怒髪天、西荻窪の小学校で“一番不向きな”曲を披露

怒髪天が5月24日に東京・西荻窪の高井戸第四小学校ともだち広場でアコースティックライブを開催した。

5月13日にコンピレーションアルバム「怒髪天 酒唄傑作選～オヤジだョ！全員酒豪～」をリリースした怒髪天。彼らはアルバムの発売を記念し、上京してから25年にわたって住み続けている“第2の故郷”西荻窪の駅構内や商店会の各店舗にポスターを掲示し、街を“プチ”ジャックした。今回のライブは、今年で開催26回目となる西荻窪のイベント「ハロー西荻」の一環で行われた。

高井戸第四小学校ともだち広場では、朝からフリーマーケットや竹とんぼ教室といった催しが行われ、賑わいを見せていた。怒髪天のライブが近付くにつれて、サッカーゴール前に設置されたステージの周辺には子供から老人までたくさんの人が集結。ライブスタート10分前になるとちんどん屋・チンドン芸能社が現れ、怒髪天のコンピレーションアルバムにも収録されている「日本全国酒飲み音頭」を披露し会場を沸かせた。

怒髪天は校舎の玄関口から登場してステージに上がり、西荻窪の地域ネタを話して観客の笑いを誘った。彼らは「小学校で演奏するには一番不向きな、お酒でベロンベロンになる楽曲を」と語ると、サウンドチェックとして先ほどまでチンドン芸能社が演奏していた「日本全国酒飲み音頭」と「ヘベレ・ケレレ・ヨー」のワンコーラスを披露。そして大人の楽しさをアピールしたナンバー「オトナノススメ」や熱い歌詞が特長の「濁声交響曲」でさらに会場を盛り上げた。その後演奏した「団地でDAN!RAN!」では、アニメ「団地ともお」のテーマソングということもあり、曲に合わせて大きく手を振る親子連れの姿も見られた。

なお彼らはアルバム「怒髪天 酒唄傑作選～オヤジだョ！全員酒豪～」を携えて、6月27日の東京・EX THEATER ROPPONGI公演を皮切りに全国10カ所でツアーを実施する。