女子流×ももクロ白熱の直接対決「5番勝負」はドロー決着

明日11月23日にニューシングルを同時リリースする東京女子流とももいろクローバーZが、本日11月22日に横浜BLITZにて合同ライブイベント「横浜BLITZ五番勝負！」 を行った。

このイベントは、明日新作のリリースを控えたももクロと女子流が、横浜BLITZにて同日同時刻に発売記念イベントを企画してしまったことから、いくつかのやりとりを経て実現したもの。この2組は昨年10月にも、「ももクロがイベント会場に忘れた頭飾りを女子流メンバーが届けに行く」という思いがけない出来事がきっかけでツーマンライブを行っており、2組での共演は今回が2度目となる。

「五番勝負！」と銘打たれた今回のイベントは、それぞれ持ち曲5曲を順に披露するという、サッカーで言う「ペナルティキック」のような対戦形式。1部、2部で2度の対決を行い、勝負の結果は観客の投票にゆだねられた。イベント開始前に実施された記者会見では第1部の先攻・後攻を決めるために、各グループを代表して山邊未夢（東京女子流）と高城れに（ももいろクローバーZ）がジャンケンで勝負。結果は山邊がパー、高城がグーで女子流が見事選択権を獲得し、ももクロが先攻、女子流が後攻に。第2部では反対に女子流が先攻、ももクロが後攻を務めた。

「いつ何時誰の挑戦でも受ける」の精神でステージに挑むももクロと、記者会見で「いつもどおり元気に歌って踊って、ももクロさんも含め観ている人を圧倒したい」と意気込みを語った女子流。ライブの様子はUstreamでも生中継され、全国から数多くのファンが両者の戦いを見守った。ステージにはまず両グループ合計10人が揃い、それぞれ手にした巻物で披露する楽曲を発表。あらかじめセットリストを公開した上でパフォーマンスを行うという新しい試みが用いられた。

また、会場に集まった観客は2組のパフォーマンスを交互に鑑賞した後、入場の際に手渡された青とピンクの紙を使って、ももクロ勝利の場合は青、女子流勝利の場合はピンクの紙を頭上に掲げて得点を入れる。集計は「世界計測協会」を名乗る視力の良いケニア人男性2人が担当し、勝敗を割り出した。結果、第1部をももクロ、第2部を女子流が制して、トータルではドロー。なお、勝者には最後に1曲追加で歌うことができるという特典が用意されていたが、第1部ではももクロの「Chai Maxx」を、第2部では女子流の「おんなじキモチ」を合計10人によるコラボレーションで披露した。

ももクロのリーダー百田夏菜子は「私たちはデビュー日も同じなんですよ。同じ日にデビューして……ももクロがいろんなところに逸れたり（笑）、違った道を歩いているけど、またこうやって同じところでライブができてすごくうれしかったです」とコメント。女子流のリーダー山邊未夢は「ももクロさんとは2回目のライブですけど、今回は前よりももっともっと刺激をもらいました」と語った。お互いファン同士で仲も良く、第2部のラストでは抱き合って健闘を讃えた2組。ライバル関係を超えた10人の友情は、このステージを経てより深いものとなったようだ。

ももいろクローバーZ×東京女子流
シングルリリース合同イベント
「横浜BLITZ五番勝負！」セットリスト

［第1部］
M01. overture ～ ももクロのニッポン万歳！ / ももいろクローバーZ
T01. TGS00 ～ 頑張って いつだって 信じてる / 東京女子流
M02. ワニとシャンプー / ももいろクローバーZ
T02. Limited addiction / 東京女子流
M03. Believe / ももいろクローバーZ
T03. Reason / 東京女子流
M04. 労働讃歌 / ももいろクローバーZ
T04. おんなじキモチ / 東京女子流
M05. 行くぜっ！怪盗少女 / ももいろクローバーZ
T05. Liar / 東京女子流
06. Chai Maxx / ももいろクローバーZ×東京女子流

［第2部］
T01. Intro ～ 鼓動の秘密 / 東京女子流
M01. overture ～ 走れ！ / ももいろクローバーZ
T02. W.M.A.D / 東京女子流
M02. CONTRADICTION / ももいろクローバーZ
T03. Liar / 東京女子流
M03. ココ☆ナツ / ももいろクローバーZ
T04. 孤独の果て～月が泣いている～ / 東京女子流
M04. サンタさん / ももいろクローバーZ
T05. Attack Hyper Beat POP / 東京女子流
M05. ツヨクツヨク / ももいろクローバーZ
06. おんなじキモチ / 東京女子流×ももいろクローバーZ

M00：ももいろクローバーZ
T00：東京女子流