中島愛、神田莉緒香が所属するストロボミュージックから、新たなアイドルグループ・四六時中ムチューが誕生した。
ストロボミュージックが初めて手がけるアイドルグループとして結成されたシロムチュ。オーディションにより選ばれたメンバーは伊沢ゆりあ、宇咲美刹那、影山小夏、工藤はな、橘しゅきの5人で、8月30日にデビューライブを行ったばかり。メンバーのほとんどがアイドル未経験、ストロボミュージックもアイドル運営初挑戦ということで、まさにこれから色が付いていくフレッシュなグループだ。楽曲は事務所の先輩である神田が中心となって書き下ろしており、10月15日には初の配信シングル「NEW ME TO BE」「点心♡ソング」が2曲同時にリリースされた。
音楽ナタリーは活動を始めて間もないメンバー5人を直撃。インタビューもこれが初めてということで、初々しい5人のリアルな言葉をお届けする。
取材・文 / 土屋恵介撮影 / 臼杵成晃
四六時中ムチューのお笑い枠、工藤はな
──まずは四六時中ムチューのグループ紹介をお願いします。
伊沢ゆりあ 私たち四六時中ムチューは、8月30日にデビューしたばかりのアイドルグループです。オーディションで集まった5人組で、「等身大の姿でムチューを届けていく!」共感型青春アイドルをコンセプトに活動しています。初めてアイドルをやる子が多いですし、何も染まっていなくて、グループの個性はこれ!というのはまだ明確に定まっていません。今いただいてる楽曲の雰囲気はさわやかで、ホントに全部が始まりたてって感じがします。
──ではさっそくですが、メンバーの皆さんがどんなタイプの人なのか、どのようにして四六時中ムチューにたどり着いたのかを自己紹介的に聞かせてください。まずは工藤さん。
工藤はな 私はもともと芸能に興味があって声優を目指してやってたんですが、一度あきらめたんです。でも今年の2月ぐらいにたまたまアイドルさんのライブをお見かけする機会があって。お客さんの数は決して多くはなかったんですけど、アイドルさんがすごい笑顔でライブをしていたんですよ。キラキラ輝いていて、その姿に感銘を受けてアイドルに興味を持つようになってオーディションを探しました。そこで見つけたのがストロボミュージックのオーディションで。中島愛さんが所属していらっしゃる事務所の新規アイドルプロジェクトで、その初期メンバーになれるというのを知って応募しました。最初に見つけた初めてのオーディションに受かってホントにうれしかったです。
──工藤さんはどんなタイプなんですか?
工藤 このグループで言うと、一番クセが強いと思います(笑)。オタクだし、YouTubeの定期配信でもみんなの笑いが取れるんです。簡単に言っちゃうとグループのお笑い枠だと思います。日々面白くありたいです(笑)。
──(笑)。歌やダンスなど得意なことはありますか?
工藤 ダンスは苦手で、得意かはわからないですけど歌うのは好きです。
──好きなアイドルやリスペクトする人は?
工藤 憧れのアイドルとかを決めてしまうと視野が狭まっちゃう気がして、あえて誰とか作らないようにしてるんです。でも好きな俳優はピエール瀧さんで、好きな芸人さんは粗品さんとラランドさんです。アーティストさんだと、amazarashiさんは唯一ライブに行ったことあります。
グループに加入して意外な自分を知った影山小夏
影山小夏 私は小さいときからずっと日本のアイドルが好きなんですよ。最初はAKB48さんから入って、ずっと好きだったのは柏木(由紀)さん。で、普通に学生生活をしていく中で「自分は何をしたいんだろう?」って考えたときに、自分の好きなことだしやりがいもあるし、それにアイドルはいつまでもできるものではないので、チャレンジできるときにしようと思っていろいろオーディションを探してく中でここを見つけました。
──このオーディションを選んだ決め手は?
影山 私も新規グループってところが大きかったです。いろんなアイドルを見てきて、オリジナルメンバーの大切さはすごく感じているので、自分がオリジナルメンバーになれるグループに惹かれたのはあります。歌もダンスも未経験だったんですけど、今の段階では、歌よりもダンスのほうが自分の個性の出し方を研究しやすいかなとは思ってます。
──影山さんの人柄を教えてください。
影山 今まで生きてきた中で自分が思う自分と、このグループに入って周りから言われる自分が違うんですよ。私は末っ子でけっこうマイペースな感じだと思ったんですけど、「そんなことないよ」「しっかりしてる」って言われることが多くて。全然しっかりしてないんですけどね(笑)。でも、新しい自分を知れたのかなと思ってます。
──じゃあ、今好きなアイドルは?
影山 私は平成のアイドルがずっと好きだったので、今も令和より平成のアイドルさんの曲を聴くことのほうが多いです。メジャーなアイドルさんだけじゃなく、いろいろ見るようになったのは乙女新党さんがきっかけでした。AKB48さんやSUPER☆GiRLSさんは王道でいろんなジャンルの曲を歌う印象だったけど、乙女新党さんはコンセプトありきで。アイドルというものをより深く知るきっかけにもなりました。
末っ子だけどみんなの先生、伊沢ゆりあ
伊沢 私は小学2年生の頃からアイドルを目指してきて、これまで何度もオーディションを受けてきました。以前、私はキッズダンサーをさせてもらってたんですが、初めてステージに立ったのがZeppだったんです。そのときに「バックダンサーじゃなくて、前で歌って踊る側になりたい」と思ってアイドルを目指しました。
──ダンスはけっこうやってたんですか?
伊沢 ダンスは7年近くやっています。ヒップホップ、ジャズ、ヒールダンスとかいろんなジャンルをやってきました。踊るのが大好きですし、歌うのも大好きです。
──このオーディションを選んだ理由は?
伊沢 いろんなオーディションを受けてきたけど、いい結果があまり出なくて、正直あきらめようとしていたんです。そのときに新規アイドルのオーディションがあることを知って、覚悟を決めて受けました。
──じゃあ、四六時中ムチューの一員になって長年の夢が叶ったわけですね。
伊沢 そうなんです。
──伊沢さんはどんなタイプですか?
伊沢 グループの末っ子担当なんですけど、メンバーには「先生」って言われます。
橘しゅき こんなにふわふわキュルキュルした感じですけど、踊るとめちゃめちゃカッコいいし、歌も上手でギャップがすごいんです。率先してみんなに教えてくれるので、先生です。
影山 精神年齢も一番高いような。
──そんなゆりあ先生が憧れるアイドルは?
伊沢 私は松浦亜弥さんが憧れです。私も松浦さんのように歌もダンスもパーフェクトなアイドルになりたいです。
宇咲美刹那は「芯のあるゲラウサギ」?
宇咲美刹那 私はアイドルがずっと好きだったんですけど、私はそれ以上にテレビの芸能界に憧れがあって、タレントさんを目指してオーディションをいっぱい受けてたんです。でもJams Collectionの津代美月さんのことが大好きになって、そこからアイドル目指そうと気持ちが変わりました。そんな中でこのオーディションを見つけて、ここなら自分のやりたかった理想のアイドルができるかなって。
──宇咲美さんはどんなタイプなんですか。
宇咲美 一応、芯のあるゲラウサギって名乗ろうかなって。
一同 アハハハ!!
伊沢 メンバーも今初めて聞きました(笑)。
──解説してください(笑)。
宇咲美 私は、自分のやりたい気持ちに正直で、芯が強いんですよ。あと、メンバーの中で一番笑ってるし、ツボにハマりやすくて。寂しがり屋なところはウサギっぽいのかなと。で、芯のあるゲラウサギです(笑)。
──(笑)。歌とダンスではどちらが得意なんですか?
宇咲美 どっちも好きです。得意なわけじゃないけどやるのは大好きです。
──好きなアイドルは?
宇咲美 変わらずジャムズの津代美月さんです。見た目も声も踊り方も全部かわいくてホントにパーフェクトです。私の理想です。
物心ついたときからオレンジ担当、橘しゅき
橘 私はもともとオレンジ色が大好きで、物心ついたときからオレンジ色にしか目が行かない人だったんです。それで、去年の夏くらいにアイドルさんのライブを観る機会があって、そのときに「オレンジ色担当の子を推すことによって、自分もその子のグッズを身に着けられる!」と思ったんですよ。
──それまでもアイドル自体に興味はあったんですか?
橘 いえ、アイドルは全然知らなかったです。テイラー・スウィフトとかオリヴィア・ロドリゴとか洋楽しか聴いてなかったんですよ。でも、あるアイドルさんが好きになっていろいろ知ってく中で、生誕祭で自分の担当カラーに囲まれてるのっていいなと思って、私もオレンジ色に囲まれたい!って。あと、メンバーさんにも直接会えるかも!と思って(笑)、その事務所のオーディションを受けました。そこで最終審査まで残らせてもらったときに、曲のダンスをその場で覚える試験があって、初めてダンスの先生に教えていただく経験をしたんですけど、それがすごく楽しかった。最初はやましい考えもありつつオーディションに応募したんですけど、そのうち本気でアイドルやりたい!って気持ちに変わって、いろいろ探してるときにこのグループのオーディションを見つけました。
──このオーディションを選んだ決め手は?
橘 私もみんなと一緒で、新しいグループの初期メンバーっていいなと思ったのと、事務所の企業理念とかを見て、しっかりしてる会社だなと感じたので。
──性格はどんなタイプですか。
橘 性格? う~ん、わからないです。
伊沢 元気。
影山 ノリがいい。
工藤 ムードメーカーです。でも、人に合わせられるタイプだなって最近思いました。
宇咲美 ちゃんと周りが見えてる。
橘 お~、うれしい!
──歌やダンスの経験はあったんですか?
橘 どっちも未経験なのでどっちが得意とかはないんですけど、私の武器は成長度かなって思ってます(笑)。
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