EGO-WRAPPIN'、シャンデリア輝くホールでカバーの数々お披露目

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EGO-WRAPPIN'が4月16日にワンマンライブ「J-WAVE "ACOUSTIC COUNTY" SPECIAL LIVE EGO-WRAPPIN' "ROUTE 20 HIT THE ROAD"」を東京・中野サンプラザホールで実施した。

4月16日に東京・中野サンプラザホールで開催されたEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX「J-WAVE “ACOUSTIC COUNTY” SPECIAL LIVE EGO-WRAPPIN' “ROUTE 20 HIT THE ROAD”」 の様子。 (撮影:仁礼博)

4月16日に東京・中野サンプラザホールで開催されたEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX「J-WAVE “ACOUSTIC COUNTY” SPECIAL LIVE EGO-WRAPPIN' “ROUTE 20 HIT THE ROAD”」 の様子。 (撮影:仁礼博)

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中納良恵(Vo) (撮影:仁礼博)

中納良恵(Vo) (撮影:仁礼博)[拡大]

結成20周年を記念した3枚組のオールタイムベスト&カバーアルバム「ROUTE 20 HIT THE ROAD」を4月20日にリリースするEGO-WRAPPIN'。当日は、本作の“星盤”に収録されるカバー曲をいち早く披露するということもあり、多くのファンが会場に足を運んだ。

中納良恵(Vo)と森雅樹(G)と、末房央(Dr)、真船勝博(B)、ハタヤテツヤ(Piano, Key, Accordion)、武嶋聡(Sax, Flute, Clarinet)、川崎太一朗(Trumpet)からなるEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXXに、滝本尚史(Trombone / ザ・ショッキング、角田健一ビッグバンド)、後関好宏(Sax / 在日ファンク)という2名のサポートプレイヤーを加えた9人編成で届けられたこの日のステージ。場内が暗転すると、中納とアコースティックギターを手にした森がステージに登場し、2人で初めて作った楽曲「That's what I need」を演奏して静かにライブをスタートさせた。この演奏の途中にはステージの幕が上がり、そこからバンドも演奏に参加。幕が上がり切りステージ上方に飾られた巨大なシャンデリアが姿を現すと、オーディエンスから驚きの声が上がる。「天国と白いピエロ」に続けてバンドは、星盤に収録されるカバー曲の数々をプレイ。ファンキーなリズムが印象的なIan Dury and The Blockheadsの「Inbetweenies」、ダイナミックで力強いロックサウンドを展開したデヴィッド・ボウイの「Ziggy Stardust」のカバーなどを届けて会場を盛り上げていった。

森雅樹(G)  (撮影:仁礼博)

森雅樹(G) (撮影:仁礼博)[拡大]

MCで中納と森は「(今演奏したのは)イアン・デューリーです」「知ってる人も知らん人も覚えて帰って」などカバー曲の選曲について語ったのち、結成20周年を迎えた今の心境を語る。中納が、先日ラジオ番組で対談した清水ミチコが今年でデビュー30周年を迎えることなどを引き合いに出し、「20年なんて、まだまだ大したことないと思うんですけど、周りの皆さんが盛り上げてくれるんで、今年はやらかしていこうと思っています」と宣言すると、場内からは盛大な歓声と拍手が巻き起こった。

手前が中納良恵(Vo) 、奥が森雅樹(G)。  (撮影:仁礼博)

手前が中納良恵(Vo) 、奥が森雅樹(G)。 (撮影:仁礼博)[拡大]

中納が情感豊かな歌声を聴かせた久保田早紀の「異邦人」や平岡精二とブルーシャンデリアの「謎の女B」といった楽曲のカバーを経て、ライブは中盤に突入していく。イントロが流れた瞬間オーディエンスが笑顔を見せた「a love song」が会場をひとつにしたあとは、中納と森以外のメンバーが一旦降壇。2人はユルいMCを挟みながら「アマイ カゲ」、新曲「admire」、「サニーサイドメロディー」という3曲を森のアコギ伴奏のみで届けていった。

4月16日に東京・中野サンプラザホールで開催されたEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX「J-WAVE “ACOUSTIC COUNTY” SPECIAL LIVE EGO-WRAPPIN' “ROUTE 20 HIT THE ROAD”」 の様子。 (撮影:仁礼博)

4月16日に東京・中野サンプラザホールで開催されたEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX「J-WAVE “ACOUSTIC COUNTY” SPECIAL LIVE EGO-WRAPPIN' “ROUTE 20 HIT THE ROAD”」 の様子。 (撮影:仁礼博)[拡大]

「サニーサイドメロディー」の大合唱が会場に広まったところで、バンドメンバーが再び定位置に。武嶋によるソプラノサックスソロに観客が手拍子を合わせた「かつて..。」や、ヒット曲「色彩のブルース」でジャジーな雰囲気を作り出すと、ライブは終盤へ。その後バンドはのびのびとしたホーンサウンドが場内を満たしたスカチューン「love scene」を皮切りに、カーティス・メイフィールドのクラシック「Move On Up」のカバーや「サイコアナルシス」などキラーチューンを間髪入れずに次々と投下。オーディエンスのテンションを激しく高めていった。本編最後の「くちばしにチェリー」では、中納が「ありがとう!」と言いながらステージから客席に降り1階席をひと回り。観客1人ひとりとハイタッチを交わしながらアップビートに歌い上げ、最高潮の盛り上がりを作っていった。さらにアンコールでは、リリカルなボーカルメロディを力強く届けた「BYRD」をはじめ、「Nervous Breakdown」「雨のdubism」といったライブ定番曲を披露。熱演の余韻が冷めやらぬ会場に、中納の「ありがとうございました!」という声が響き、名曲のカバーとバンドの代表曲で彩られた中野サンプラザホール公演は終了した。現在バンドのYouTube公式チャンネルでは、本公演より「くちばしにチェリー」のライブ映像を期間限定で公開中。さらにJ-WAVE「ACOUSTIC COUNTY」では、4月25日(月)の放送回よりこのライブの音源が順次放送されていく。

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EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX「J-WAVE "ACOUSTIC COUNTY" SPECIAL LIVE EGO-WRAPPIN' "ROUTE 20 HIT THE ROAD"」
2016年4月16日 中野サンプラザホール セットリスト

01. That's what I need
02. 天国と白いピエロ
03. Inbetweenies
04. Ziggy Stardust
05. 異邦人
06. What's Wrong With Groovin'
07. 謎の女B
08. BRAND NEW DAY
09. a love song
10. アマイ カゲ
11. admire
12. サニーサイドメロディー
13. かつて..。
14. 色彩のブルース
15. love scene
16. Move On Up
17. サイコアナルシス
18. くちばしにチェリー
<アンコール>
19. BYRD
20. Nervous Breakdown
21. 雨のdubism

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