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由来を教えて!劇団名50 その24 [バックナンバー]

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人と土地と言葉、そこから音楽性を引き出す

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次々と新たな作り手が頭角を表す演劇界。数ある劇団の中から、ジャケ買いならぬ“劇団名買い”で観劇に行った経験はないだろうか。チラシやニュース、SNSなどで目にする劇団名は、シンプルなものから不思議な音の響きを持つもの、「どういう意味?」と目を引くものまでさまざまだが、それには名づけ主の希望や願い、さらには演劇的活動戦略が込められているはず。このコラムでは多彩な個性を放つ若手劇団たちの、劇団名の由来に迫る。劇団名が持つ秘密と共に、未来の演劇界を担う彼らの活動の軸を紐解いていく。

24番目に登場するのは、北九州生まれの劇団、ブルーエゴナク穴迫信一を中心に、音と言葉に対する敏感さと大胆さ、描き出す情景の豊かさが魅力のブルーエゴナクは、近年、京都や兵庫・豊岡、岩手など北九州以外の場所での創作にも力を入れている。まもなく豊岡で滞在制作した新作「ゆきさきは環(めぐ)る」の上演を控える彼らに、一度聞いたら忘れられない劇団名の由来を聞いた。

ブルーエゴナク

Q. 劇団名の由来、劇団名に込めた思いを教えてください。

旗揚げの2012年当時、意味を持たない造語を考えることがよくあり、その中のひとつとして生まれました。

語感とカタカナで書いたときの字面のみで決めたのですが、結果的に検索しやすかったりいろいろ気に入っています。

Q. 劇団の一番の特徴は?

活動の特徴は、北九州 / 京都をはじめ、複数の地域を拠点としていることです。

今年度より東京が生活拠点となったメンバーが増えたこともあり、関東圏での公演も増やしていきたいと思っています。

作品の特徴は、楽曲やセリフの音楽性を用いた演出手法と、あと最近はちゃんとストーリーを持ちたいと思うようになりました。

また変わっていくかもしれませんが、フィクションの機能としての“物語”に今後フォーカスされていくように思います。

Q. 今後の目標や観客に向けたメッセージをお願いします。

今後も東北、関東、関西、九州各地で公演の機会があります。

お近くの方には、ぜひ一度観てもらえるとうれしいです!

ブルーエゴナクの過去の公演より。

ブルーエゴナクの過去の公演より。

プロフィール

2012年に福岡県北九州市を活動拠点として劇作・演出家の穴迫信一を中心に結成。現在は北九州と京都の2都市を拠点に、活動の幅を広げている。近年の主な作品に10周年記念公演「バスはどこにも行かないで」、THEATRE E9 KYOTO アソシエイト・アーティストとして発表した「Doudemoii shi」など。9月23・24日に「豊岡演劇祭2023」フリンジ セレクション参加作品として、豊岡に滞在制作した「ゆきさきは環(めぐ)る」を兵庫・竹野浜中央駐車場にて発表する。

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ブルーエゴナク @egonaku

【掲載情報】

ステージナタリー様の企画「由来を教えて!劇団名50」にてブルーエゴナクを取り上げていただきました!

▼ ぜひご覧ください! https://t.co/17yX0cIj01

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