松竹大谷図書館がクラウドファンディングで「組上燈籠絵」を復刻・デジタル化

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松竹大谷図書館が、歌舞伎の演目や風景などが描かれた「組上燈籠絵」をデジタル化し、その画像を公開するプロジェクトを始動。クラウドファンディング「READYFOR」にて資金を募っている。

松竹大谷図書館に保存されている組上燈籠絵。

松竹大谷図書館に保存されている組上燈籠絵。

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これは、演劇・映画専門の私立図書館、松竹大谷図書館が行うクラウドファンディングの第5弾。今回は「歌舞伎や映画、鮮やかな日本文化の遺産を守り復元する。」プロジェクトと題し、同館の平成28年度の運営資金調達と、同館が保存する161枚の組上燈籠絵のデジタル化、さらに厳選3作品の復刻版を印刷する資金作りのために実施される。クラウドファンディングの目標金額は250万円で、一口あたりの設定金額は3000円から5万円までの4種類。募集期間は10月26日23:00まで。

なお今回デジタル化されるのは、「菅原伝授手習鑑」における“車引”の場面が描かれた5枚組の「菅原天神記車引組上ケ五枚続」と、「一谷嫩軍記」で源氏の武将・熊谷次郎直実と平家の公達・平敦盛の“組打”の場を描いた「新板飾立一の谷の図」1枚、そして1891年に深野座で五代目尾上菊五郎が踊った「雪礫巌石橋」を想定して描かれたものと思われる「石橋」1枚だ。

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杉田正幸,Masayuki Sugita @SGTMSYK

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