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髑髏の次はメタルが“回る”!新感線☆RS「メタルマクベス」が3作連続上演

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上段左から橋本さとし、尾上松也、浦井健治。下段左から濱田めぐみ、大原櫻子、長澤まさみ。

上段左から橋本さとし、尾上松也、浦井健治。下段左から濱田めぐみ、大原櫻子、長澤まさみ。

「新感線☆RS『メタルマクベス』」の3作連続上演が決定。「disc1」は7月23日から8月31日まで、「disc2」は9月中旬から、「disc3」は11月初旬から東京・IHIステージアラウンド東京にて上演される。

「メタルマクベス」は、2006年に劇団☆新感線宮藤官九郎が初めてタッグを組んで制作したシェイクスピア作品。過去の「メタルマクベス」では、ロックバンドの生演奏に乗せて、2206年の廃退した近未来と、空前のバンドブームに沸いた1980年代の日本の様子が描かれた。

演出をいのうえひでのり、振付&ステージングを川崎悦子が手がける今作では、宮藤が自ら改稿した脚本を、キャスト・演出を変えながら3作連続で上演。「disc1」には、退団以来21年ぶりに新感線作品に出演する橋本さとしと、濱田めぐみ、「disc2」には、尾上松也大原櫻子「disc3」には、浦井健治長澤まさみがマクベス夫妻役として出演する。

上演決定にあたって宮藤は、客席が回転するIHIステージアラウンド東京の構造に言及し、「キャストを一新して“回る”メタルマクベスになっても本質は変わらない、むしろ“回らない”メタルマクベスよりイイ感じになるだろうと踏んでいます。ローリング・メタルマクベス、楽しみ! (ま、回るのはお客さんなんですけどね)」とコメント。またいのうえは本作の演出プランについて、「基本的に演出とセットは変えません。ただ、そこに役者にシフトした演出を加えていきますし、はからずもいくつかのジェネレーションに分かれたキャスティングになったので、それぞれの特長は生かすつもりです」と明かすと共に、「やはり次の一番の挑戦は、生バンドが入るこの劇場初の“音楽劇”になるということ。もちろん『髑髏城~』ではできなかった新たな仕掛けもいくつか考え中ですので、楽しみにしていてください」と意気込みを語った。「disc1」のチケットは4月28日12:00に発売。

宮藤官九郎コメント

「メタルマクベス」は、それまで劇団☆新感線の単なるファンだった僕が初めて正式に関わった作品であり、シェイクスピアの原作を読んだこともなく、しかもヘヴィメタルよりパンクが断然好きにも関わらず、いのうえさんに気に入られたい一心で引き受け、無我夢中で書いた作品です。改めて読み返すと良くも悪くも力んでいる。ガチガチに力が入っている。そして奇跡的に成立している。「メタル」の「マクベス」になっている。ですからキャストを一新して“回る”メタルマクベスになっても本質は変わらない、むしろ“回らない”メタルマクベスよりイイ感じになるだろうと踏んでいます。
ローリング・メタルマクベス、楽しみ! (ま、回るのはお客さんなんですけどね)

いのうえひでのりコメント

観客席が回るIHIステージアラウンド東京の特性を考えるとここで上演できるのは場面転換が多く、長期公演でも耐性のある脚本のものということで「髑髏城の七人」か「メタルマクベス」しかないなと最初から思っていました。今回はdisc1・2・3と3組ありますが、基本的に演出とセットは変えません。ただ、そこに役者にシフトした演出を加えていきますし、はからずもいくつかのジェネレーションに分かれたキャスティングになったので、それぞれの特長は生かすつもりです。そしてやはり次の一番の挑戦は、生バンドが入るこの劇場初の“音楽劇”になるということ。もちろん「髑髏城~」ではできなかった新たな仕掛けもいくつか考え中ですので、楽しみにしていてください。

橋本さとしコメント

自分の原点、劇団☆新感線の舞台に21年ぶりに戻ることになりました。みなさんにちょっとは成長した姿を見せられる気がしますし、そうでないとアカンとも思っています。噂に聞くと舞台裏はたくさん走らないといけない劇場みたいですが、僕、方向音痴なので迷子にならないようにしないと(笑)。しかも僕はダントツ年上ですし、ここはロック魂で勝負するしかないですね。disc1、一発目としてしっかりスタートを切って次にバトンを渡したいと思います。

濱田めぐみコメント

まさか自分が劇団☆新感線さんにお世話になるとは夢にも思っていませんでしたが、新境地を開くための冒険になるでしょうし、未知の世界でいろいろなことを吸収して新しい引き出しができそうで、今とてもワクワクしています。この年齢で新たな挑戦をさせていただけるなんて光栄ですし、ドキドキしている自分には「おい、可愛いところがあるじゃない」なんて思ったりもして(笑)。とにかく初めて尽くしなので、新入生の気持ちで飛び込むつもりです。

尾上松也コメント

以前からいつか劇団☆新感線の舞台に出たいと思っていたので、今回声をかけていただき、天にも昇る気持ちで、本当に感無量です。でもまさか、「メタルマクベス」で僕に声がかかるとは思っていなかったのでとても驚きました。マクベスは一言で言えば悪役ですが、ただの悪じゃないので、こういう役どころは大好きです。何より、経験したことのない舞台装置で演じられることにもワクワクしていますし、体力もいつも以上につけておかないと、と覚悟しています。

大原櫻子コメント

前回の舞台をDVDで観た時は「わっ、これをやるのか!」「私がマクベス夫人役?」とビックリしましたが(笑)、ふだんの自分にはない要素を持つ、未経験の役柄になると思うので楽しみですし、声をかけていただいてうれしかったです。難しい役ですが今22歳の私がやることで、逆にオリジナリティあふれる役として演じられたら。disc1から3までそれぞれ違う色でお届けする中、大原櫻子の「メタルマクベス」という一色がうまく出せたらいいなと思っています。

浦井健治コメント

劇団☆新感線に出演するのは3回目、これで“準劇団員”と名乗れます! 夢が叶ってとても嬉しく思います。「メタルマクベス」の初演は、シェイクスピアの「マクベス」、宮藤官九郎さん、新感線の各世界観がカチッと重なっていた、これぞエンターテインメントな舞台で、鳥肌を立てながら観ていました。その作品で5年ぶりにいのうえさんの演出を受けられるのも最高にうれしく、最高に怖い。ボッコボコにされつつもそのあとの景色を堂々と一緒に見られるよう、食らいついていきたいです。

長澤まさみコメント

もともと劇団☆新感線の舞台はお客様との一体感があるところや、観劇後に明るい気持ちで帰れるところが好きでいつかはと思っていたので、お話をいただけてとてもありがたく光栄でした。人を笑わせるのは好きなほうなので今回のように作品にその様な要素が入っていると、よりやりがいを感じます。歌ったり踊ったりするみたいですし、稽古までに体力をつけていろいろと準備はしておくつもりです。disc1、2の舞台もぜひ観に行って、みなさんのいいところを盗みたいですね(笑)。

ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc1 Produced by TBS」

2018年7月23日(月)~8月31日(金)
東京都 IHIステージアラウンド東京

原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子

出演:橋本さとし濱田めぐみ / 松下優也山口馬木也 / 猫背椿粟根まこと植本純米 / 橋本じゅん / 西岡徳馬 / 山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル村木仁冠徹弥富川一人小沢道成 / 穴沢裕介、Erica、見目真菜、齋藤志野、鈴木智久、鈴木奈苗 / 橋本奈美、原慎一郎、山崎朱菜、山崎翔太、米花剛史、渡辺翔史 / 藤家剛工藤孝裕菊地雄人熊倉功、あきつ来野良、横田遼、北川裕貴、紀國谷亮輔

バンド:岡崎司(guitars)、高井寿(guitars)、福井敏(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)

※西岡徳馬の「徳」は旧字、山崎翔太と松崎雄一の「崎」は立つ崎(たつさき)、高井寿の「高」ははしごだかが正式表記。

ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS」

2018年9月中旬開幕予定。
東京都 IHIステージアラウンド東京

原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子

出演:尾上松也大原櫻子 / 原嘉孝(ジャニーズJr.)、浅利陽介 / 高田聖子河野まさと村木よし子 / 岡本健一 / 木場勝己 / 逆木圭一郎インディ高橋保坂エマ市川しんぺー徳永ゆうき伊藤玻羅馬常川藍里 / 蝦名孝一、大久保芽依、落合悠介、狩野新之介、岸波紗世子、嶌村緒里江 / 鈴木悠華、武市悠資、西田健二、本多陽葉、本多玲菜、渡部又吁 / 武田浩二加藤学川島弘之南誉士広藤田修平、森大、渋谷亘宏、下島一成

バンド:滝和祥(guitars)、高井寿(guitars)、大桃俊樹(bass)、雨宮直人(drums)、松崎雄一(keyboards)

ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc3 Produced by TBS」

2018年11月初旬開幕予定。
東京都 IHIステージアラウンド東京

原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子

出演:浦井健治長澤まさみ / 高杉真宙柳下大 / 峯村リエ、粟根まこと、右近健一 / 橋本じゅん / ラサール石井 / 礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、村木仁、冠徹弥、上川周作、小沢道成 / 伊藤結花、植竹奈津美、駒田圭佑、鈴木智久、鈴木奈苗、鈴木凌平 / 新納智子、早川紗代、本田裕子、山崎翔太、米花剛史、渡辺翔史 / 川原正嗣、藤家剛、工藤孝裕、菊地雄人、あきつ来野良、横田遼、北川裕貴、翁長卓

バンド:岡崎司(guitars)、高井寿(guitars)、福井敏(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)

※初出時、キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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