SixTONES松村北斗が自慢げに語る“理想の職場”とは

映画「夜明けのすべて」の同僚参加限定試写イベントが本日2月1日に東京都内で行われ、主演の松村北斗（SixTONES）と上白石萌音、監督の三宅唱が出席した。

2月9日公開の「夜明けのすべて」は作家・瀬尾まいこの原作小説を三宅監督が実写化した作品。普段は大らかな性格だがPMS（月経前症候群）で怒りを抑えられなくなる藤沢美紗と、パニック障害を患ったことで生きる気力を失った山添孝俊が、周囲に支えられながら希望を見出していく姿が描かれる。山添を松村が、藤沢を上白石がそれぞれ演じる。

松村と上白石はNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を務めていたが、今回は会社の同僚役。本日のイベントでは登壇者たちが、同僚を連れた観客の前でトークセッションを繰り広げた。まず松村は「隣にいる同僚とは仲がいいですか？」と観客に問いかける。また、上映前のトークイベントということで上白石は「仕事のことを強烈に意識しながら楽しんでください」と声をかけながら、いたずらっぽく笑った。

理想の職場の話題で、松村が「僕SixTONESってグループをやってまして」と切り出すと、上白石が「世界中の人が知ってますから」とツッコミを入れる。そして松村が「よく雑誌のインタビューで『SixTONESはいい職場だな』という表現をしていて。おちゃらけすぎてるのかなとは思うんですけど、いつまでもやってられるなっていうのは安心感がある。メンバーがいる場所に行くのが楽しみというか……SixTONESが理想の職場ですね。すみません。自慢しちゃって」とグループ愛を爆発させると、上白石は「現場でもよくSixTONESさんのお話をしていらっしゃいましたよね」と微笑んだ。

続いて登壇者たちは一般の人から寄せられた質問に回答。「仕事に行く日が憂鬱なときのモチベーションの上げ方は？」という質問では松村が「憂鬱だなって思うときって、がんばってるときなんですよ。ポケモンでいう経験値が貯まる日。いっぱいがんばればレベルアップするって考えですね」と持論を展開する。一方で上白石は「上げません」ときっぱり。「必要に駆られたら、どっかで上がるので。どうにもならないときは口角だけ上げる！」と元気よく語る。三宅監督は「一番強そうなヒップホップを聴く。音楽の力を借りるってことですね」と話した。

初対面の人と距離を縮める方法について聞かれると、松村は「僕はホントに人としゃべるのが下手くそで、朝ドラの現場でも1人でイヤホンで音楽を聴いてたので」と明かし、上白石に回答を委ねる。すると上白石は「そんなことなかったのに！ すぐネガティブキャンペーンをする！」と声を張り上げつつ、「私はすごい心配性なので……この職業の特権なんですけど、お会いする前にWikipediaを見て『出身地が一緒じゃないかな？』とか会話の糸口を探します」と語った。

最後に松村は「皆さん何も考えずに素直な心のままで観ていただければと思います」、上白石は「人の優しさって素敵な輪っかを作っていくんだなって思っていて。そんな映画になっています。『私にとっての山添くんってあの人かな？』と思い浮かんだらうれしいです」と観客に向けてメッセージを送った。