結成9周年記念日である5月28日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)にてライブツアー「Task have Fun 結成9周年記念ツアー『THIS IS TASK』」を完走したばかりのTask have Fun。そのわずか10日後、彼女たちは結成10周年イヤーの幕開けを盛大に彩るべく、かねてよりワンマン開催を望んでいた日比谷野音のステージへ。まだ6月上旬であるにもかかわらず、この日の東京は最高気温が30℃近くを記録。梅雨入り前の晴れ間が広がり心地よい風が頬を撫でる、野外ライブに最適なシチュエーションが整った会場に大勢のファンが集まった。
ダンサー、ウォーターキャノン、フラフープ
開演時刻を迎えると、旗を掲げる女性ダンサーに続いて、メンバーカラーをちりばめた白の新衣装を身にまとった熊澤風花、白岡今日花、里仲菜月が姿を現す。凛とした表情を浮かべた3人は「ルミナストレイン」を1曲目に歌い始め、芯の強い歌声を野外に響かせた。これを皮切りに「Hey!Diary」「runRidrive!」とアッパーチューンが惜しみなく畳みかけられ、会場全体のテンションが瞬く間に上昇。ファンクナンバー「メインアクター」が始まると会場前方に設置されたキャノン砲から大量の水が勢いよく発射され、客席に降り注ぐ。「インダ ビュリフォデイ」ではメンバーが水鉄砲を手に持ち、笑顔で観客を濡らした。
派手な演出によっていつも以上の興奮が広がる中、その後もTask have Funは「もっとちょーだい!」の曲中にフラフープに挑戦するなどエンタテインメント性の高いライブを展開。その中でも3人の歌とダンスにおいては全力かつストレートなパフォーマンススタイルが貫かれ、「ギュッと、チュッと」の曲中に語られたファンへの感謝の言葉からも、9年前から変わらない彼女たちの実直な姿勢が表れていた。さらにサマーチューン「Rockin' Party a Go Go」で観客と一緒にタオルを振り回すなど、公演中盤以降もギアを緩めずにエネルギッシュなライブを続ける3人。熊澤の「念願叶ったこのステージ、まだまだ声出していけますか!?」という気合いの入った煽りが響いたあとは、Task have Fun屈指のキラーチューン「3WD」が投下され、「タスク、10年目もいきます」という決意表明の言葉とともに繰り出される渾身のパフォーマンスに会場全体が沸き立った。
客席から響き続けるアンコールの声
日が傾き始めてきた頃、ライブは早くもラストスパートに突入。「涙が溢れるこの夜は」で一斉に腕を左右に振ったり、「キミなんだから」でメンバーに合わせて体を揺らしたりと、観客はライブを全身で満喫しながら一体感を高めていく。そして熊澤が「10年目を迎えられたのは、日々愛してくれるファンの皆様がいてくださるからだと思います。皆さんの愛のおかげでこうして素敵なステージに立つことができています。私たちは10年目も変わらず、大好きな3人で、楽しいを求めていっぱいいっぱいがんばっていこうと思います」と語ったのち、Task have Funがラストナンバーとして歌唱したのは温かなミドルテンポのナンバー「逆光」。メンバーとファンが9年にわたって築き上げてきた絆を感じられる、ハートフルなムードが会場に充満した。
日比谷野音公演はここまでの計19曲で終演予定だったが、退場のアナウンスが流れてもなおアンコールを求める声が客席から止まず、メンバーはしばしの時を経て改めてステージへ。感動の色を表情ににじませつつ、弾けるような笑顔で再登場したTask have Funは、最後の最後にこの日2度目の「runRidrive!」をパフォーマンス。“正真正銘のアンコール”で会場のボルテージを再び引き上げ、熱狂の中で結成10周年イヤーの好スタートを切った。
セットリスト
「Task have Fun 結成10周年キックオフワンマンライブ supported by UP-T」2025年6月7日 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)
01. ルミナストレイン
02. Hey!Diary
03. runRidrive!
04. メインアクター
05. インダ ビュリフォデイ
06. もっとちょーだい!
07. ひと夏ボーダー
08. ギュッと、チュッと
09. Only one
10. 星フルWISH
11. 全開! Teenage Riot!!
12. Rockin' Party a Go Go
13. 3WD
14. けどハニカミ
15. 涙が溢れるこの夜は
16. Vibes
17. ぎぷす
18. キミなんだから
19. 逆光
<アンコール>
20. runRidrive!
里仲菜月 @Task_Natsuki
ナタリーさん✨
いつもありがとうございます🥹💖 https://t.co/i6WPXrwrUo