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かまってちゃん・の子が初ソロライブ「目指すはさいアリ」

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神聖かまってちゃんのの子(Vo, G)が8月1日に東京・LIQUIDROOM ebisuで初のソロライブを敢行。彼のソロライブがどのようなものになるのかひと目観ようと、会場いっぱいにファンが集った。

この日はバンドメンバーとして、あらかじめ明らかになっていた椎名杏子(Piano / チーナ)、柴由佳子(Violin / チーナ)、リーダー(G, Syn / チーナ)、林絵里(Contrabass / チーナ)、小宮山純平(Dr / MAGICAL CHAIN CLUB BAND、ex. cutman-booche)、高野太一(Dr / KING BROTHERS)、楢原英介(G / VOLA & THE ORIENTAL MACHINE、YakYakYak)のほか、神聖かまってちゃんのメンバーであるmonoも登場。monoは時折ボコーダーを操作しつつ、煽り役として会場を盛り上げた。

の子にとっての初のソロライブは「グロい花」からスタート。「自分らしく」ではピアノ、バイオリン、コントラバスの優雅な音色と、ツインドラムの圧倒的な音圧が観客の体を揺らす。どの曲も、神聖かまってちゃんでの演奏と大幅にアレンジが変わっているわけではないものの、それとは大きく印象を変えたゴージャスなサウンドになっており、1曲始まるごとに新鮮な驚きを観客に与えていく。

セットリストは基本的には神聖かまってちゃんのライブでおなじみの楽曲だが、の子は「まだ歌詞を覚えてないけど新曲やるぜ!」と言って未発表曲「躁鬱電池メンタル」を披露。メロディアスな演奏に乗せての子はハイテンションにシャウトする。歌い終わったの子は「この曲は音源はもっといいんで」と言い、観客の期待を煽った。

「かまってちゃんにはできないクオリティでやってやるよ!」と言い放って始めた「映画」は、その宣言の通り大編成ならではのアンサンブルで美しく切ない仕上がりに。朗々と歌い上げたの子は「かまってちゃんのライブでもこんくらいできたらいいな」と言いつつ、「でも、かまってちゃんにはかまってちゃんのよさがあるので、今度のツアーに取り入れられたらいいな」と思いを語った。

ステージ上にmonoがいることもあって、曲間のMCは2人が自由に掛け合いをするという、かまってちゃんのライブと同様の展開に。中盤にの子が突然ステージを降りてトイレに行った際は、その穴埋めをするべくmonoがステージ中央に移動し、バンドメンバーのセッションに乗せて即興でブルージーな歌を披露する一幕もあった。

本編ラストの「あるてぃめっとレイザー!」「23才の夏休み」およびアンコールの1曲目「ロックンロールは鳴り止まないっ」には、さらに元andymoriのドラマー・後藤大樹が演奏に参加。「おっさんの夢」を歌い終えたの子は「ソロでもコンサートホールとか、もっとデカいとこでライブできるようになりたいな。さいたまスーパーアリーナ目指してがんばっていくよ。ついてこいよ!俺を信じてろ!」と力強く宣言し、会場が盛大な拍手に包まれた。

終演後も鳴り止まない拍手に応えて、の子は上半身にパジャマ、下半身にトランクスというリラックスした服装でアコースティックギターを構えて登場。クロージングSEとして会場内に流れていたセミの鳴き声をバックに、ダブルアンコールとして「いかれたNeet」を弾き語りした。スポットライトに照らされて1人でステージに立ったの子は、歌詞やメロディを即興で大胆にアレンジしながら緊張感あふれるパフォーマンスを展開。ファンからの声援に「うるせえ!」と返しつつ、「よい夏を!」と挨拶してステージを後にした。

なお、この日のライブの模様は9月11日に発売されるの子のソロアルバム「神聖かまってちゃん」の初回限定盤DVDにほぼノーカットで収録される。

の子「の子ソロライブ」2013年8月1日 東京都 LIQUIDROOM ebisu セットリスト

01. グロい花
02. 自分らしく
03. ベイビーレイニーデイリー
04. 美ちなる方へ
05. ゆーれいみマン
06. 躁鬱電池メンタル
07. 映画
08. ぺんてる
09. 怒鳴るゆめ
10. 花ちゃんはリスかっ!
11. ちりとり
12. 夕方のピアノ
13. あるてぃめっとレイザー!
14. 23才の夏休み
<アンコール>
15. ロックンロールは鳴り止まないっ
16. 肉魔法
17. おっさんの夢
<ダブルアンコール>
18. いかれたNeet(の子弾き語りVer.)

※記事初出時、画像のカメラマンクレジットに一部誤表記がありました。訂正してお詫びいたします。

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