ラスボス幸子に緊急事態発生！紅白リハーサルはいよいよ大詰めへ

本日12月30日、東京・NHKホールにて「第66回NHK紅白歌合戦」のリハーサル2日目が実施されている。この記事では午後に行われたカメラリハーサルの模様を中心に紹介する。

午後の部は出場者ほぼ全員がステージ上に集結しての全体顔合わせでスタート。紅組司会の綾瀬はるか、白組司会の井ノ原快彦（V6）、総合司会の黒柳徹子と有働由美子アナウンサー、さらに制作スタッフ代表が次々と挨拶を行い、その後は番組オープニングとエンディングのリハーサルを報道陣をシャットアウトして実施した。

全員でのリハが終わると、午前中に引き続き番組後半部分のカメラリハーサルを再開。「COUNTDOWN JAPAN 15/16」会場からの生中継で出演するBUMP OF CHICKENの出番では現地との中継の流れを確認し、V6のメドレー前には事務所の先輩である近藤真彦からの応援メッセージを受けてメンバー全員が意気込みを語る。Perfume、REBECCA、SMAPといった出場者たちも本番そのままの完成度の高いパフォーマンスを展開した。

NHK「あさイチ」のキャスターとしてタッグを組む井ノ原と有働アナのコンビネーションは、この紅白でも健在。顔合わせに背中が大きく開いたドレス姿で登場した有働アナに、井ノ原は「よっ！ 背中！（笑）」と声をかけ、出場者たちを沸かせた。また、衣装替えに向かった綾瀬の代役を務めた有働アナは「綾瀬さん風に読みますね」とかわいらしい声で台本を読み上げる。これに井ノ原は苦笑いを浮かべ、手を横に振ってNGを示していた。

4年ぶりに巨大衣装とともに紅白に復活した小林幸子の出番では、歌唱曲「千本桜」の中にさらに巨大化しかけた衣装が途中で止まるハプニングが発生。スタッフがステージへ殺到するも完全復活とはいかず、リハーサルはそのまま衣装の一部が故障したまま続けられることに。井ノ原は「リハーサルでよかったですよ！」と小林に声をかけ、場の雰囲気を和らげる。その後披露された、ニコニコ生放送のコメントがそのまま流れる大迫力の演出には、乃木坂46ら舞台袖の出場者たちも歓声を上げていた。

リハーサル後に囲み取材に応えた小林は、「びっくりしましたよ！ でも、リハーサルで完璧だと本番で失敗してますからね。まだよかったです」と、過去の紅白出場時のハプニングを振り返る。そして今回の巨大衣装が以前話題を呼んだ「メガ幸子」をリニューアルしたものであることを明かし、「ひさしぶりに登場したら皆さんがすごいたくさんシャッターを切ったから、恥ずかしかったんじゃないかしら（笑）」と笑わせた。

今回の衣装は総重量5t、高さ9m、幅7.2mで、本日夜に故障の原因究明と修理を行い本番での成功を目指すとのこと。歌唱中に“弾幕”として流れるコメントについて、小林は「『8888』とかいただけるとうれしいですね」と語り、最後に報道陣に「笑ってるけどすごいドキドキしてるんです。本番ではうまくいくように祈っててくださいね！」と呼びかけた。