HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」×日向坂46|仲間と楽しむDQワールドに大興奮、おひさまへのオススメポイントは?

スクウェア・エニックスのゲームHD-2D版「ドラゴンクエストI&II」が10月30日に発売される。「ドラゴンクエストI&II」は、「ドラゴンクエストI」と「ドラゴンクエストII」の2作品が1本で遊べる作品で、「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」後の世界が描かれている。

ナタリーでは「ドラゴンクエストI&II」の発売を記念して、特設サイト「ドラクエナタリー」を展開し、日向坂46メンバーやさや香がゲームを体験する様子を紹介している。この記事では、日向坂46の正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花がHD-2D版「ドラゴンクエストII」をプレイする様子をフィーチャー。ドラゴンクエスト初心者の正源司がボス級モンスター・まどう老師と繰り広げた死闘、“ドラクエサラブレッド”の平尾が“推しモンスター”に遭遇したペルポイの町でのイベントの模様などを紹介する。日向坂46四期生トリオに目に映ったドラゴンクエストの世界はどんなものだったのか? 動画とインタビューで確かめてほしい。

取材・文 / 岸野恵加撮影 / 入江達也

平尾帆夏、推しモンスター・モーモンにメロメロ!
左から正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花。

左から正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花。

正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花のプレイ動画(後編)

「みんながいるから幸せ!」しょげこ初ドラクエ体験に手応え

故郷を襲った仇の1人・まどう老師と対面し、「よくも……! ムーンブルクを……!!」と怒りに震えるはるはることムーンブルクの王女。まったく悪びれないまどう老師に、平尾、山下、正源司もいらだちを募らせる。そしてついにバトルがスタート。3人は攻め方を丁寧に話し合い、慎重に攻撃を進めていく。序盤から効果的にダメージを与えて順調に見えるも、まどう老師も連続2回でバギを繰り出してくるなど、一筋縄ではいかないようだ。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

まるで軍師のような平尾のアドバイスを生かしながら、正源司はまどう老師を追い詰めていくが、勇者一行のMPは次第に消費されていく。激闘が続き、逃げることもできず八方塞がりに。天に祈るような気持ちで、正源司は1ターンの選択に魂を注ぎ込む。ついにはるはるのHPが1になってしまい、3人は絶叫。残りわずかなやくそうでなんとか回復を間に合わせ、まどう老師をギリギリのところで打ち破ると、正源司は「やったー!」とガッツポーズを掲げた。

しばし勝利に酔いしれていた3人だが、「こんなヤツらにお父さまは……」と泣き崩れる王女はるはるの姿を見て、「勝ったのに、寂しいね……」と切なげな表情に。そして一行は、交代で見張りをしながら塔で夜を明かす。傷付いた王女はるはるを思いやり、交代を申し出た王女の誘いを断って引き続き見張りを引き受けるのかと思いきや、「最初に交代って言ったから交代するよ」と厳格にルールを守る正源司。そのシビアさに平尾と山下は爆笑する。初のドラゴンクエストを無事にプレイし終えた正源司は、「めちゃくちゃ楽しい! 1人だと心細いけど、みんながいるから幸せだった」と振り返っていた。

左から正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花。

左から正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花。

正源司陽子

正源司陽子

ひらほー、推しモンスター・モーモンに大興奮

最後のプレイヤーは平尾。本作で新たにパーティメンバーに加わるサマルトリアの王女とともに、ペルポイの町で冒険をスタートさせる。主人公であるローレシアの王子はひらほー、サマルトリアの王子はしょげこ、ムーンブルクの王女ははるはると名付けられ、サマルトリアの王女の名前は、「いつもファンの方々に近くにいてほしい」という思いから、日向坂46のファンネームである「おひさま」に決定した。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

ハーゴンの本拠地に近いペルポイは、モンスターに見つからないようにと住人たちが地下に作り上げた町。丁寧なグラフィックで表現された町の景色を、3人は隅から隅まで観察する。ペルポイの町を守る自警団員と話していると、どうやら大将と副団長の意見が合わず、揉めている様子。モンスターに怯え不自由な暮らしを強いられる中、副団長はモンスターと戦って現状を打破しようと訴えるが、大将は「倒したらまた別のモンスターがやってくる可能性も」と慎重な姿勢だ。「どちらの意見もわかる」と共感する3人。勇者一行の中でも意見が分かれ、決断を迫られたひらほーは悩みながらも、「やらないよりはやったほうがいい!」と戦う決意をして、モンスターが待つ地上へと向かった。

平尾帆夏

平尾帆夏

待ち受けていたのは、翼をはためかせ宙に浮くモンスター・ノスフェイラ。平尾はその隣に自身の“推しモンスター”であるモーモンの姿を発見する。モーモンは白く牛のような毛並みがおなじみだが、ここで登場したのは黒いモーモン。平尾は「黒い子は初めて見た!かわいい!」と興奮気味だ。

左から正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花。

左から正源司陽子、平尾帆夏、山下葉留花。

モンスターと人間は共生できる? ひらほーが選んだ答えは

そしてノスフェイラとのバトルがスタート。3人は「キラキラポーン」や「ツッコミ」など新鮮な技に驚きつつ、順調にダメージを与えていくも、ノスフェイラの攻撃は強力で、はるはるが死んでしまった。ここでなぜか、「自分の名前のキャラがチカラつきて棺桶に入ってしまったら話せない」というルールを決めた3人。山下は悲しそうに口をつぐんでいたが、しょげこが唱えたザオラルによって生還。しかし次のターンのノスフェイラの攻撃により、またすぐに倒されてしまうというまさかの展開が2度も繰り返され、3人は「こんなことある!?」と大パニックに。毎回生き返っては「いっぱいしゃべりますよ!」と意気込んでいた山下は笑いを堪えつつ、声を出すのを必死に我慢していた。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

山下葉留花

山下葉留花

さらに、ノスフェイラに追い詰められ、メダパニで混乱させられてしまったひらほーは、なんとおひさまを攻撃してしまう。「どうしよう! ごめんなさい!」と平尾は大慌て。激闘虚しく全滅してしまい、一行は悲しみに打ちひしがれた。

その後、無事にノスフェイラを撃破した勇者一行に、黒いモーモンが助けを求める。しかしモンスターに故郷を滅ぼされたはるはるは、「ムーンブルクを助けてくれなかったじゃない!」と、彼の存在を受け入れることができない。正義とは何か?とプレイヤーに問いかけてくるような深いストーリーに触れ、「自分ならどうするだろう」と考えをめぐらせる3人。やがて黒いモーモンは“モーくん”と親しまれて町の人に受け入れられ、人間との共生の道をたどっていく。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

HD-2D版「ドラゴンクエストI&II」より。

時を忘れてのめり込んでいた3人だが、残念ながらここでタイムアップ。3人は名残惜しそうにコントローラーを置き、無限の広がりを感じさせる今後の冒険に期待を膨らませた。