YOSHIKI凱旋ソロ公演で、X JAPAN国内ライブ開催を発表

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YOSHIKI(X JAPAN)が、昨日6月16日にワールドツアー「YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014」Part 1の東京・東京芸術劇場公演を行った。

「YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014」東京・東京芸術劇場公演に登場したX JAPANメンバー。

「YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014」東京・東京芸術劇場公演に登場したX JAPANメンバー。

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「YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014」東京・東京芸術劇場公演の様子。

「YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014」東京・東京芸術劇場公演の様子。

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「YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014」は4月にアメリカを皮切りにスタートしたYOSHIKIにとって初のソロワールドツアー。日本への凱旋となった東京公演では、会場の観客に加え、ライブビューイングが行われた全国の映画館に来場した全国のファンもリアルタイムでコンサートを楽しんだ。

開演時間になると、ステージ後方に設置されたスクリーンにYOSHIKIのインタビュー映像や、X JAPANが行ったワールドツアーの模様などがダイジェストで流された。その後YOSHIKIが登場すると、会場には割れんばかりの大歓声が鳴り響いた。YOSHIKIはこの日、ピアノの前に座って「Forever Love」からコンサートをスタートさせ、「Golden Globe Theme」などを披露。バイオリン4名、ビオラ1名、チェロ2名の計7名からなるストリングス隊を交えた豊かなアンサンブルで観客を魅了した。

コンサートは休憩を挟む2部構成で行われ、1部の終盤にはX JAPANメンバーのToshl(Vo)、PATA(G)、HEATH(B)、SUGIZO(G)が登場。Toshlは「皆さんこんばんは、X JAPANでございます」と挨拶をし、残るメンバーもそれに続いてファンに声をかけた。そしてX JAPANのトークタイムでは、YOSHIKIが10月11日にアメリカ・ニューヨークにあるマディソンスクエアガーデンでX JAPANのライブが行われることについての抱負をToshlに尋ねる。するとToshlは「えー10月10日は僕の誕生日です」と冗談を飛ばして会場の笑いを誘った。10月11日のマディソンスクエアガーデン公演については「すごいことなんだよ、これもすべてYOSHIKIさんのがんばりでございます。我々はついて行くだけであります。ぜひ皆さんもニューヨークにいらっしゃってください」と話した。ニューヨーク公演についての抱負として、HEATHは「小さい頃から憧れの場所だったので、ここまで来れたのも皆さんのおかげです。めっちゃがんばります!」、SUGIZOは「日本のロックバンドの気合いをすべて背負ってブチかましてきたいと思います」、PATAは「真面目なことが言えないおじさんです」とそれぞれコメントした。

さらにYOSHIKIの口から「秋にX JAPAN、日本公演を行います」と告げられると、悲鳴に近い歓声が場内を包み込んだ。詳細は追って発表されるとのことで、X JAPANのメンバーはここでステージを去った。YOSHIKIは次に、「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」のために制作された奉祝曲「Anniversary」を披露することを宣言し、「この曲の作曲を依頼されたときには、ほんとに自分でこんな大役は務められないと思っていた時期でした。X JAPANが解散して、HIDEがこの世を去ってしまって、自分はもうステージに立つのをやめようと思ってたんです。この曲は自分の転機になった曲です」と述べてから楽曲を披露した。

第2部はX JAPANのオープニングSEとして使用されていた「Amethyst」のストリングスバージョンから幕開け。YOSHIKIがその後ステージに現れ、即興演奏とチャイコフスキー「Swan Lake」をピアノソロで届けた。続けてViolet UKのKatieをボーカルに迎え、CGアニメーション映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の主題歌「Hero」をプレイしたほか、X JAPANの再結成時に発表された「I.V」、“Japanese local song”として「ふるさと」を披露した。

続くMCでYOSHIKIは「故郷、帰ってこれる場所があるってほんとにいいなって。アメリカに住んでもう20年近く経ちます。毎日いつダメになるのかなとか、いつ諦めようかとか、ずっと思いながらここまで進んできました」と声を震わせながらこれまでを振り返る。「僕は4歳でピアノを始めました。そして10歳、父を亡くしたときからドラムを始めました。4歳のときにToshlと出会って、まさかそのときは自分たちがこういうふうになるとは夢にも思わなかった。10~11歳でロックバンドを始めて……出身地は“X”なんだけど館山なんだよね、Toshlと同級生だし」と少しだけおどけてみせつつも、「そのあとに東京に来て、PATA、TAIJI、HIDEと出会って。最初はがむしゃらにロックがしたくて、ボロボロの車で日本全国走って、けっこう動員もあったんだけど、飲んでぜんぶお金使っちゃったりして……それで公園に泊まったり、エンジンが止まっちゃってみんなで車押したり。でもファンのおかげでバンドもどんどん大きくなって、そして東京ドームとかでもできるようになって。自分たちが海外でも通用するバンドになることをずっと夢見てきて……」と涙を浮かべて言葉を詰まらせる。そして「バンドが解散した時に、何が大事だったんだろう、有名になることかな、お金持ちになることかなって……でも結局ぜんぶ違うことに気付いて。Xと、X JAPANのメンバーとずっと一緒にいれたことだったんだなって」と語り、「自分はアメリカに残って、何がなんでも世界出てやるって、今も思ってますし、これからもやるつもりだけど、がんばれるのはみんなが応援してくれるからです、本当に感謝してます」と自身の気持ちを述べた。

その後YOSHIKIは「次の曲は、親愛なるメンバー……TAIJI、HIDE、そして僕の父親に捧げたいと思います」と言ってから「Without You」を奏でた。ライブ終盤には「Art of Life」が披露されたほか、最後は「Endless Rain」で会場一体となっての大合唱が巻き起こった。その後カーテンコールでは、YOSHIKIが観客から花束などを受け取り、「We are X!」と叫ぶ。深々とお辞儀をして一度はステージを去っていくも、鳴り止まない歓声を受けて何度もステージに戻ってはファンに笑顔を見せてから、感動的なコンサートの幕を下ろした。

なお今回のワールドツアーのドキュメンタリーおよびコンサートの模様は、8月23日(土)18:00よりWOWOWライブにて3時間にわたってオンエアされる。

WOWOWライブ「Yoshiki Classical World Tour ドキュメント&ライブスペシャル」

「Documentary of Yoshiki Classical World Tour」
2014年8月23日(土)18:00~19:00

「Yoshiki Classical World Tour part 1 ~Special Version~」
2014年8月23日(土)19:00~21:00

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のりちぇん @nori_chain

まじめなことが言えないおじさんワロタRT @natalie_mu: YOSHIKI凱旋ソロ公演で、X JAPAN国内ライブ開催を発表 http://t.co/01h7aIiwAl #xjapan”

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