動画きっかけで一気に注目! 沖縄の若手3人組
沖縄にてsei.(Vo)、o-png(PC) 、shun(G)の3人によって結成され、SNSに投稿されたライブ動画をきっかけに耳の早いリスナーから注目を集めたHOME。2023年にはDYGLのライブツアー「DYGL JAPAN TOUR 2023」にゲストアクトとして参加したほか、台湾や韓国のフェスへの出演も果たし、国内に留まらない活動を展開している。
「HOME PARTY'24」は昨年12月に初のEP「HOME EP」をリリースしたことを記念した企画で、2都市を舞台にワンマンが行われた。この記事では東京公演の模様をレポートする。
未音源化の楽曲も多数披露 バラエティ豊かな音楽性発揮
開演までの1時間はHOMEと同じく沖縄で活動しているEijiHarrisonがDJを担当。続々と集まってきたオーディエンスを歓迎しつつ、フロアを温めていった。EijiHarrisonの出番が終わり、先にスタンバイしていたo-pngとshunが「常時」を演奏し始めると、sei.が颯爽とステージに登場。アンニュイなムードを感じさせる詞を、伸びやかな歌声で届けていった。長尺でのパフォーマンスとなるワンマンだけあり、HOMEは現在音源化されていない楽曲もたっぷりと披露。ニューウェーブ調の打ち込みにきらびやかなギターの音色が重なり合う「Plastic Romance」、ノイジーな電子音とまどろむようなsei.のボーカルでどこか不穏な雰囲気を生み出した「ghosthead」など、特定のジャンルに縛られないバラエティ豊かな音楽性を示した。
まさかのフロアで大暴れ、メロウなだけじゃないHOME
前半ではダンサブルな楽曲が続いたのに対し、中盤では甘い歌声と穏やかに爪弾かれるギターが心地よい「愛のうた」、shunもメインボーカルを務めたシンセポップチューン「memories」とメロディアスなサウンドをじっくりと聴かせるナンバーが続く。愛に対する感傷的な心情をメロウに描いたバラード「Maybe I should die with you」ではsei.の卓越した歌唱力が存分に発揮され、観客たちはその歌声に聴き入っていた。その後The Stone Roses「Made of Stone」の印象的なリフを挟み、憂鬱な気分を疾走感あふれるサウンドに乗せて表現した「Lucy」以降は再びフロアの熱気が上昇。ドゥワップ風の「lululu」で渋いスタイルも示したと思いきや、「milgaus」の途中からはshunが客席へと降り大暴れしながらシャウト。アンコールではドラムンベースを軸にした「city punk」でさらに会場を沸かせ、HOMEの幅広い音楽スタイルとステージングを凝縮した1時間となった。
なお会場で販売されたEP「HOME EP」のCD、アナログ盤、カセットテープは後日HOMEのマーチャンダイズブランド「HOMEMADE」の通販サイトでも取り扱われることが決定。販売開始日は追ってアナウンスされる。
セットリスト
「HOME PARTY'24」2024年3月16日 CIRCUS Tokyo
01. 常時
02. Plastic Romance
03. Tell Me
04. ghosthead
05. feel like goes
06. 愛のうた
07. Kamashi
08. some candy talk
09. memories
10. Maybe I should die with you
11. Lucy
12. lululu
13. milgaus
<アンコール>
14. city punk
リンク
サカエ コーヘイ @COOOK_2
推しバンド https://t.co/Af3h9StZ9A