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ももクロ、爆笑あり涙あり「試練の七番勝負」で完全勝利

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ももいろクローバーZが東京キネマ倶楽部にて、1月30日~2月5日の7日間連続でトークバトルイベント「ももクロ試練の七番勝負 episode.2」を行った。

ももクロは昨年4月10日、早見あかりの脱退にともない「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」へと変化を遂げた。5人になった彼女たちは早見の脱退翌日から「ももクロ試練の七番勝負」をスタートさせ、自らに厳しい課題を与えることで大きな試練を乗り越えてきた。あれからおよそ9カ月。さらなる試練に何度も立ち向かい、一層絆を強くした5人はさらなるステップアップを目指すべく、再び東京キネマ倶楽部のステージに戻ってきた。

第1戦のゲストとして登場したのは、所属事務所の先輩でもあり、バラエティの現場で脚光を集めている憧れの対象、SHELLY。「ももクロ VS. お茶の間」と銘打ち、老若男女に支持される“お茶の間”アイドルになるために、「VTR中のリアクション」「大御所芸能人との接し方」などの実践的なテクニックを学んだ。SHELLYの的確なアドバイスには、MCで参加した古坂大魔王も思わず感服してしまうほど。

この「七番勝負」では毎回イベントの最後に、テーマへの理解度や頑張りを考慮して、ももクロは「合格」か「不合格」かをゲストが自ら判定する。大事な初戦は見事合格。SHELLYは「正直みんなそこそこバカなんだけど(笑)、その中で一生懸命さは伝わってくるし、もっと成長したいという気持ちはみんなの言葉にも表れているから、それは絶対テレビを観ている人にも伝わると思う」と愛あるコメントを寄せた。

キャリア38年のアナウンサー、吉田照美を迎えた第2戦「ももクロ VS. ラジオ」では、「即興ラジオレポート」などの難題に挑戦。MC山里亮太(南海キャンディーズ)のアシストもあり、無事この日も合格をもらった。そして第3戦「ももクロ VS. テレビ」の相手は、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」をはじめとする数々の名番組を作り上げてきたテリー伊藤。「箱の中身はなんでしょう?」「寝起きドッキリ」といったバラエティの王道コーナーがステージ上で実践され、5人のフレッシュなリアクションに会場は笑いの渦に包まれた。テレビを知りつくすテリーだけに厳しい判定が予想されたが、ももクロはこの日も合格をもらい3連勝。テリーは「ただし5人だけじゃ無理ですよ。ファンの皆さんがいないと。水と花の関係なんですよ。きれいな花は咲くかもわかんないけど、ファンの皆さんという水がなかったら枯れちゃうんだから。お願いしますよ!」と客席のファンにメッセージを送った。

折り返し地点となった第4戦のゲストは、UFOや超能力など超常現象のスペシャリスト、矢追純一。登場しただけで会場内を異様な空気に包んだ矢追だったが、不思議な物事に興味津々な高城れに、玉井詩織、百田夏菜子は開始のゴングを聴く前から異常なほどのハイテンション。最初は怖くて興味を持てない様子だった有安杏果と佐々木彩夏も、矢追持参の秘蔵映像や極秘情報に泣いたり笑ったりと大盛り上がり。「かなユニですね。かなりユニーク」といった矢追独特の言語センスと、なぜか癒されるふんわりしたオーラで、終始テーマとは裏腹ななごやかムードに包まれた。最後の判定は見事合格。

そして第5戦「ももクロ VS. ファンキー」には浜野謙太率いる在日ファンクが登場。また、この日はMCとしてバカリズムも駆けつけた。「ファンキー」「ファンク」とは何かを全く知らないももクロは基礎から学ぼうとするが、ハマケンのつたないトークですっかり暗礁に乗り上げてしまう。が、サンプラーを使った「押し語り」や在日ファンクの生演奏を目の当たりにすると自然と体が反応する。最後はバンドとの共演でももクロの楽曲「走れ!」を披露し、5人は合格点に値するファンクネスを見せつけた。

続く第6戦「ももクロ VS. コメディ」は、ももクロファンを公言するバナナマンがゲストとあって、ステージも客席も大盛り上がり。「高城れにが作ったコントをバナナマンに見てもらおう!」のコーナーでは、高城のオリジナルコント「うそ泣きおじさん」「金魚鉢おじさん」が披露され、最後は日村勇紀がラジオで発表した“ヒムペキ”ソング「H伝説 ~終わりなき顔面革命~」の生コラボが実現した。設楽統は「実は来る前から合格にするって決めてました」と5人に6連勝となる合格点をプレゼントし、締めくくりの1曲として「ピンキージョーンズ」をリクエストした。

そして第7戦、最後の刺客は戦場カメラマンの渡部陽一。テーマは七番勝負史上最も難解な「ももクロ VS. 国際情勢」だ。基礎問題クイズでは「アメリカ大統領官邸は、通称○○ハウス」という問題にリーダー百田が「シルバニアハウス」と答え爆笑を誘うシーンもあったが、渡部がアフガニスタンの戦場で観たアイドルのエピソードを話すと、5人は思わず涙ぐんでしまい、途中から駆けつけた山里亮太ももらい泣き。渡部は最後に「世界はアイドルを必要としています。そして世界はももクロを必要としています。2012年は世界を舞台に活躍してほしいと思います。世界中の街でももクロを見かけたら、僕が写真を撮ります」とゆっくり語りかけ、ゆっくりと合格の「○」ボタンを押した。

結果、7日間全ての戦いで勝利を収めたももクロ。第4戦「VS. UFO」では矢追の秘蔵映像がほんの一部しか紹介できなかったことを受け、MCの山里からは「続きはepisode.3で」と続編を望む発言が上がり、最終日には高城が「せっかくの『七番勝負』だからepisode.7までやりたい」と要求した。この戦いが今後どう発展していくのか、ファンは楽しみにしておこう。

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