ナレーションはCocco、沖縄基地問題ドキュメンタリー映画

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Coccoがナレーションを務めた「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」が5月23日より東京・ポレポレ東中野にて先行上映される。

「戦場ぬ止み」ポスタービジュアル (c)2015『戦場ぬ止み』製作委員会

「戦場ぬ止み」ポスタービジュアル (c)2015『戦場ぬ止み』製作委員会

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「戦場ぬ止み」は、沖縄・辺野古で進められている米軍新基地建設を巡るドキュメンタリー映画。「標的の村」で「第87回キネマ旬報ベスト・テン」の文化映画第1位を受賞した三上智恵が監督した。基地建設に反対する沖縄県民と彼らと対立する人々の姿を追い、国の現状と戦争に警鐘を鳴らす。

このたび三上監督と沖縄出身のCoccoはコメントを発表。Coccoは「ギロチンか電気イスかではなく根底からの『NO』を誰もが胸に抱いてる。人として当たり前に与えられていいはずの正しいやさしい選択肢が欲しいと私は、そう思うのです」と自らの思いを主張している。

「戦場ぬ止み」は先行上映の後、7月11日より沖縄・桜坂劇場ほかにて上映される。

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Cocco コメント

ギロチンか電気イスか
苦渋の選択を迫られたとして
それはいずれも“死”だ。
辺野古か普天間かを問われるから
沖縄は揺れ続ける。
口をつぐんでしまった友、
デモに参加する友、
自衛隊に勤める友、
みんな心から沖縄を愛する
私の大切な友です。
ギロチンか電気イスかではなく
根底からの「NO」を誰もが胸に抱いてる。
人として当たり前に与えられていいはずの
正しいやさしい選択肢が欲しいと
私は、そう想うのです。

三上智恵監督 コメント

「基地は訓練をする場所で、日本はずっと戦争をしていない」。そう思わされ、都合良く目を背けてきた日本人に、70年間封じ込められてきた沖縄の呻きをぶつけなければならない。そこから語り直さなければ届かないのだと、19年沖縄の放送局にいて痛感しました。この映画は、沖縄の負担を減らして欲しいなどという生やさしいものを描いてはいません。知事を先頭に、国と全面対決してでも沖縄が止めたいものは、日本という国で息を吹き返そうとしている「戦争」そのものです。それが見えているから沖縄は屈しません。辺野古のゲートや海上で彼らに襲いかかってくる権力は、警察、防衛局、海上保安庁にその姿を変え、素手の県民を押さえつけます。でも、いくら押さえられても、その口は歌を唄う。怒りの絶頂を瞬時に笑いに変え、気力を盛り返す。撮影しながら、私は確かに地鳴りを聞きました。揺り起こされた「島ぐるみ闘争」の震動は、やがて激震となって本土に到達するでしょう。

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読者の反応

サマンサ 新秩序(New Order) @WoodBookbegin

ナレーションはCocco、沖縄基地問題ドキュメンタリー映画 沖縄・辺野古で進められている米軍新基地建設を巡るドキュメンタリー映画。戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」が5月23日より東京・ポレポレ東中野にて先行上映される。http://t.co/ofWq9TUNiA

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