新たな伝説誕生!鹿鳴館30周年を祝うJCBホール2DAYS

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東京の老舗ライブハウス目黒鹿鳴館のオープン30周年を記念したライブイベント「鹿鳴館伝説~LEGEND OF ROCK MAY KAN~」が、3月19日・20日に東京・JCBホールにて開催された。

3月20日の公演では、セッション前に出演者全員と門間安彦代表による記念撮影も実施。

3月20日の公演では、セッション前に出演者全員と門間安彦代表による記念撮影も実施。

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ガラ(メリー)

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逹瑯(ムック)

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DEAD END

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D'ERLANGER

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1980年代から現在に至るまで、ジャパニーズメタルやヴィジュアル系の人気バンドを数多く輩出してきた目黒鹿鳴館を称えるべく、19日公演にはムック、メリー、Phantasmagoria、Versaillesの4組が出演。20日公演では44MAGNUMDEAD ENDD'ERLANGERという80年代から活躍する3組が競演する、鹿鳴館ならではの組み合わせが実現した。

■3月19日(金)

初日のトップバッターを飾ったのはメリー。ブラックスーツで正装したメンバーたちの演奏をバックに、両方の拳を突き上げながら登場したガラ(Vo)は、オープニングナンバーの「Friction XXXX」からライブをスタートさせた。バンドはその後、MCもほぼ皆無のまま楽曲を連発。ラストナンバー「バイオレットハレンチ」では、ガラがトレードマークである学習机の上で三点倒立をし、両足を打ち鳴らすパフォーマンスを披露。彼らなりの鹿鳴館への祝辞を含む、強烈なライブでトップバッターの役目を完遂した。

続くVersaillesは、荘厳なSEに導かれてステージに登場。シンフォニックかつメロディックな楽曲を次々に演奏し、短い時間ながらもその存在感をアピールした。

3番目に登場したのは、期間限定復活中のPhantasmagoria。華麗なイメージのVersaillesから一変し、過激さを重視した楽曲とステージングで、その唯一無二のスタイルを観客に提示した。

初日の最後に登場したのはムック。「アカ」「咆哮」と新旧のナンバーを立て続けに演奏し、風格あるたたずまいで圧倒的なライブを展開していった。また、この日は「オルゴォル」といった懐かしいナンバーも演奏。ライブハウス時代の彼らを知るファンにとってもうれしい選曲を経て、ひたすら盛り上がる「蘭鋳」と感動的な「フリージア」で初日のイベントを締めくくった。

■3月20日(土)

2日目、最初にステージに登場したのはDEAD END。昨年11月の全国ツアー以来のステージとなる今回は、山崎慶という若手ドラマーをサポートメンバーに迎えて展開された。この日は新作「METAMORPHOSIS」からの楽曲を中心に、鹿鳴館出演時にも演奏されてきたインディーズ盤「DEAD LINE」からの楽曲も2曲披露。イベント序盤から、集まった多くの観客を熱狂させた。

続いてステージに現れたのはD'ERLANGER。1週間前に全国ツアーを終えたばかりの彼らは、ツアーでの熱をそのまま維持した状態で強烈なパフォーマンスを展開していった。最新作からの楽曲はもちろんのこと、再始動後の楽曲が中心となったこの日のライブだったが、「SADISTIC EMOTION」といった過去の代表曲も惜しみなく演奏。初期の疾走感と現在のヘヴィさが見事に融合した、D'ERLANGERにしか出すことのできないサウンドで観る者を圧倒した。

2日目のトリを務めたのは44MAGNUM。昨年リリースされた7年ぶりのニューアルバム「44MAGNUM」からの楽曲を中心に、「I Give You My Love」といったレア曲も盛り込まれたセットリストで、オーディエンスを大いに盛り上げた。ライブの途中、PAUL(Vo)が観客に「DEAD ENDもD'ERLANGERも、もちろん44MAGNUMも、これから歴史を作っていく。俺たちは、まだまだ伝説にはならないから」「こんなにたくさん集まるんだから、みんな鹿鳴館にも足を運ぼう。俺たちの次にカッコいいバンドが見つかるかもしれないから」と話しかける一幕も。ステージに向けて観客があたたかい拍手を贈ると、バンドはクライマックスにふさわしいロックアンセム「Satisfaction」でライブを締めくくった。

しかし、この日のイベントはここで終わらなかった。ステージ上には要塞のようなドラムセットがふたつ用意され、その前にはいくつものマイクスタンドが設置。きっと多くのファンが、これから起こるサプライズを予感したはずだ。

観客のアンコールに応えるように、ステージにはPAUL、MORRIE(Vo)、KYO(Vo)の3人が登場。それぞれが挨拶を終えると、PAULが鹿鳴館の代表取締役社長、門間安彦をステージに招いた。「鹿鳴館がバンドを育てたんじゃない。彼らによって鹿鳴館が育てられた」という門間代表の感動的なスピーチを経て、いよいよこの日の全出演者がステージ上に勢揃い。44MAGNUMの代表曲「STREET ROCK'N ROLLER」を全員でセッションするという、新たな“鹿鳴館伝説”が目の前で展開された。この夢のセッションを経て、2日間にわたるイベントは大成功のうちに幕を閉じた。

鹿鳴館伝説~LEGEND OF ROCK MAY KAN~ Day1 SET LIST

メリー
1. Friction XXXX
2. Midnight Shangrilla
3. 演説
4. humanfarm
5. 不均衡キネマ
6. ジャパニーズモダニスト
7. バイオレットハレンチ

Versailles
1. 愛と哀しみのノクターン
2. 月下香
3. ASCENDEAD MASTER
4. The Revenant Choir

Phantasmagoria
1. Pixy false
2. Unknown zero distance
3. NEO ARK
4. 神歌

ムック
1. アカ
2. 咆哮
3. 終止符
4. ファズ
5. 楽園
6. オルゴォル
7. 蘭鋳
8. フリージア

鹿鳴館伝説~LEGEND OF ROCK MAY KAN~ Day2 SET LIST

DEAD END
1. 摩天楼ゲーム
2. Dress Burning
3. Frenzy
4. Princess
5. Guillotine
6. The Awakening
7. Devil Sleep
8. 冥合

D'ERLANGER
1. Masquerade
2. デラシネ
3. SADISTIC EMOTION
4. dummy blue
5. 柘榴
6. an aphrodisiac
 ~keyboad Improvisation~
7. LOVE/HATE

44MAGNUM
1. マガイモノ
2. Call My Name
3. I Give You My Love
4. Souls
5. Your Heart
6. Show Time
7. In the End
8. Satisfaction

SESSION
1. STREET ROCK'N ROLLER

※記事初出時、一部キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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読者の反応

ゆき @yukibom2

え、当時の私mixiにwセトリ を残してた。

11loss
Masquerade
デラシネ
dummy blue
SADISTIC EMOTION
柘榴
an aphrodisiac
LOVE/HATE

って書いてんだけど、ナタリー見るとダミブルとサディエモは逆らしい…🙄
DEAD ENDのセトリも最高やん…🔥

https://t.co/u0vKaNL5Ic

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