AKB48加入から17年を経て、先頭で歌った「RIVER」
卒業コンサートを終え、柏木は「17年間の集大成ということで緊張していたので、まずは終わってひと安心。本当にものすごく楽しい卒業コンサートになりました」と顔をほころばせた。卒業コンサートのプロデュースを自ら手がけた彼女は、セットリストについて「AKB48の柏木由紀の17年間の歴史を伝えられるような、ファンの方が求めているようなセットリストを考えました」とコメント。「遠距離ポスター」をアンコールの最後に披露した理由を尋ねられると、本当は『桜の花びらたち』で終わる予定だったんです。でも、しっとり終わるのが私っぽいくないかもと思って。最後に『アイドル最高! AKB48最高!』という曲を現役メンバーと歌って終わらせたかった。この曲で描かれているアイドルとファンの関係も、私の中で理想でした」と述べた。
卒業コンサートには宮澤佐江、高城亜樹、倉持明日香、高橋みなみ、横山由依、指原莉乃、峯岸みなみ、小嶋陽菜、浦野一美、片山陽加、菊地あやか、田名部生来、仲川遥香、仲谷明香、平嶋夏海の15名の卒業生が出演した。柏木は「本当にたくさんの卒業生のみんなが来てくれて。1人ずつ連絡を取ってお願いしたんですけど、みんな快く引き受けてくださった。たかみなさんは卒業発表した瞬間に、『いつでもいくよ。なんでもやるよ』って連絡をくれて」と話した。また、前田敦子からも「何か卒業コンサートで協力できることないかな?」と声をかけられたことで、ビデオメッセージが実現したという。さらに大好きな石川梨華からもビデオメッセージが送られ、柏木は「アイドルの夢のきっかけになった石川梨華さんにコメントをいただけて、これ以上の幸せはないというくらいうれしい。小学生の頃の自分に言ったら本当にびっくりすると思う」と興奮気味に語った。
コンサートで一番グッときたポイントを尋ねられると、柏木は「いっぱいあるんですけど……」と前置きをしたうえで高橋みなみと対になるフォーメーションで歌った「RIVER」を挙げ、「昔は、後ろでたかみなさんの背中を追いかけるのに必死だった。17年経って、AKB48の先頭に立ってたかみなさんと一緒に歌ったときがジーンときましたね」しみじみと述べた。
ファンの皆さんの前ではアイドルを続けていきたい
「今日の卒業コンサートを通して、アイドルという職業が本当に大好きで、自分にとっては天職だと思った」と目を輝かせる柏木。「AKB48卒業=アイドル業から卒業する、ということですか?」という質問を受け、彼女は「どうしようかなという感じなんですけど、私のことを愛してくださっているファンの皆さんの前ではアイドルを続けていきたい。臨機応変にアイドルをやったり、バラエティをやったり、YouTubeをやったり。歌うことは続けていきたいです」と意気込んだ。
“恋愛解禁”について問われた柏木は「結婚できたらいいですけど……近くにいる人はみんな『できないんじゃないか?』って言うんですよね」と困り顔。卒業コンサートで「卒業したら結婚しようね」と宮澤佐江に声をかけられた場面について記者に言及されると、柏木は「確かになんか言ってましたね! 私、『どうしようかな?』って言いましたっけ。でも、さすがにそれはちょっと……」と笑い、「同期のメンバーが結婚したり、子供を産んだりしてるのを見て、いいなあと思いつつも、自分なりの幸せをこれから見つけていきたいなと思います。結婚したいと思う人がいたらしたらいいし、できなくてもずっとアイドルやっていけたらいいなと思うし、決めてないです」と話した。
「AKB48人生に点数をつけるなら?」と聞かれた柏木は「100万点です。そのくらい悔いはなく、楽しくやらせてもらってました」と即答。17年間でパッと浮かぶ印象的なことを求められると、「ありすぎて難しいんですけど、今日だと思います。今まで東京ドームに立たせてもらったり、総選挙とか、いっぱい楽しいことがあったんですけど、今日が一番楽しかったですね。人生を振り返ったときに、一番楽しかったのは今日だと思うだろうなというくらい、夢みたいな時間でした」と充実した表情で述べた。
楊(やん) @yan_negimabeya
柏木由紀のAKB48人生は100万点!これからは臨機応変にアイドル活動を継続 https://t.co/2dlXzv7dUO