3回目の「スカジャンボリー」となる今年、まずはオープニングアクトとして公募枠で選ばれた3組がライブを繰り広げる。その後、本編のトップバッターとして主催者のスカパラが登場すると、オーディエンスからは熱狂的な歓声が沸き起こった。
アニメ映画「ONE PIECE」の主題歌「Break into the Light」で幕が明けると、谷中敦(B.Sax)は「今年一番の最高の1日にしてくれよ! 全員両手を挙げろ! そのまま左右に手を下ろせ! 全員で肩を組め!」と叫び、会場を大いに盛り上げる。中盤では「Call From Rio」「WORLD SKA BEACH」といった夏にぴったりのナンバーを続々と披露。茂木欣一(Dr)は最新ミニアルバム「Sunny Side of the Street」の収録曲「Twinkle Star -頼りの星-」でさわやかなボーカルを響かせ、観客を魅了した。
スカパラのステージのラストを飾ったのは「Pride Of Lions」。オーディエンス全員が激しく踊り狂い、山中湖畔を大きく揺らして彼らのライブが締めくくられた。
その後はBlue Beat Players、.MICETEETH、Oi-SKALL MATES、FISHBONEのライブが行われ、こちらもスカパラに負けず劣らずの盛り上がりが続く。本編終了後のセッションでは、スカパラのメンバーとFISHBONEのアンジェロ・ムーアがコラボレーションを果たした楽曲「All Good Ska is One」をライブ初披露。谷中は「FISHBONEとの出会いは22年前。スカパラがまだ全然知られていなかった頃、FISHBONEが東京に来たときにスカパラが前座をやらせてもらって、前座のバンドの演奏なのにFISHBONEがものすごい踊ってくれて……。自分たちのライブの前なのに前座のバンドを観て踊ってくれるって、なんてすごい人たちなんだ! スカって恐ろしい!! って思ったんだけど(笑)、そんなスカの繋がりで今回アンジェロをスカパラのボーカリストに迎えて、初めて一緒にここで演ります」とアンジェロを紹介し、会場から大きな拍手を浴びていた。
さらにイベントに出演した全アーティストを迎えて「Bridgeview」「PARADISE BLUE」をセッション。世界を代表するスカバンドから高校生バンドまで、幅広い層がそれぞれソロを披露するたびに、オーディエンスからは温かい拍手と歓声が起こった。最後は「スキャラバン」を演奏。谷中は「世界一のフェスだったと思います。本当にありがとう!」と会場に向けて感謝の言葉を述べ、全員が笑顔でステージを去っていった。
リンク
- TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA
- TOKYO SKA JAMBOREE
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こまつ @muff2mimi
トーキョースカジャンボリーでアンジェロとスカパラが生コラボしたのは2011年8月だったのね。え、11年前……!
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