「今後もやっていきたい」忘れらんねえよ＆ラブ人間“交響楽団”お披露目

忘れらんねえよ、THEラブ人間の谷崎航大（Violin）とツネ・モリサワ（Key）から成る新ユニット・忘れらんねえよフィルハーモニー交響楽団が昨日2月4日に東京・タワーレコード新宿店にてインストアライブを行った。

このユニットは忘れらんねえよのニューシングル「ばかもののすべて」の発売にあわせて行われるインストアイベント限定で結成されたもの。スーツに身を包んだ5人は、柴田隆浩（Vo, G）の「TOKIOです。じゃ『WAになっておどろう』聴いてください」という、普段通りの軽妙な挨拶を合図にライブをスタートさせる。アコースティック編成のバンドサウンドに、バイオリンとキーボードの美しい旋律が絶妙に絡み合い、軽やかで耽美な雰囲気が店内を包む。曲間にはメンバーが口々に「これヤバいね！ めっちゃ気持ちいい！」「今後もやっていきたい」と興奮気味に語った。

途中、柴田の弦が切れてしまうもその間に酒田耕慈（Dr）によるカホンソロや、谷崎による即興の演奏会などが行われる。谷崎は観客からのリクエストに答え、映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」や葉加瀬太郎「情熱大陸」などを次々と披露し、会場を湧かせた。

またMCではシングル「ばかもののすべて」について酒田が「ライブですぐに組み込めそうな曲がいっぱい入ってるんでライブに来てください」とコメント。腰痛のため9月から今年1月の「ツレ伝ツアーファイナル ～そして伝説へ～」愛知・名古屋CLUB QUATTRO公演までライブを欠席していた梅津拓也（B）は「レコーディングしてる間はライブをお休みしてたので、皆さんに会えないっていう悔しい思いを音に込めるしかないなと思って録りました」と明かし、表題曲について「これ以上ないくらい、いきいきしてるし、キラキラしてる。二度と再現できないかもしれないくらいいいテイクなんでたくさん聴いてもらえたら」と自信をのぞかせた。最後に柴田は「音楽を楽しく、ドキドキしながらやりてえなって思って。細かいことも気にする性格なんだけど、みんながこうやって聴いてくれたらそれだけじゃいいじゃんって。もうブレねえなって思いました」と現在の心境を優しい表情で語り、バンドは最後に「忘れらんねえよ」をプレイ。場内には盛大なシンガロングが響き渡り、バンドは多幸感で店内を満たしステージを降りた。

なお忘れらんねえよフィルハーモニー交響楽団はこのあと、明日2月5日に愛知・タワーレコード名古屋近鉄パッセ店、8日に大阪・タワーレコード難波店でパフォーマンスを披露する。

※記事初出時、本文中に事実誤認がありました。訂正してお詫びいたします。