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「メタルマクベス」3人のランダムスターがシャウト!360度回転MVに爆笑

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「新感線☆RS『メタルマクベス』」の製作発表記者会見、スペシャルLIVEの様子。

「新感線☆RS『メタルマクベス』」の製作発表記者会見、スペシャルLIVEの様子。

「新感線☆RS『メタルマクベス』」の製作発表記者会見が本日5月10日に行われた。

会場には、“メタルな何か”を身に付けたオーディエンスが多数詰めかけ、開始前から盛り上がりを見せる。そこにオープニングMCとして冠徹弥が登場。オーディエンスを煽り、会場を沸かせた。

そして本作の楽曲担当・岡崎司率いるバンドメンバーが演奏を始めると、メタルな衣装に身を包んだランダムスター役の3人、橋本さとし尾上松也浦井健治が舞台にワッと躍り出た。作品を象徴する楽曲「きれいは汚い、ただしオレ以外」を高らかに歌い上げる3人に、オーディエンスは大きな歓声で応える。続けてセクシーな黒のドレスに身を包んだランダムスター夫人役の3人、濱田めぐみ大原櫻子長澤まさみが舞台に姿を現すと、会場はさらに大きな歓声に包まれた。そのまま“夫人”がそれぞれの“夫”に寄り添い、3組のランダムスター夫妻がずらりと顔を見せると、その豪華さに会場からはさらに大きな歓声が上がった。

スペシャルLIVEが終わっても会場の熱は冷めやらず、会見が始まってもふとしたことで大爆笑が起こった。司会者がいのうえひでのりに、「メタルマクベス」上演の経緯を尋ねると、いのうえは「最初に新感線がIHIステージアラウンド東京でやらせてもらうことになったときに、ロングランで、と言われて、それなら『髑髏城の七人』か『メタルマクベス』しかないと思っていたんです。最初に『髑髏城』をやりまして、結局『メタルマクベス』もやることになって」と笑顔を見せる。

続けて、12年ぶりの上演に際し、台本の書き換えがあるのかと司会者に問われた宮藤官九郎は「基本、変えないと思います。何しろシェイクスピア先生が書いた本が原作ですから、たかが12年で変えちゃいけないなって(笑)」と答える。さらに「ライブを見て、歌詞のセンスがすごいですね(笑)」と言い、「これはもうシェイクスピア先生と私の合作ですからね。『きれいは汚い』までは先生ですけど、『ただしオレ以外』って付けたところにセンスを感じます」と自画自賛し、会場を笑いで包んだ。

退団以来21年ぶりの劇団☆新感線出演となる橋本は「僕はいつでもいのうえさんのOKが出れば、と思ってたんですが、21年、長かったですねえ」と感慨深げな表情を見せる。さらに「新感線は今、楽屋に行くと僕でも緊張するような大きな劇団になり、新しいメンバーも新しいお客さんも増えてきました。でも僕の中では『直撃!ドラゴンロック~轟天』(1997年に上演された新感線のネタもの)のときのままなんですよね」と思いを語る。また初演でランダムスター役を演じた内野聖陽と現在ドラマで共演中の橋本は、内野から「ランダムスターは大変だよ、痩せないといけない」と言われたことを明かした。

濱田は「新感線さんは初めてなのでよろしくお願いします!」と爽やかな笑顔を見せる。司会者がロックとメタルの歌唱について問いかけようとすると「そう、そこなのよ!」と即座に答え、「がんばります!」と元気よく挨拶した。

松也は「新感線に出たかったんですよね。念願叶ってうれしいです」と満面の笑みを見せる。「人前でシャウトしたかったんですよね、気持ちよかったー! あと2、3曲歌いたかった」とスペシャルライブを振り返り、観客から歓声が上がった。

3人のランダムスター夫人の中で最年少、22歳の大原は「お話をいただいたときは驚きで、今は不安しかないです」と恐縮した様子を見せる。「夫婦に見えますかね?」と大原が松也に目線を送ると、すっと顔を寄せ合う松也と大原。2人の和やかな様子に、オーディエンスは温かい拍手を送った。

初演を観たという浦井は「まさか内野さんの役とは! 新感線には今回で3回目の出演となりますが過去2回は王子役、今回は王になりました」と笑顔を見せる。また「ミュージカルではなかなかシャウトしませんが……」と語りつつ、突如シャウトを交えて、会場を大きな笑いに包んだ。そんなキャストの様子を見た宮藤は「なんか統一感を感じますね」と笑顔を見せた。

長澤は初演でランダムスター夫人を演じた松たか子と最近話す機会があったと言い、「実はあの役をやるんですってお話したら『大丈夫、できるから』と言っていただき、勇気をもらいました」と表情を和ませた。

続けてランダムスターの3人が出演する、「きれいは汚い、ただしオレ以外」のMVが会場で初披露された。体操競技の一種として知られるラートに衣装で乗り込み、360度回転しながら熱唱するランダムスター3人の姿は極めてシュールで、本人たちを含む全員が大爆笑しながらMVを楽しんだ。

2006年に初演された「メタルマクベス」は、新感線と宮藤が初めてタッグを組んで制作したシェイクスピア作品。過去の上演では、ロックバンドによるメタルサウンドの生演奏に乗せ、2206年の廃退した近未来と、空前のバンドブームに沸いた1980年代の日本の様子が描かれた。

18年版「メタルマクベス」では、「disc1」に橋本と濱田、「disc2」に松也と大原、「disc3」に浦井と長澤が出演。公演は「disc1」が7月23日から8月31日まで、「disc2」が9月15日から10月25日まで、「disc3」が11月9日から12月31日までとなっている。

ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc1 Produced by TBS」

2018年7月23日(月)~8月31日(金)
東京都 IHIステージアラウンド東京

原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子

出演:橋本さとし濱田めぐみ / 松下優也山口馬木也 / 猫背椿粟根まこと植本純米 / 橋本じゅん / 西岡徳馬 / 山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル村木仁冠徹弥富川一人小沢道成 / 穴沢裕介、Erica、見目真菜、齋藤志野、鈴木智久、鈴木奈苗 / 橋本奈美、原慎一郎、山崎朱菜、山崎翔太、米花剛史、渡辺翔史 / 藤家剛工藤孝裕菊地雄人熊倉功、あきつ来野良、横田遼、北川裕貴、紀國谷亮輔

バンド:岡崎司(guitars)、高井寿(guitars)、福井敏(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)

※西岡徳馬の「徳」は旧字、山崎翔太と松崎雄一の「崎」は立つ崎(たつさき)、高井寿の「高」ははしごだかが正式表記。

ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS」

2018年9月15日(土)~10月25日(木)
東京都 IHIステージアラウンド東京

原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子

出演:尾上松也大原櫻子 / 原嘉孝(ジャニーズJr.)、浅利陽介 / 高田聖子河野まさと村木よし子 / 岡本健一 / 木場勝己 / 逆木圭一郎インディ高橋保坂エマ市川しんぺー徳永ゆうき伊藤玻羅馬常川藍里 / 蝦名孝一、大久保芽依、落合悠介、狩野新之介、岸波紗世子、嶌村緒里江 / 鈴木悠華、武市悠資、西田健二、本多陽葉、本多玲菜、渡部又吁 / 武田浩二加藤学川島弘之南誉士広藤田修平、森大、渋谷亘宏、下島一成

バンド:滝和祥(guitars)、高井寿(guitars)、大桃俊樹(bass)、雨宮直人(drums)、松崎雄一(keyboards)

ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc3 Produced by TBS」

2018年2018年11月9日(金)~12月31日(月)
東京都 IHIステージアラウンド東京

原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子

出演:浦井健治長澤まさみ / 高杉真宙柳下大 / 峯村リエ、粟根まこと、右近健一 / 橋本じゅん / ラサール石井 / 礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、村木仁、冠徹弥、上川周作、小沢道成 / 伊藤結花、植竹奈津美、駒田圭佑、鈴木智久、鈴木奈苗、鈴木凌平 / 新納智子、早川紗代、本田裕子、山崎翔太、米花剛史、渡辺翔史 / 川原正嗣、藤家剛、工藤孝裕、菊地雄人、あきつ来野良、横田遼、北川裕貴、翁長卓

バンド:岡崎司(guitars)、高井寿(guitars)、福井敏(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)

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