京都のノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」が3000回公演を達成

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「ギア-GEAR-」が、昨日10月20日の18:00開演回で3000回公演を達成した。

「ギア-GEAR-」3000回公演の出演者。

「ギア-GEAR-」3000回公演の出演者。

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「ギア-GEAR-」は、2012年から京都・ART COMPLEX 1928内にある専用劇場で上演されているノンバーバルパフォーマンス。パントマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリング、そしてドールの5つの要素が融合し、キャストが日替わりでパフォーマンスを繰り広げる。

「ギア-GEAR-」3000回公演の挨拶より。(c)T.yoko

「ギア-GEAR-」3000回公演の挨拶より。(c)T.yoko[拡大]

3000回公演達成に際し、「ギア-GEAR-」統括プロデューサーの小原啓渡は「『ギア』のテーマでもある『祈り』を込めて、これからも日々の改善を怠らず、愚直に歯車を回し続けて参ります。これまで愛情を持って支えてくれたキャスト・スタッフ、そして時間を割いて足を運んでくださった多くのお客様に心から感謝いたします」とコメントを発表した。

「ギア-GEAR-」3000回公演の挨拶より。(c)T.yoko

「ギア-GEAR-」3000回公演の挨拶より。(c)T.yoko[拡大]

また3000回公演当日は、出演キャストからの挨拶が行われた。マジックパート担当の山下翔吾は「1回ずつ積み重ねた結果が、こういう大きな回数になったんだということを改めて噛みしめました。これもみなさんが1回ずつ来てくださったおかげです」と謝辞を述べる。

ドールパートを務める佐々木ヤス子は「100年後、200年後に『ギアは21世紀に生まれた』と歴史に語り継がれるようになれたらと思います。そういう歯車のひとつとして、今後もこの作品を大切に届けていきたいです」と目標を掲げた。

小原啓渡(「ギア」統括プロデューサー)コメント

3000回公演達成に寄せて

「ギア」誕生から10年になります。
当初はこれほど長く続けられるとは思っていませんでした。
現状も含め、経営的に苦しい時期は何度もありましたが、その度に心に浮かんだのが「人間本来無一物」という禅のことばです。
本質的にこの世は「空」であり、人は裸で生まれ、何も持たずに死んでいく。
ただ重要なのは、その命をどう使うのか、ということ。
まさに「使命」に通ずる言葉だと思います。
「ギア」のテーマでもある「祈り」を込めて、これからも日々の改善を怠らず、愚直に歯車を回し続けて参ります。
これまで愛情を持って支えてくれたキャスト・スタッフ、そして時間を割いて足を運んでくださった多くのお客様に心から感謝いたします。

山下翔吾(マジックパート)コメント

今日で3000回公演を数えるのを機に、今朝辞書で「3000」という語を調べてきたんですけど、その説明が「2999の次であり、3001の前の数」だったんです。そんなの当たり前なんですけどね、真理だなと。よく考えたら1回ずつ積み重ねた結果が、こういう大きな回数になったんだということを改めて噛みしめました。これもみなさんが1回ずつ来てくださったおかげです。ありがとうございました。

佐々木ヤス子(ドールパート)コメント

私は、大学の頃、プロデューサーに「一緒に世界に行こう」と言われたのがきかっけで「ギア」に入りました。それから3年。ひとつひとつが噛み合う歯車の力をいつも感じています。「京都にはギアがある」というキャッチコピーがあるのですが、私の夢は、それに収まらず「日本にはギアがある」といわれるようになって、ゆくゆくは100年後、200年後に「ギアは21世紀に生まれた」と歴史に語り継がれるようになれたらと思います。そういう歯車のひとつとして、今後もこの作品を大切に届けていきたいです。

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佐々木ヤス子 @yasuko696

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