「悪魔のいけにえ」日本公開50周年記念版に藤本タツキ、永野らコメント

ホラー映画「悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版」のメインビジュアルが公開に。また「チェンソーマン」「ルックバック」で知られるマンガ家の藤本タツキ、お笑い芸人の永野らのコメントが到着した。

トビー・フーパーが監督・製作を担当し、1975年に日本で公開された本作。テキサスの田舎町を旅行する若者たちが、ふと立ち寄った一軒家で人皮のマスクを被った大男“レザーフェイス”とその一家に遭遇するさまが描かれる。今回の4Kリマスターは2014年にフーパーが監修したバージョンをベースに、暗部のディテールや色彩表現を向上させ、音声はオリジナルのものを最大限に生かして仕上げられた。

メインビジュアルはティザービジュアルと同じく大島依提亜が担当。レザーフェイスが朝焼けの光の中でチェーンソーを振りまわすシーンをモチーフにしている。

藤本は「ゴアと切なさ、愛おしさが詰まったとてつもない映画です」と称賛し、「僕はもちろん悪魔のいけにえシリーズで一番好きな作品はこの第一作目ですが、以降の作品でも必ず、他の映画ではまず得られる事のないカタルシスが見られるので一作目が気に入ったのなら是非続編も見て欲しいです」と熱を込めてつづった。

また永野は18歳のときに本作を鑑賞したそうで「特に死にかけジジイと激しい扉閉めと朝焼けのチェーンソーが最高！」と述べている。小説家のスティーヴン・キング、映画監督のイーライ・ロス、ギレルモ・デル・トロ、エドガー・ライトのコメントは下記の通り。

「悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版」は、1月9日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される。

藤本タツキ（漫画家）コメント

「悪魔のいけにえ」はゴアと切なさ、愛おしさが詰まったとてつもない映画です。おそらく作品を見た事のない人は序盤に驚き、自然の中に突然現れる四角に収められた赤色に驚き、レザーフェイスというキャラクターが持つリアリティに「こいつこんな可愛いヤツだったのか！」と驚くと思います！ 僕はもちろん悪魔のいけにえシリーズで一番好きな作品はこの第一作目ですが、以降の作品でも必ず、他の映画ではまず得られる事のないカタルシスが見られるので一作目が気に入ったのなら是非続編も見て欲しいです。

永野（お笑い芸人）コメント

18歳でこの映画を観た時にそのビジュアルと空気感と展開にホラーを超えた謎のエネルギーを感じて虜になりました。
自分の中ではジョン・ウォーターズと同じ存在です。
特に死にかけジジイと激しい扉閉めと朝焼けのチェーンソーが最高！

スティーヴン・キング（小説家）コメント

私がこれまでに観た中で、最も恐ろしい映画だ。

イーライ・ロス（映画監督）コメント

ホラー映画の歴史において最も重要な作品だ。すべてを変えてしまった。

ギレルモ・デル・トロ（映画監督）コメント

これは究極のホラー映画だ。残虐な美しさ、そして完全に生々しいエネルギーを持っている。

エドガー・ライト（映画監督）コメント

これまで制作された中で最も恐ろしい映画の一つであり、その影響力は計り知れない。