ギターやドラムプレイで魅了
ステージに登場するや否や「行けるか! 羽田!」と声を張り上げた京本はロックスターのような貫禄で観客を圧倒しながら、「PROT.30」の収録曲を次々と披露。ダークなムードが漂う「Die another day」や未来への希望を込めた「滑稽なFight」ではクールなギタープレイで観客を惹き付ける。またロックスターへの憧れをつづった「-27-」の前にはたった1人でパワフルなドラミングを轟かせ、鮮烈なインパクトを与えた。ライブではミラーボールの光やレーザー光、スパークラーの鮮やかな演出もあり、京本のステージがいっそう華やぎを見せた。
驚きのカバーも
セットリストには京本のオリジナル曲だけでなくカバー曲も。スティーヴィー・ワンダーの楽曲「To Feel The Fire」ではスモークが充満する幻想的なステージで、ビブラートを効かせながら美しい歌声を届ける。京本が中高生のときに出会い、今まで大切に聴いていたというのがthe pillowsを代表するバラード「ストレンジ カメレオン」。この曲はさわやかさあふれるバンドサウンドにアレンジされ、京本の魂がほとばしるような歌声が響きわたった。
また熱いロックで交わりたい
この日の東京の最高気温は34℃を超え、梅雨とは思えないほどの蒸し暑い日に。京本は観客の体調を気遣いながら「横の人は家族だと思って頼っていいですからね」と優しく声をかけた。スタッフから心配されていたというMCコーナーに突入すると、京本は自身の韓国旅行を振り返りながら、「人生で一番の“please”が出た」というタクシーでの出来事を簡潔にまとめながら話す。エピソードトークを終えた京本は「MCなんとか乗り切ったなー。危ない危ない!」とおどけた。
コール&レスポンスやタオル回しでも大いに盛り上がった今回のステージ。京本はその光景に感激しながら「また熱いロックで交われるように、ART-PUTとしてもSixTONESとしても精進してまいります。明日は平日かな? お互いにがんばっていきましょう。明日も最高の公演にしたいと思います」と意気込んだ。
「BLUE OF LIBERTY」は残り3公演。本日6月18日にZepp Haneda公演の2日目が、7月10日と11日に東京・東京ガーデンシアター公演が行われる。
京本大我 コメント
Zepp Haneda(TOKYO)公演に向けて
追加で有明公演もありますが、僕の夢だったZeppでのライブとしては、羽田が最後の地になるので、最後存分に楽しみたいという思いと、「BLUE OF LIBERTY」というタイトルにもある通り、僕だけじゃなく、参加してくださっている皆さんも、心に熱い炎を灯して、一緒に熱くなれたらなと思います。
ライブの見どころ
自分自身の音楽のルーツとしてロックがあるので、もともとバンドスタイルのライブには憧れとリスペクトがありました。このプロジェクトでは、そんなロックな世界観をサポートバンドの皆さんと一緒に作り上げたいと思って取り組んできました。進めていく中で、自分の今までのアイドルでやってきた経験値が、今回のライブでとても生きていると感じます。結果として、ロックとアイドルのハイブリット的な演出が、いいバランスで融合できているなと思うので、そういった面を楽しんでもらえたらと思います。
「PROT.30」の聴きどころ
アルバム「PROT.30」はクリエイティブも携わらせていただいて、全曲に自分のメロディーラインや、歌詞に込めた想いが存分に詰まっていますので、そういう説得力は伝わればと思います。全編通してロックなアルバムになっているのですが、ロックの中でも幅広いジャンルのサウンド感になっていますので、皆さんの気分に合う1曲が必ず見つかるアルバムになっているかと思います。
TAIGA KYOMOTO LIVE TOUR 2025 BLUE OF LIBERTY(※終了分は割愛)
2025年6月18日(水)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
2025年7月10日(木)東京都 東京ガーデンシアター
2025年7月11日(金)東京都 東京ガーデンシアター
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aim @tomatones1203
「進めていく中で、自分の今までのアイドルでやってきた経験値が、今回のライブでとても生きていると感じます」
ほんとうに、ほんとうにそうだった。mcはもちろんだけどパフォーマンスも隅々まで"""アイドルだから"""ロックスターな大我さんだった。
【ライブレポート】 https://t.co/YGZYmuNFtq