文化系ROOKIES映画「色即ぜねれいしょん」初日舞台挨拶

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いよいよ本日8月15日に公開初日を迎えた、みうらじゅんの自伝的青春小説を実写化した映画「色即ぜねれいしょん」。東京・シネセゾン渋谷では出演者らが出演する舞台挨拶が行われた。

前列左からみうらじゅん、田口トモロヲ、渡辺大知、峯田和伸、後列左からリリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍。

前列左からみうらじゅん、田口トモロヲ、渡辺大知、峯田和伸、後列左からリリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍。

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舞台挨拶には5年ぶりの監督作を完成させた田口トモロヲや、2000人以上のオーディションから主役に選ばれ映画デビューを果たした渡辺大知(黒猫チェルシー)をはじめ、原作者のみうらじゅん、峯田和伸(銀杏BOYZ)、リリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍が登壇。劇場は作品と同様にあたたかい雰囲気に包まれ、笑いの絶えない舞台挨拶となった。

スケジュールの都合で舞台挨拶に参加できなかったヒッピー家庭教師役・岸田繁(くるり)と、主人公の母親役・堀ちえみからは劇場に祝電が届けられた。

登壇者コメント

田口トモロヲ

これだけ沢山の方が映画を観て下さって本当に嬉しいです。映画はお客さんに
観ていただいて完成するので、今日、本当の意味で映画が完成しました。

前作の「アイデン&ティティ」もこのシネセゾン渋谷で初日舞台挨拶をしたので、
また戻ってこられて嬉しいです。人生で2度もみうら作品を映画化するとは
思ってもいなかったです。

おかげさまで前作の評判が良かったので、それを超えられるかどうか
プレッシャーがあったのですが、原作の空気やノリ、そしてリズムを活かすことと、
原作を知らない人が映画を観ても楽しんでもらえるよう注意して作りました。

文化系の「クローズZERO」「ROOKIES」、あるいは「余命70年の童貞」とでも
言える作品ですが(笑)、今までありそうでなかった作品だと思いますので、
もし映画を気に入ってもらえたら、ねずみ講やマルチ商法のように(笑)、
ご家族、ご親戚、そしてお友達に映画を紹介してもらえたらと思います。
今日はありがとうございました。

みうらじゅん

あまりないジャンルの作品で、原作を書いていた時にオカンからも
「セックスシーンがなくてパンチが足りない」と言われたのですが、
映画は本当に素晴らしくて、またしても原作を超えてくれたと思います。
ありがとうございました。

渡辺大知(黒猫チェルシー)

ちょうど1年前の夏に撮影していたのですが、今日は「また夏が来たな」という
感じです。こんなに沢山の方に観てもらえて、まだ信じられません。演技自体が
初めてだったので、練習したいけど、練習の仕方すら分からなくて悩みました。

辛くなったこともあったのですが、スタッフや共演者の皆さんに助けてもらいました。
スクリーンの裏側を初めて見て、「映画ってすげぇな!」と、思いましたし
「沢山のスタッフや役者さんがみんなでいい映画を作ろうと協力し合っているからこそ、
いい映画ができるんだな」と思いました。

峯田和伸(銀杏BOYZ)

原作を読んだ時に、「また田口さんが映画化してくれたらいいなぁ」と、
思っていたのですが、それが実現して、しかも出演までさせてもらえたので、
本当に幸せだと思ってます。

リリー・フランキー

世間が騒がしい中、こういうさわやかな映画を観に来ていただいて、
ありがとうございます。大先輩のみうらさんの父親役をやらせてもらって、
ついにみうらさんを「じゅん」と呼ぶ日が来ました(笑)。

役作りに関しては渡辺先生から「どうよ、俺の父親役いけるの?」と、
演技指導していただきました(笑)。

臼田あさ美

この映画は約1年前に撮影したのですが、
撮影中は葛藤や、「お客さんはどう見るのだろうか?」という不安がありました。
でも、こんなに沢山の方に観ていただけて、
今はそう思っていた自分の背中を蹴ってやりたいくらいです。

ユースホステルでキャンプファイアーをするシーンの撮影の際、
休憩時間にベランダで、劇中でも歌う「旅に出ないか」を
峯田さんがギターコードを教えてくれたり、ギターを弾いてくれて、
渡辺君が歌を歌ってくれたのですが、
まるでヒゲゴジラと純君とオリーブがそのままそこにいるようだったのが
印象に残っています。

石橋杏奈

今日よりも暑かった去年の夏に撮影しました。
京都弁を指導して下さった方がセリフを話しているところを
録画してくれたもので練習をしました。

(石橋が出演していたドラマ「ROOKIES」に対して文化系の「色即ぜねれいしょん」はどうだったかという司会の質問を受け)
「ROOKIES」も情熱的でしたが、「文化系の情熱も熱くていいな」と思いました(笑)。

森岡龍

素敵な大人の皆さんに囲まれての撮影だったので、とても楽しかったです。
共演した渡辺君と森田君とは本当に仲良くなれました。
撮影現場では森田君から「文化祭に出るので、ギターを教えて欲しい」と頼まれ、
渡辺君と僕で森田君にギターを教えたのが思いに残っています。
森田君は「とにかくモテたいので、セリフよりギター!」と言ってました(笑)。
この前、森田君から「今年も文化祭に出るので、またギターを教えてくれ」
とメールが来ました。1年間練習してなかったようです(笑)。

堀ちえみ(祝電より)

田口監督、公開初日おめでとうございます。
この素晴らしい作品を、ひとりでも多くの方に観ていただけるといいなと思っております。

岸田繁(くるり)(祝電より)

みうらさん、田口監督、公開おめでとうございます。
いよいよ多くの方に観てもらえるということで、嬉しく思うと同時に緊張します。
映画には初めて出演させてもらいましたが、ご迷惑をおかけしたと思います。
でも、とてもいい経験をさせていただきましたし、渡辺君をはじめ素敵な出会いがありました。

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