダンス」「絶対彼女」とつながっていった。ときおり大森は弦を弾く力を緩めたり、マイクから離れて歌ったりと、音の強弱を繊細に調節していく。「新宿」の演奏を終えると、大森は落ち着いた様子でギターを床に置き、深々と礼をして退場した。

アンコールでは「絶対絶望絶好調」のオケが流れると、大森はダッシュでステージに戻ってくる。そのままマイクを手にして激しく動き回り、ステージ前方で観客を煽った。途中大森は最前列にいたファンのメガネを取って装着したり、スカートをたくし上げてセクシーなポーズを決めたりするシーンもあり、それにあわせて観客の歓声もどんどん大きくなっていく。次にギターを用意し「デートはやめよう」を演奏し始めると、シールドを抜き再びステージ前方へ。ギターの生音とファンの合唱が会場に響き渡る中、「エロいことをしよう」という歌詞の部分では特に大声で歌われ、大森も「もっともっともっともっと!」とさらにまくし立てる。オーディエンスの盛り上がりはピークを見せ、最後はアカペラで「呪いは水色」を歌い、3日目の公演を締めくくった。

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「TOWER RECORDS 35th Anniversary Live! EBISU 6DAYS DAY.3~スペシャルタワレコメン~」2014年11月19日 東京都 LIQUIDROOM セットリスト

コンテンポラリーな生活

01. 死なない声を探す
02. 嫌々々々
03. ハッピーライン
04. 東京殺法
05. 憎しみのブギ
06. ヘドが出る前に

おとぎ話

01. 少年
02. ネオンBOYS
03. Boys don't cry
04. KIDS
05. 光の涙
06. COSMOS

黒木渚

01. 革命
02. フラフープ
03. あたしの心臓あげる
04. 虎視眈々と淡々と
05. 骨

大森靖子

01. あまい
02. エンドレスダンス
03. 絶対彼女
04. あたし天使の堪忍袋
05. 夏果て
06. hayatochiri
07. Over The Party
08. 君と映画
09. 新宿
<アンコール>
10. 絶対絶望絶好調
11. デートはやめよう
12. 呪いは水色

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OZMA @441miwaOZMAYO

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