「RIHO SAYASHI 5th Tour 2025 Too much!」は全国9都市を舞台にした、鞘師のソロキャリア史上最大規模のツアー。7月に宮城でスタートし、ツアー中盤に東京公演の開催を迎えた。開演前には1990~2000年代のムードを意識したオリジナルラジオ番組「Too much scramble」がオンエアされ、1DJ RihoRihoによる軽快なトークと選曲により観客は7月にリリースされた最新EP「Too much!」の世界観に没入していく。そして場内が暗転したのち、DJのChibichaelがステージへ。オープニングSEが鳴り響く中、「What's up Tokyo! Too much ライブ始まるよ!ダンサーズカモン!」という掛け声とともに鞘師が登場した。
1曲目はEP「Too much!」に収録されているアッパーチューン「転生Chu☆」。会場のボルテージが一気に上昇し、続く「ラッセ!」でもフロアが大いに盛り上がった。さらに鞘師は「Stupid」を披露し、ソロアーティストとしての余裕と深みを感じさせるパフォーマンスで観客を惹き込む。「アイセヨイマヲ」ではダンサーとともにクールなフォーメーションダンスを展開し、切れ味鋭いパフォーマンスで観客を魅了した。「MARGE」は音源とは異なるしっとりとしたギターイントロで始まり、サビで爆発的な一体感が生まれる。そこからシームレスに「paradise」へとなだれ込むと、鞘師はアイロニカルな歌詞を楽しむように堂々としたパフォーマンスを見せた。
その後鞘師は「暑い夏ですので、涼しい曲を」という言葉を合図に新曲「ゆらり」を披露。「SHINE」ではジャケットを脱ぎ、真っ赤なトップス姿でキュートな笑顔を振りまいた。さらに彼女は共同作詞者であるyacco(DURDN)からの提案で“今の幸せな自分”を描いた新曲「27yo」もパフォーマンスし、「ソロデビュー以来、自分からあえて発信してこなかった“赤”のイメージに向き合い、今こそ自分の赤の歴史の先頭に立てる」と宣言したあとに「Super Red」を熱唱。真っ赤なライティングに照らされたステージで、力強く誇らしげな表情を浮かべた。
本編ラストに歌われたのは新曲「beyond」。ソロデビュー以降の歴史を走馬灯のように振り返る歌に、ファンはタオルを振って応える。アンコールでは「Hi(gh) Life」、そして再び「Super Red」が披露された。鞘師はダンサーとステージを駆け回り、客席の隅々まで手を振る。サビでは「Super Red!」というコールが沸き起こり、 最高潮の盛り上がりの中でライブは終演を迎えた。
RIHO SAYASHI 5th Live Tour 2025 Too much!(※終了分は割愛)
2025年8月23日(土)熊本県 B.9 V2
2025年8月24日(日)福岡県 DRUM Be-1
2025年8月30日(土)石川県 REDSUN
2025年9月6日(土)広島県 LIVE VANQUISH
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【ライブレポート】鞘師里保、ソロアーティストとしての余裕と深みを見せた「Too much!」ツアー東京公演 https://t.co/nkUrqJOI9m