絢香が音楽のときめき拾い集めた「Wonder!」ツアー完走、感謝を胸に20周年へ

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絢香の全国ツアー「絢香 Wonder! Tour 2025」が昨日12月7日に滋賀・ひこね市文化プラザでファイナルを迎えた。

絢香(撮影:岸田哲平)

絢香(撮影:岸田哲平) [高画質で見る]

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絢香が9月にリリースした最新アルバム「Wonder!」を携え、約2年ぶりに全国を巡ったこのツアー。本稿では25会場のうち、11月15日の東京・東京国際フォーラム ホールA公演の模様をレポートする。

ときめきの瞬間をたくさん拾い集めて

河野圭(Key)、高木大丈夫(G)、越智俊介(B / CRCK/LCKS、Shunské G & The Peas)、河村吉宏(Dr)というバンドメンバーが奏でる軽快なサウンドに合わせて、客席で自然と手拍子が起こる。ステージ中央のお立ち台がライトアップされると、そこには絢香の姿が。「東京、行くよー!」と呼びかけた彼女は、ワクワク感が詰まった「To The Moon」で勢いよくライブを開始。笑顔を弾けさせ、会場中のファンに手を振りながら伸びやかな歌声を響かせた。

「絢香 Wonder! Tour 2025」東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(撮影:岸田哲平)

「絢香 Wonder! Tour 2025」東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(撮影:岸田哲平) [高画質で見る]

「皆さんに会えるのを楽しみにしていました! この時間の中で“Wonder!”、ときめきの瞬間をたくさん拾い集めて持ち帰ってもらえたらうれしいです」とアルバムタイトルにちなんで絢香が意気込むと、アルバム「Wonder!」より跳ねるリズムに乗せて愛犬への思いを歌う楽曲「ずっとキミと」のパフォーマンスへ。そのハートウォーミングなムードから一転、同じくアルバム収録曲「Dreaming」ではミステリアスな空気がホールを支配する。「I believe」でデビューしてから約20年、キャリアを重ねてますます深みを増し続けている表現豊かな歌声が観客を酔いしれさせた。

絢香(撮影:岸田哲平)

絢香(撮影:岸田哲平) [高画質で見る]

「日常の何気ない時間の中にある、忘れたくない瞬間を描いています」「皆さんの大切な瞬間とつながることを願って」という言葉で始まったのは、アルバムよりアコースティックギターとアップライトベースの音色が温かな「ひまわりの帰り道」。絢香が吹く口笛が楽曲のノスタルジックなムードに拍車をかけた。さらに切ない卒業ソング「サクラ」、色褪せないヒット曲「三日月」などのバラードナンバーが続き、ホールが感動に包まれた。

“愛の集大成”がもたらした深い感動

キャリアを彩ってきた楽曲をミックスしたインタールードを経て、劇場アニメ「ベルサイユのばら」のテーマソング「Versailles - ベルサイユ -」の演奏では、絢香がブラックの優雅な衣装に着替えて再登場。魂を込めた力強い声で歌い上げる彼女に会場中の視線が釘付けになり、ステージ後方の幕が振り落とされたラストのサビは本公演のハイライトの1つになった。その後、「もうすぐ20周年を迎えます! 自分の大好きな歌をこれだけ続けられるのは、いつも私の歌を受け取ってくれる皆さんがいるから。心から感謝しています」と20周年を迎える感慨と感謝を口にした絢香。「来年いろいろ計画していますので、一緒に楽しもうね」とファンの期待を煽ると、「この曲でもそんな20年を感じてもらえると思います」と、代表曲の1つ「みんな空の下」の演奏へとつないだ。

絢香(撮影:岸田哲平)

絢香(撮影:岸田哲平) [高画質で見る]

「Me & You」から、絢香は最新アルバムのバラエティ豊かな楽曲を連続で披露。リズミカルなクラップやコール&レスポンスで会場とひとつになる。ソウルフルな「Feelin' goo-good」、次々と表情を変える「アソブココロ」に続き、大人の魅力あふれるファンクチューン「You're where I wanna go」では、歌声とバンド演奏のグルーヴが最高潮に。ラストには情熱的なフェイクが冴え渡り、客席から喝采が湧き起こった。「初めてライブに来てくれた人ー? 『三日月』とか『みんな空の下』のイメージがあるかもしれないけど、こういう曲もあるんですー!」という絢香の言葉通り、彼女の幅広い音楽性が改めて示されるブロックとなった。

絢香(撮影:岸田哲平)

絢香(撮影:岸田哲平) [高画質で見る]

ゴスペルの要素を取り入れたタイトル曲「Wonder!」で会場に幸福感が広がったライブ終盤。絢香は最後に歌う楽曲について「いろんな愛の形を歌ってきましたが、この曲は“愛の集大成”だと思っています」と紹介し、「きれいなものとか、きれいな言葉よりもただ大事な人と一緒にいられることがどれだけ尊くて美しいか。そんなことを歌っています」と丁寧に言葉を紡ぐ。そしてラストに披露されたのは、アルバム収録曲「花束じゃなくキミといたい」。1人ひとりの人生に寄り添うような、壮大なバラードナンバーがホールに感動をもたらし、観客の胸に深い余韻を残した。

「絢香 Wonder! Tour 2025」東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(撮影:岸田哲平)

「絢香 Wonder! Tour 2025」東京国際フォーラム ホールA公演の様子。(撮影:岸田哲平) [高画質で見る]

その後、アンコールに応えた絢香は「夢を味方に」「365」の2曲をエネルギッシュに歌唱。「今日は本当にありがとー! 東京最高でした! また20周年で会いましょう」と来るアニバーサリーイヤーでの再会を誓い、ライブに幕を下ろした。

「絢香 Wonder! Tour 2025」セットリスト

セットリスト

「絢香 Wonder! Tour 2025」2025年11月15日 東京国際フォーラム ホールA

01. To The Moon
02. カラフル!!
03. ずっとキミと
04. Dreaming
05. パマラ
06. ディジー
07. ひまわりの帰り道
08. サクラ
09. 三日月
10. ありがとうの輪
11. Versailles - ベルサイユ -
12. みんな空の下
13. Me & You
14. Feelin' goo-good
15. アソブココロ
16. You're where I wanna go
17. にじいろ
18. Wonder!
19. 花束じゃなくキミといたい
<アンコール>
20. 夢を味方に
21. 365

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絢香 STAFF @AyakaStaff

⠢\ Live Report🍭 /⠔

絢香 Wonder! Tour 2025

@natalie_mu にて
東京公演のレポートが掲載🌟
▹ https://t.co/iL5j8qWmX6
ぜひチェックしてください!

Setlist Playlist🍭
🎧https://t.co/BGVPK8hXlu

photo by 岸田哲平 @TeppeiKishida

#絢香Wonder #絢香 https://t.co/mdRqGmKUrZ

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