ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」が、昨日1月15日に東京・TBS赤坂ACTシアターにて開幕。これに先がけ劇中の一場面を披露するプレスコールが行われ、ロミオ、ジュリエット、ベンヴォーリオ、マーキューシオ役のWキャスト全員が出演した。
プレスコールでは、ロミオ(
場面披露後に行われた囲み取材で、潤色・演出を務める
古川は「稽古で段々と作品の精度が上がって行くのを感じてきました。その成果を早く皆さんにお届けしたい気持ちです」とコメント。大野は見どころについて「今回新しくなったダンスで視覚でも聴覚でも楽しめる作品だということと、素敵な話が加わるので、2倍3倍にふくれあがって素晴らしい舞台になると思います」と紹介する。本作が舞台初挑戦となる木下は「いままで稽古場で小池先生や先輩方に指導していただいて積み重ねて来たものを、舞台上で思い切り発揮できるよう精一杯ジュリエットを演じてお客様に楽しんでもらえるように頑張りたいです」と覚悟を述べ、会見を締めくくった。
本作は、小池修一郎の潤色・演出によって2010年に宝塚歌劇星組で初演された、フランス発のミュージカル。その後、2011・2013年には男女キャストによって上演され、さらなる注目を集めている。東京公演は2月14日まで。その後、2月22日から3月5日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。
古川雄大コメント
いよいよこの日が来た、という気持ちです。僕自身、一度『ロミオ&ジュリエット』をやらせていただいていて、千秋楽を迎えたとき、「もう一回この役をやるんだ」と、ひそかに強く深く思っていました。その思いをこの初日から千秋楽までぶつけていきたいと思っています。稽古で段々と作品の精度が上がって行くのを感じてきました。その成果を早く皆さんにお届けしたい気持ちです。新演出になった新しい『ロミオ&ジュリエット』で皆さんを驚かせたいです。
本作の見どころ
音楽が魅力の1つで、その音楽に乗せるダンスが魅力だと思います。振り付けにジャズとヒップホップとコンテンポラリーのトップの方たち3人によるダンスでの表現は今回の魅力のひとつだと思います。またベンボーリオ、マーキューシオ、ティボルト、どの役もこの作品では大切な役。それをWキャストで、1つの役を2人で演じるとこんなにも違うんだと思うくらいそれぞれ違った役づくりをしています。その組み合わせによって出来上がってくるものも違います。それも魅力かなと思います。
大野拓朗コメント
皆で休む間もなく毎日毎日夜遅くまで稽古してきて、一生懸命戦って来ました。その成果を早く舞台上でお客様に届けたいです。いますごくドキドキしています。僕自身、初演の2011年、再演で(古川)雄大さんのロミオを観ていて、僕の中で一番好きなミュージカルであり、憧れの舞台でした。その作品でまさか自分がロミオをやらせていただけるとは。舞台稽古に入って扮装してた姿でセットに囲まれて、改めてロミオをやらせていただける幸せと楽しさを感じています。
本作の見どころ
毎日聞いていても毎回感動できる素晴らしい音楽と、今回新しくなったダンスで視覚でも聴覚でも楽しめる作品だということと、素敵な話が加わるので、2倍3倍にふくれあがって素晴らしい舞台になると思います。そして岡さん初めベテランの大先輩達が土台を固めてくれてその上で僕たちは精一杯動き回らせてもらっている。若いからこそ1日1日成長して行けるのかなというか。日々の公演でどんどん進化して行く幅が多いと思うので、何度も観てくださった方は日々の進化も楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。
生田絵梨花コメント
ジュリエット役が決まったのが1年くらい前、半年前に製作発表があり、そして稽古があって。1年を通して作品に関わることが私の人生のなかでは初めての経験で、やっと今日幕が開くということに、ワクワクしている一方で心臓が出てくるんじゃないかというくらい緊張しています。エネルギーいっぱいの熱い舞台です。それを自分も感じながら自分もエネルギーを発せられるように、精一杯頑張りたいと思っています。そしてなにより、この役を演じられる喜びを毎日感じながら一歩一歩進めるように頑張りたいなと思います。
本作の見どころ
私が好きなシーンを1つあげるとしたら、舞踏会です。出会ったり離れたりすれ違ったり。どの人をみてもストーリーがあって、踊りもセットも華やか。何度も来て下さる方がいたら、毎回フォーカスを変えて観たら楽しいんじゃないかなと思います。
木下晴香コメント
ジュリエット役が決まったときは、まだまだ先と思っていたんですが、お稽古が始まってから今日まであっという間でした。今日は朝起きたときから緊張しています。いままで稽古場で小池先生や先輩方に指導していただいて積み重ねて来たものを、舞台上で思い切り発揮できるよう精一杯ジュリエットを演じてお客様に楽しんでもらえるように頑張りたいです。
本作の見どころ
2幕の決闘のシーンは、みなさんも驚くぐらい迫力のシーンになっているので注目してもらいたいです。
馬場徹コメント
ようやくこの日が来たか、という気持ちです。早く舞台に立って初日を迎えたいという気持ちが今は強いです。ベンヴォ―リオは最後まで生き残る役なので、幕が降りる瞬間まで楽しめる役なので、最後まで楽しませていただこうと思っています。
矢崎広コメント
怒濤の稽古を経て劇場に入り、ついに幕が開くんだなという気持ちです。あとは、稽古でやってきたことを、小池先生、スタッフ、キャスト皆を信じてぶつけるだけだと思っているので、それをお客様に観ていただき、僕たちと一緒に千秋楽まで楽しんでいただければと思います。
平間壮一コメント
『ロミオ&ジュリエット』は、観る前からストーリーを知っている人が多いと思いますが、それでも今回の個性的で素敵なメンバーとでしかできない『ロミオ&ジュリエット』ができているんじゃないかなと思います。そのなかで自分が目標としているのは、自分らしいマーキューシオをやること。1つ1つ挑戦していこうと思っているので楽しみにしていてください。
小野賢章コメント
今日の初日まであっという間だったなという思いがすごく強いです。若者たちのエネルギッシュな作品なので、それを全面的に出して、千秋楽まで怪我無くいけるようにやっていきたいと思います。
渡辺大輔コメント
やっときたなという気持ちです。稽古場から和気あいあい、時には切磋琢磨してぶつかったり、いろいろやってきて、みんな自信はついていると思います。舞台で発揮するのは当たり前なんですが、小池先生の指導のもと、そしてスタッフさんの力を借りてまた1日1日楽しんで進化して行けたらいいなと思っています。お客さまが「楽しかったな」「また観に来たいな」という作品になっていれば大成功じゃないかなと思っています。
広瀬友祐コメント
前回の『ロミオ&ジュリエット』を観て、ひそかに、強く深く誰よりもティボルトをやりたいと思っていました。今日の初日メンバー、アンサンブルダンサーさん全員で千秋楽まで突っ走りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
小池修一郎コメント
仕上がりがいいです。この若者たちとここにいないアンサンブル、ダンサーとか、死のダンサーそして親たち、みんなの醸し出すエネルギーが見どころ。昨日通し稽古(生田、古川)で、生田絵梨花のジュリエットに新しい日本のミュージカル女優の誕生を見ました。彼女は大変忙しいスターさんなのでミュージカルの舞台でどこまでできるか分からないですが、ミュージカル界をリードして行く女優さんだと非常に感動しました。楽しみにしています。
また、新人ですけども木下晴香もおそらくこれから日本のミュージカルのジャンル、音楽のジャンルですごく大変な活躍をすると思います。大変楽しみです。そして、いろんなフィ―ルドで活躍している若者達がよくぞこの作品に集まってくれたと、素晴らしいことです。
※動画は現在非公開です。
ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」
2017年1月15日(日)~2月14日(火)
東京都 TBS赤坂ACTシアター
2017年2月22日(水)~3月5日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
原作:
作・音楽:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:
振付:KAORIalive、AKIHITO / 小尻健太(尻はかばねに丸が正式表記)
キャスト
ロミオ:
ジュリエット:
ベンヴォーリオ:
マーキューシオ:
ティボルト:
死:
キャピュレット夫人:香寿たつき
乳母:
ロレンス神父:
モンタギュー卿:
モンタギュー夫人:秋園美緒
パリス:
ヴェローナ大公:岸祐二
キャピュレット卿:岡幸二郎
ほか
※初出時、スタッフ表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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