恵比寿★マスカッツVS仮面女子ついに決着、8100円を支払ったのは

12月16日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて恵比寿★マスカッツと仮面女子の対バンイベント「恵比寿★マスカッツ喧嘩上等ライブ ～VS仮面女子 8100円を払うのどっちだ!?このバカタレが！ in Zeppダイバーシティ東京～」が実施された。

イベントの開会宣言をするべく登場したのはスーツ姿の小川直也。彼は「3、2、1！」のかけ声と共にオーディエンスに「ハッスル！ハッスル！」のコールを要求し、会場内の熱気を高めていく。小川の開会宣言に合わせて恵比寿★マスカッツと仮面女子が登場すると、この日の取り決めとして東京都内のスタジオで発生した両グループの抗争の末に無駄になったスタジオ代8100円をライブで負けたほうが支払う旨が説明される。またライブの勝敗は、それぞれのパフォーマンス後に巻き起こる拍手や歓声の大きさを計測して決めることがアナウンスされた。

ライブの先攻を務めることになった恵比寿★マスカッツは「TOKYOセクシーナイト」「ビビる-Bodyで-Boo」「Sexy Beach Honeymoon」の3曲をパフォーマンス。「Sexy Beach Honeymoon」の歌唱中には客席にカラーボールを投げ込み、ファンのテンションを一気に引き上げた。ステージ後ろで彼女たちのライブを見守っていた仮面女子の面々は、時折「振り付け、バラバラだったぞ！」といったヤジを飛ばして対戦相手を挑発してみせる。その後、仮面女子は「大！逆！転！」「元気種☆」「大冒険☆」といったアップチューンを連投。目の前で彼女たちのパフォーマンスを目の当たりにした恵比寿★マスカッツのメンバーは、ヤジを飛ばそうとするも「ちょっとだけ、すごかった」と相手を称えるワンシーンもあった。

次に行われたソロ対決では、それぞれのメンバーが得意とする楽器の演奏で勝負が繰り広げられた。仮面女子の月野もあはベースを持ち込み、恵比寿★マスカッツの「Sexy Beach Honeymoon」をプレイ。それに対し神咲詩織は仮面女子の「元気種☆」をピアノで演奏した。「元気種☆」のピアノアレンジを聴いた仮面女子の森カノンは、感動して思わず涙を流しながら「曲がいいからだよ！」と強がって見せた。

その後、恵比寿★マスカッツはリーダーの明日花キララが指揮を、神咲がピアノの伴奏を担当し、Kiroro「未来へ」の合唱を披露。メンバー内でパート分けがされており、かけ合いなどを取り入れた本格的な合唱でオーディエンスの度肝を抜いた。「いつものライブにこそ、自分たちは自信を持ってパフォーマンスできる」と話す仮面女子は、「全開☆ヒーロー」「超・アドベンチャー」「夏だね☆」の3曲を元気いっぱいに披露。フォーメーションを変えながら歌って踊る彼女たちの熱演に、会場のオーディエンスは盛大な声援を送った。負けじと恵比寿★マスカッツは、靴を脱ぎ捨ててライブ初披露となる新曲「バッキャロー」を熱唱し、フロアを揺らした。

計測の結果、恵比寿★マスカッツが450dBの声援を得たのに対し、仮面女子は449dBと僅差で恵比寿★マスカッツが勝利。仮面女子のリーダー・桜のどかは「中途半端にやってるだろうと思ってたけど、ライブを通じて皆さんが恵比寿★マスカッツを本気でやってることが伝わってきた。勝負をしているうちにむしろ好きになりました」と対戦相手を称える。それを聞いた明日花は「圧倒的なパフォーマンスを見せつけられて、すごくカッコよかった」と素直に賛辞を送った。勝負に敗れた桜が自身の財布から8100円を支払おうとしたところで、MCを務めていたお笑い芸人のオラキオが「ここは男気を見せて、小川さんが支払うというのはどうでしょう？」と提案。ライブを見守っていた小川はこれを快諾し、明日花と桜が笑顔で握手をしたところで勝負の幕を下ろした。

アンコールでは恵比寿★マスカッツのメンバーが“隠し芸”を披露。スーブー（小野美公）が熱々の小籠包を食べながらダンスをする“ダンシング小籠包”に挑戦したほか、三田羽衣が南京玉すだれをパフォーマンスするなどバラエティ豊かな催し物でオーディエンスを楽しませた。最後は出演者全員で「なごり雪」を歌い、恵比寿★マスカッツと仮面女子の対バンライブは大団円を迎えた。