ZARDデビュー35周年、坂井泉水生前最後の作品「Golden Best」がアナログ盤に

2025年10月31日 12:00 152 5 音楽ナタリー編集部

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2006年にCDリリースされたZARDのベストアルバム「Golden Best ～15th Anniversary～」のアナログレコード化が決定。デビュー35周年記念日の2026年2月10日の直前にあたる2月4日に完全生産限定盤としてリリースされる。

ZARDとは？

坂井泉水（Vo）を中心に結成された音楽ユニット。1991年2月にシングル「Good-bye My Loneliness」でデビューする。1993年に6枚目のシングル「負けないで」がミリオンヒットを記録。以降の作品も軒並みヒットし、人気アーティストとしての地位を確立させる。基本的にテレビには出演せず、音源を中心とした活動を展開。謎めいた経歴もあいまって、カリスマ的な支持を集める。アーティストとして安定した人気を博す中、2007年5月に坂井が突然逝去。三回忌にあたる2009年には、坂井が初めて作曲したという「素直に言えなくて」がシングルとして発売された。2016年にオールタイムベスト「ZARD Forever Best ～25th Anniversary～」、2019年と2020年にSARD UNDERGROUNDによるトリビュートアルバム「ZARD tribute」「ZARD tribute II」が発売されるなど、現在も彼女の遺した名曲は多くのリスナーを魅了している。

ZARD

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「Golden Best ～15th Anniversary～」は、1991年にデビューしたZARDの15周年を記念して2006年に発表され、ミリオンセールスを記録したベスト盤。翌2007年に坂井泉水がこの世を去ったことから、彼女の生前最後の発表作品としても知られている。

ZARD「Golden Best ～35th Anniversary Vinyl Edition～」ジャケット［拡大］

今作のアナログ化にあたり、カッティングは日本屈指のマスタリングエンジニア兼カッティングエンジニアの小鐵徹が担当。大のZARD好きだという小鐵により刻まれたZARD楽曲の数々を、アナログならではの温かみと奥行きのあるサウンドでじっくりと堪能できる。

アナログ盤はダブル紙ジャケットおよび豪華三方背ボックス仕様の4枚組LPに全27曲を収録。小栁大輔（Interview inc.代表）によるライナーノーツ、未公開写真を含む40ページの歌詞ブックレット、LPサイズに合わせた二つ折り仕様のリーフレット「Golden History 1991～2006」が封入される。またCD初回限定特典のDVDに収録されたテレビスポット映像を視聴できるシリアルナンバー、アナログレコード音源がダウンロードできるシリアルナンバー入りカードも同梱される。

ZARDのデビュー35周年記念ホールライブの開催も決まっており、この公演はアナログ盤リリース後の2月6日に大阪・フェスティバルホール、デビュー記念日の2月10日に東京・東京国際フォーラムホールAにて行われる。チケットは12月13日10:00に一般発売される。