この公演はさかいがリスペクトするダニー・ハサウェイと山下達郎のナンバーをカバーするという内容。彼は田中義人(G)、岡沢章(B)、中島オバヲ(Per)、岡野“tiger”諭(Dr)という豪華メンバーを従えてライブに臨んだ。
パーカッショニストとのセッションから、「What's Going On」のカバーへとつながる形でライブがスタート。さかいはダニーのシンボルとも言えるエレクトリックピアノWurlitzerを奏で、曲の後半ではバンドメンバーとのアドリブセッションを繰り広げた。
次にさかいはグランドピアノに席を移し、山下の「LOVE SPACE」へ。山下のライブに足繁く通っているというさかいだけあって、原曲を忠実に再現した仕上がりとなった。これまでにもたびたびカバーしている山下の「WINDY LADY」が披露された際には、田中の艶っぽいギターソロに会場から自然と拍手が巻き起こった。
その後彼はダニーへの愛を語り、「The Closer I Get To You」をしっとりと歌いあげる。最後にさかいは「どんな音楽であれ、そのルーツといえる父親のような音楽があります。その音楽に敬意を払うため今回のカバーライブを開催しました。本当にありがとうございました!」と自身のルーツ音楽へ感謝を述べ、ラストナンバー「Someday We'll All Be Free」を披露。Wurlitzerの音色が会場に優しく溶け込み、会場から万雷の拍手が沸き起こった。
アンコールに応え再登場したさかいは「FUTARI」を弾き語りしたあと、10月21日発売のニューシングル「ジャスミン」の話題へ。「ジャスミンという言葉には“天からの贈り物”という意味があるそうです。そういう大切な人に出会えた主人公について歌った曲です」と語り、バンドメンバーとともに「ジャスミン」をパフォーマンスして、ライブを締めくくった。
また「ジャスミン」のジャケットアートワークおよび最新アーティスト写真が公開された。アート集団kami no hanaの川島風光が「ジャスミン」の譜面を用いて制作したペーパーフラワーが目を引く美しい仕上がりとなっている。
さかいゆう「SPECIAL LIVE "RESPECT Vol.1"」
2015年9月12日 Billboard Live OSAKA
01. What's Going On
02. LOVE SPACE
03. Little Ghetto Boy
04. WINDY LADY
05. The Closer I Get To You
06. For All We Know
07. PAPER DOLL
08. Someday We'll All Be Free
<アンコール>
09. FUTARI
10. ジャスミン
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