デッドボールP処女作や「十面相」などボカロ小説3冊刊行

ボーカロイド曲をノベライズした単行本「俺のボカロが妹になりたそうにこちらを見ている」「十面相」と、文庫「初音ミクの消失 小説版」が8月1日に一迅社から3冊同時発売される。

「俺のボカロが妹になりたそうにこちらを見ている」はデッドボールPの小説家デビュー作となる短編集。「脱げばいいってモンじゃない! 」「金の聖夜霜雪に朽ちて」「永久に続く五線譜」「既成事実」など、彼が発表してきた数々の問題作を自身の手で小説にしている。この本には付録として小説の原曲も含むデッドボールP楽曲の詰め合わせCDも同梱される。

「十面相」はYMの同名曲を、YM自身の原作のもと小説化した青春恋愛ミステリー。壊れそうな自分を守るために10個の人格を生み出した少女と、彼女を救いたいと願う少年の物語が描かれる。この本には楽曲「十面相」のGUMI歌唱バージョン、および__（アンダーバー）歌唱バージョンを収めたCDが付属する。

文庫「初音ミクの消失 小説版」は昨年7月に発売された小説の文庫版。cosMo＠暴走Pの人気曲「初音ミクの消失」を含む一連の「消失」シリーズが、彼自身の原案でオリジナルストーリーとして生まれ変わっている。文庫版の表紙は夕薙による新しいイラストを使用。さらに文庫のために書き下ろされたcosMo＠暴走P原案のオリジナル小説も掲載される。