2000年にスタートした「SHOCK」シリーズは、堂本が主演を務めるオリジナルミュージカル。同シリーズは今年の公演をもって幕を閉じることが決定しており、ラストイヤーの公演は、4・5月に帝国劇場、7月に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、9月に福岡・博多座で行われてきた。なお、長らく「SHOCK」の会場として使用されてきた帝国劇場は、来年2月に建て替えのため休館する。
フィナーレを飾る11月公演には、堂本、
「Endless SHOCK」の舞台は、ニューヨーク・ブロードウェイ。若きエンターテイナーのコウイチ(堂本)が率いるカンパニーは、オフブロードウェイにあるオーナー(前田)の劇場で、日々研鑽を積んでいた。夢の舞台だったオンブロードウェイに進出することができたコウイチたちだったが、次第にカンパニー内に不和が生じ……。
堂本は、自身が幾度も立ってきた帝国劇場のステージを確かめるように、冒頭のシーンから力強いダンスを披露。ステージを強く蹴って、「SHOCK」シリーズでおなじみの優雅なフライングへとつなげていく。また、「オン(ブロードウェイ)の先に何があるのか」「ここがゴールじゃない」というコウイチの思いを体現するように、誰よりもストイックな姿勢で公演に取り組み、座組を牽引した。
コウイチの幼なじみ・タツヤ役の上田は、エンターテイナーとして1人の人間として、誰よりもコウイチを尊敬し、そして嫉妬するタツヤの心情を、悲しみをにじませた演技で表現。コウイチとタツヤは一度道を違えてしまうものの、再びカンパニーの気持ちがひとつになったシーンでは、堂本と上田が笑顔を交わしながら、充実した表情で殺陣や太鼓のパフォーマンスに臨んだ。オーナーの娘リカ役の綺咲は、コウイチに思いを寄せるリカの健気さを丁寧に描写。コウイチと共に歌い踊る場面では、音域の広さを遺憾なく発揮し、指先までしなやかなダンスで観客を魅了した。
カーテンコールでは堂本が、振付師のトラヴィス・ペイン、ステイシー・ウォーカーに謝辞を述べるひと幕も。「お二人から振付をもらうことによって、『SHOCK』という作品を上演すること、自分自身がステージに立つ自信になりました」と晴れやかに語り、「今回が最後の帝国劇場公演になります。まだ実感はないのですが、感謝の気持ちを込めて1公演1公演やらせていただきます。千秋楽までよろしくお願いいたします」とあいさつした。
上演時間は休憩ありの約3時間15分。公演は11月29日まで。
Endless SHOCK
2024年4月11日(木)〜5月31日(金) ※公演終了
東京都 帝国劇場
2024年7月26日(金)〜8月18日(日) ※公演終了
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
2024年9月1日(日)〜29日(日) ※公演終了
福岡県 博多座
2024年11月8日(金)〜29日(金) ※公演終了
東京都 帝国劇場
スタッフ
作・構成・演出:
出演
4・5月公演
堂本光一 / 佐藤勝利 /
7・8月公演
堂本光一 / 中山優馬 / 林翔太 / 室龍太 / 高田翔 / 原嘉孝 / 松尾龍 / 尾崎龍星 /
9月公演
堂本光一 / 佐藤勝利 /
11月公演
堂本光一 /
※4・5月公演の前田美波里、島田歌穂はWキャスト。
※4・5月公演では「
※11月公演の綺咲愛里と中村麗乃はWキャスト。
※尾崎龍星は11月公演を全公演休演し、代わって松浦銀志が出演します。
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