スペースノットブランク「ラブ・ダイアローグ・ナウ」が、9月に兵庫・静岡・鳥取で上演される。
2017年に初演され、上演が重ねられてきた「ラブ・ダイアローグ・ナウ」は、出会いの過程を描く舞台作品。今回は「豊岡演劇祭2020 Toyooka Theater Festival」フリンジプログラム、「ストレンジシード静岡2020 the Park」、「鳥の演劇祭13」若手舞台芸術創作団体支援企画の参加作品として、3都市で上演される。
本作では演出をスペースノットブランクの
小野と中澤は、作品について「あらゆる状況を『出会い』というフィルターに通すだけで、物語が立ち上がってきます。ドラマに高揚する時、私たちは自らの歴史と物語を重ねて、その類似性と相違性のどちらにも感情を動かされています。『ラブ・ダイアローグ・ナウ』に表される出会いが完結しないのは、それが舞台に描かれる状況でありながら、私たちの人生と変わらない性質を持っているからと言えます」とコメント。また「それぞれの場所で、それぞれの他者と出会い、それぞれの自己と出会うことを楽しみにしています」と観客にメッセージを送った。
公演は9月12・13日に兵庫・アップかんなべ 中央ゲレンデ、21・22日に静岡・静岡市内、26・27日に鳥取・鳥の劇場 野外劇場にて。なお静岡公演の会場は後日発表される。
小野彩加、中澤陽コメント
重層化する、出会い
「ラブ・ダイアローグ・ナウ」は、出会いの過程を描いた舞台作品です。しかし上演の中でその出会いが完結することはなく、辻褄を排していくつもの出会いの瞬間を断片的に描いています。しかしそれも断片のようで繋がっているようにも感じる。あらゆる状況を「出会い」というフィルターに通すだけで、物語が立ち上がってきます。ドラマに高揚する時、私たちは自らの歴史と物語を重ねて、その類似性と相違性のどちらにも感情を動かされています。「ラブ・ダイアローグ・ナウ」に表される出会いが完結しないのは、それが舞台に描かれる状況でありながら、私たちの人生と変わらない性質を持っているからと言えます。
2017年から2018年にかけて制作と上演を行なった「ラブ・ダイアローグ・ナウ」と、2020年に再会します。3つの場所で、3つの異なる出会いの舞台を作ります。小旅行に新しい価値を連れて、土地から土地を移動します。それぞれの場所で、それぞれの他者と出会い、それぞれの自己と出会うことを楽しみにしています。
スペースノットブランク「ラブ・ダイアローグ・ナウ」
2020年9月12日(土)・13日(日)
兵庫県 アップかんなべ 中央ゲレンデ
演出:
出演:
2020年9月21日(月・祝)・22日(火・祝)
静岡県 静岡市内
演出:小野彩加、中澤陽
出演:古賀友樹、札内茜梨
2020年9月26日(土)・27日(日)
鳥取県 鳥の劇場 野外劇場
演出・出演:小野彩加、中澤陽
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リンク
鳥の劇場 @bird_theatre
【鳥の演劇祭13】
9月26日、27日 野外劇場での上演
スペースノットブランク「ラブ・ダイアローグ・ナウ」
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