第77回トニー賞ノミネート発表、「Hell's Kitchen」「Stereophonic」が共に最多13ノミネート

第77回トニー賞のノミネーションが、昨日4月30日に発表され、ミュージカル「Hell's Kitchen」「Stereophonic」がそれぞれ最多となる13ノミネートを飾った。

アリシア・キーズが作詞作曲を手がけ、自身の実話を題材にした「Hell's Kitchen」は、ミュージカル部門の作品賞、脚本賞、主演を務めるマレア・ジョイ・ムーンが主演女優賞の候補に挙がった。一方、カナダのバンド、アーケイド・ファイアの元フロントマン、ウィル・バトラーが楽曲を書き下ろした音楽劇「Stereophonic」は、演劇部門の作品賞、バトラー自身がオリジナル楽曲賞にノミネートされたほか、助演男優賞にウィル・ブリル、イーライ・ゲルブ、トム・ペシンカが挙がり、同賞を競い合う。

第77回トニー賞の授賞式は日本時間の6月17日に行われる。司会を務めるのは、2022年より3回連続となるアリアナ・デボーズ。式の様子は同日8:00よりWOWOWプライム・WOWOWオンデマンド「生中継！第77回トニー賞授賞式」で生放送・配信され、23日には字幕版がWOWOWライブ・WOWOWオンデマンドでオンエアされる。同番組では、ナビゲーターを井上芳雄、宮澤エマが務め、スペシャルサポーターとして京本大我が登場する。

第77回トニー賞ノミネート 一覧

演劇部門

作品賞

• 「Jaja's African Hair Braiding」（脚本：ジョスリン・ビオ）
• 「Mary Jane」（脚本：エイミー・ハーツォグ）
• 「Mother Play」（脚本：ポーラ・ヴォーゲル）
• 「Prayer for the French Republic」（脚本：ジョシュア・ハーモン）
• 「Stereophonic」（脚本：デイビット・アジミ）

リバイバル賞

• An Enemy of the People（脚本：ヘンリック・イプセン、翻訳：エイミー・ハーツォグ）
• Appropriate（脚本：ブランデン・ジェイコブス・ジェンキンス）
• Purlie Victorious: A Non-Confederate Romp Through the Cotton Patch（脚本：オジー・デイヴィス）

主演男優賞

• ウィリアム・ジャクソン・ハーパー（「Uncle Vanya」）
• レスリー・オドム・Jr（「Purlie Victorious: A Non-Confederate Romp Through the Cotton Patch」）
• リーヴ・シュレイバー（「Doubt: A Parable」）
• ジェレミー・ストロング（「An Enemy of the People」）
• マイケル・スタールバーグ（「Patriots」）

主演女優賞

• ベッツィ・アイデム（「Prayer for the French Republic」）
• ジェシカ・ラング（「Mother Play」）
• レイチェル・マクアダムス（「Mary Jane」）
• サラ・ポールソン（「Appropriate」）
• エイミー・ライアン（「Doubt: A Parable」）

助演男優賞

• ウィル・ブリル（「Stereophonic」）
• イーライ・ゲルブ（「Stereophonic」）
• ジム・パーソンズ（「Mother Play」）
• トム・ペシンカ（「Stereophonic」）
• コリー・ストール（「Appropriate」）

助演女優賞

• クインシー・タイラー・ベルンスティーン（「Doubt: A Parable」）
• ジュリアナ・キャンフィールド（「Stereophonic」）
• セリア・キーナン・ボルジャー（「Mother Play」）
• サラ・ピジョン（「Stereophonic」）
• カラ・ヤング（「Purlie Victorious: A Non-Confederate Romp Through the Cotton Patch」）

演出賞

• ダニエル・オーキン（「Stereophonic」）
• アン・カウフマン（「Mary Jane」）
• ケニー・レオン（「Purlie Victorious: A Non-Confederate Romp Through the Cotton Patch」）
• ライラ・ノイゲバウアー（「Appropriate」）
• ホイットニー・ホワイト（「Jaja's African Hair Braiding」）

装置デザイン賞

• ドッツ（「Appropriate」）
• ドッツ（「An Enemy of the People」）
• デレク・マクレーン（「Purlie Victorious: A Non-Confederate Romp Through the Cotton Patch」）
• デイヴィッド・ジン（「Jaja's African Hair Braiding」）
• デイヴィッド・ジン（「Stereophonic」）

衣裳デザイン賞

• デデ・アイテ（「Appropriate」）
• デデ・アイテ（「Jaja's African Hair Braiding」）
• エンヴァー・チャカルタシ（「Stereophonic」）
• エミリオ・ソサ（「Purlie Victorious: A Non-Confederate Romp Through the Cotton Patch」）
• デイヴィッド・ジン（「An Enemy of the People」）

照明デザイン賞

• イザベラ・バード（「An Enemy of the People」）
• アミス・チャンドラシェーカー（「Prayer for the French Republic」）
• ジヨン・チャン（「Stereophonic」）
• ジェーン・コックス（「Appropriate」）
• ナターシャ・カッツ（「Grey House」）

音響デザイン賞

• ジャスティン・エリントン、ステファニア・バルバレッタ（「Jaja's African Hair Braiding」）
• リア・ゲルペ（「Mary Jane」）
• トム・ギボンズ（「Grey House」）
• ブレイ・プア、ウィル・ピッケンズ（「Appropriate」）
• ライアン・ルメリー（「Stereophonic」）

ミュージカル部門

作品賞

• 「Hell’s Kitchen」
• 「Illinoise」
• 「The Outsiders」
• 「Suffs」
• 「Water for Elephants」

リバイバル賞

• 「Cabaret at the Kit Kat Club」
• 「Gutenberg! The Musical!」
• 「Merrily We Roll Along」
• 「The Who's Tommy」

主演男優賞

• ブロディ・グラント（「The Outsiders」）
• ジョナサン・グロフ（「Merrily We Roll Along」）
• ドリアン・ヘアウッド（「The Notebook」）
• ブライアン・ダーシー・ジェームズ（「Days of Wine and Roses」）
• エディ・レッドメイン（「Cabaret at the Kit Kat Club」）

主演女優賞

• エデン・エスピノーザ（「Lempicka」）
• マレア・ジョイ・ムーン（「Hell's Kitchen」）
• ケリー・オハラ（「Days of Wine and Roses」）
• マリアン・プランケット（「The Notebook」）
• ガイル・ランキン（「Cabaret at the Kit Kat Club」）

助演男優賞

• ロジャー・バート（「Back To The Future: The Musical」）
• ジョシュ・ブーン（「The Outsiders」）
• ブランドン・ビクター・ディクソン（「Hell's Kitchen」）
• スカイ・ラコタ・リンチ（「The Outsiders」）
• ダニエル・ラドクリフ（「Merrily We Roll Along」）
• スティーブン・スカイベル（「Cabaret at the Kit Kat Club」）

助演女優賞

• ショシャナ・ビーン（「Hell's Kitchen」）
• アンバー・イマン（「Lempicka」）
• ニッキ・M・ジェームズ（「Suffs」）
• レスリー・ロドリゲス・クリッツァー（「Monty Python's Spamalot」）
• ケシア・ルイス（「Hell's Kitchen」）
• リンゼイ・メンデス（「Merrily We Roll Along」）
• ビビ・ニューワース（「Cabaret at the Kit Kat Club」）

脚本賞

• クリストファー・ディアス（「Hell's Kitchen」）
• ベカー・ブルンステター（「The Notebook」）
• アダム・ラップ、ジャスティン・レヴィン（「The Outsiders」）
• シャイナ・タウブ（「Suffs」）
• リック・エリス（「Water for Elephants」）

演出賞

• マリア・フリードマン（「Merrily We Roll Along」）
• マイケル・グライフ（「Hell's Kitchen」）
• リー・シルヴァーマン（「Suffs」）
• ジェシカ・ストーン（「Water for Elephants」）
• ダンヤ・テイモア（「The Outsiders」）

装置デザイン賞

• AMP・フィーチャリング・タチアナ・カーベジアン（「The Outsiders」）
• ロバート・ブリル、ピーター・二グリニ（「Hell's Kitchen」）
• タケシ・カタ（「Water for Elephants」）
• デイビット・コリンズ（「Here Lies Love」）
• リッカルド・エルナンデス、ピーター・二グリニ（「Lempicka」）
• ティム・ハトリー、フィン・ロス（「Back To The Future: The Musical」）
• トム・スカット（「Cabaret at the Kit Kat Club」）

衣裳デザイン賞

• デデ・アイテ（「Hell's Kitchen」）
• リンダ・チョウ（「The Great Gatsby」）
• デイビット・イスラエル・レイノソ（「Water for Elephants」）
• トム・スカット（「Cabaret at the Kit Kat Club」）
• ポール・タゼウェル（「Suffs」）

照明デザイン賞

• ブランドン・スターリング・ベイカー（「Illinoise」）
• イザベラ・バード（「Cabaret at the Kit Kat Club」）
• ナターシャ・カッツ（「Hell's Kitchen」）
• ブラッドリー・キング、デイヴィッド・ベンガリ（「Water for Elephants」）
• ブライアン・マクデヴィット、ハナ・S・キム（「The Outsiders」）

音響デザイン賞

• M・L・ドッグ、コーディー・スペンサー（「Here Lies Love」）
• カイ・ハラダ（「Merrily We Roll Along」）
• ニック・リドスター（Autograph）（「Cabaret at the Kit Kat Club」）
• ガレス・オーウェン（「Hell's Kitchen」）
• コーディー・スペンサー（「The Outsiders」）

両部門

オリジナル楽曲賞

• アダム・ゲッテル（「Days of Wine and Roses」）
• デヴィッド・バーン、ファットボーイスリム（「Here Lies Love」）
• ジェームスタウンリバイバル（ジョナサン・クレイ、ザック・チャンス）、ジャスティン・レヴィン（「The Outsiders」）
• ウィル・バトラー（「Stereophonic」）
• シャイナ・タウブ（「Suffs」）

振付賞

• アニー・B・パーソン（「Here Lies Love」）
• カミーユ・A・ブラウン（「Hell's Kitchen」）
• リック・クパーマン、ジェフ・クパーマン（「The Outsiders」）
• ジャスティン・ペック（「Illinoise」）
• ジェシー・ロッブ、シャナ・キャロル（「Water for Elephants」）

オーケストラ編曲賞

• ティモ・アンドレス（「Illinoise」）
• ウィル・バトラー、ジャスティン・クレイグ（「Stereophonic」）
• ジャスティン・レヴィン、マット・ヒンクリー、ジェームスタウンリバイバル（ジョナサン・クレイ、ザック・チャンス）（「The Outsiders」）
• トム・キット、アダム・ブラックストーン（「Hell's Kitchen」）
• ジョナサン・チュニック（「Merrily We Roll Along」）