真空ホロウ、レコ発ツアーで妖艶な世界観披露

2013年5月17日 23:55 181 1 音楽ナタリー編集部

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真空ホロウが昨日5月16日、全国ツアー「"Pe(r)son A" TOUR」の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演を開催した。

松本明人（Vo, G）

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5月8日にリリースした2ndミニアルバム「少年A」のレコ発ツアーを回っている真空ホロウ。名古屋公演、大阪公演を終え、ワンマンとしては最後となる今回のライブは「少年A」のオープニング曲「アナフィラキシーショック」からスタートした。

爆音が会場に鳴り響くとフロア中の拳が上がり、会場は早くも熱気に包まれる。彼らは「シンデレラコンプレックス」「週末スクランブル」と立て続けに演奏し、MCタイムへ突入する。村田智史（B）が茨城訛りのトークを繰り広げると、先ほどまでの狂乱状態から一変して会場は和やかな空気に。村田は「今日はどんどん距離を縮めていこう」とオーディエンスに優しく語りかけた。

ライブ中盤、短いSEの後に奏でられたのは「娼年A」。松本明人（Vo, G）は「ペットショップの犬の気持ちになって書いた」というこの歌を妖艶に歌いきる。その後「グライダー」「4月某日」「終幕のパレード」と新旧のミディアムナンバーを披露し、激しいだけではない新たな一面を見せつけていった。

2回目のMCでは「真空ショッピング」というコーナーが登場し、物販のPRをする一幕も。村田は深夜の通販番組さながらの流暢なセールストークで会場を大いに沸かせる。MC後には大貫朋也（Dr）のドラムソロがスタート。そこに村田のベースが絡み、最後に松本のギターが加わって「闇に踊れ」を響かせると、場内のボルテージは最高潮に達した。そのまま「クレイマン・クレイマー」「Balance cont（r）ol」「被害妄想と自己暗示による不快感」と激しいナンバーで畳み掛け、最後は「サイレン」で本編を締めくくった。

「アンコール」ならぬ「おかわり！」というオーディエンスの呼びかけで登場したメンバーは「アナフィラキシーショック」を再び演奏。この日一番の激しいプレイを披露し、ステージを後にした。なお彼らはこの後、対バンツアーとして全国7カ所を訪問。6月21日に水戸・ライトハウス公演で「"Pe(r)son A" TOUR」のファイナルを迎える。

真空ホロウ「"Pe(r)son A" TOUR」
2013年5月16日（木）東京都渋谷CLUB QUATTRO公演セットリスト

01. アナフィラキシーショック
02. シンデレラコンプレックス
03. 週末スクランブル
04. 眩暈
05. 思春の生贄
06. 娼年A
07. グライダー
08. 4月某日
09. 終幕のパレード
10. Highway My way
11. 闇に踊れ
12. クレイマン・クレイマー
13. Balance cont（r）ol
14. 被害妄想と自己暗示による不快感
15. サイレン
＜アンコール＞
16. アナフィラキシーショック