tofubeats、長瀬有花、Daoko、電音部が次元の枠を超えて集結した新イベント「DOUBLE:」

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Activ8株式会社が主催する新たなライブイベント「DOUBLE: vol.1」が、1月26日に東京・池袋のライブ劇場harevutaiで開催された。イベントには電音部 港白金女学院、Daoko長瀬有花tofubeatsの4組が出演。次元の枠を超えたパフォーマンスを繰り広げた。

「DOUBLE: vol.1」tofubeatsのパフォーマンスの様子。(Photo by Kenichi Inagaki)

「DOUBLE: vol.1」tofubeatsのパフォーマンスの様子。(Photo by Kenichi Inagaki)

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「DOUBLE:」は最新鋭の透過LED、XR、3DCG、モーションキャプチャーなどのデジタル技術を活用し、リアルとバーチャルの世界を交差させるハイブリッドな音楽フェスとして誕生したイベント。記念すべき初回公演には、キャラクタープロジェクト「電音部」の港白金女学院、リアルとバーチャルの双方で活動する長瀬有花、そしてDaokoとtofubeatsというバラエティ豊かな4組が集った。ライブの模様はαU liveで生配信され、観客もまたリアルとオンラインの双方で4組のステージを楽しんだ。

電音部 港白金女学院

電音部 港白金女学院(Photo by Kenichi Inagaki)

電音部 港白金女学院(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

白金煌(Photo by Kenichi Inagaki)

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黒鉄たま(Photo by Kenichi Inagaki)

黒鉄たま(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

トップバッターの電音部 港白金女学院は、ステージ前方に設置された透過LEDビジョン上に登場。学院長の娘で部長の白金煌 (CV:小宮有紗)、白金の専属メイド・黒鉄たま(CV:秋奈)の2人でステージに並ぶと、「探す獣」でライブをスタートさせた。ステージ背面は巨大なスクリーンとなっており、背面スクリーンの映像と透過LEDビジョンの映像がシンクロして、ステージ空間は曲ごとにめまぐるしく変化していく。白金は「MUSIC IS MAGIC」、黒鉄は「いただきバベル」とそれぞれソロ楽曲を披露。白金はソロで歌った「MUSIC IS MAGIC」がtofubeatsの提供曲であることに触れ、「このたびは一緒のイベントで競演することができて、誠に光栄ですわ」とお嬢様口調で喜びを伝えた。最後は2人で「Resist」を歌い、笑顔で手を振りながら透過LEDビジョンから姿を消した。

Daoko

Daoko(Photo by Kenichi Inagaki)

Daoko(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

Daoko(Photo by Kenichi Inagaki)

Daoko(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

Daoko(Photo by Kenichi Inagaki)

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続くDaokoのステージは、小袋成彬プロデュースのリリカルなナンバー「御伽の街」で幕開け。Daokoは背面スクリーンと透過LEDビジョンの狭間で揺れるように歌う。「月の花」では月と星が瞬く宇宙空間、「Allure of the Dark」では幻想的な森の風景と、前後で展開するグラフィックと照明によって舞台上の空間は次々と変化し、ライブハウスのステージ規模を大きく超える無限のイマジネーションが広がった。米津玄師とのコラボレーションで大ヒットした「打上花火」ではイントロが流れた瞬間に歓声が上がる。終盤、「素敵な時間をありがとう」と観客に感謝を伝えたDaokoは、「高校生のときに小田急線に揺られながらリミックスさせていただきました」と、リスペクトするtofubeatsの「水星」をパフォーマンス。そのまま透過LEDビジョンの手前に飛び出して「ぼくらのネットワーク」を歌い、観客との一体感を楽しんだ。

長瀬有花

長瀬有花(Photo by Kenichi Inagaki)

長瀬有花(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

長瀬有花(Photo by Kenichi Inagaki)

長瀬有花(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

長瀬有花(Photo by Kenichi Inagaki)

長瀬有花(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

“2.5次元アーティスト”長瀬有花はVtuberの姿で透過LEDビジョン上に登場し、まずは「fake news」を披露。歌う長瀬の周りに歌詞が浮かぶ。続く「アフターユ」でLEDビジョンがホワイトアウトしたかと思うと、そこにはリアルな長瀬の姿が。観客が驚きの声を上げる中、長瀬は「近くて、遠くて」「宙でおやすみ」でアンニュイな歌声を響かせた。「風が強くてねー、寒かったよねー。このライブでいっぱい温まってください」とほんわかした口調で話す長瀬だったが、「ここからはリアルとバーチャルが交差する新しい音楽体験をお届けします。ここだけのとっておきの演出を入れていきます」と宣言すると、Vtuberの長瀬と3次元の長瀬が立ち並ぶスペシャルなパフォーマンスで観客の視線を釘付けに。「DOUBLE:」というイベントの醍醐味を1人で体現し、最後に「ブランクルームは夢の中」を歌うと「またどこかの次元でお会いしましょうねー」と手を振りステージを去った。

tofubeats

tofubeats(Photo by Kenichi Inagaki)

tofubeats(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

tofubeats(Photo by Kenichi Inagaki)

tofubeats(Photo by Kenichi Inagaki)[拡大]

この日のトリを務めたtofubeatは「ここからはリアルtofubeatsがやっていきますので、楽しんでいってください」と、CDJ2台を駆使したDJスタイルでライブパフォーマンスを展開。「陰謀論」「PEAK TIME」「STAKEHOLDER」「I CAN FEEL IT」「CAND¥¥¥LAND」「EMOTION」「REFLECTION」と自身の楽曲をギミックたっぷりにノンストップでつないでいく。harevutaiがクラブと化したところで、tofubeatsはやおらマイクを握り「てなわけで、ちょっと歌ってみたりもしようかなと」と、昨年5月にリリースされた「自由」で自身のボーカルを披露。さらにもう1曲、この日の締めくくりとして代表曲「水星」を歌い、ミラーボールがまばゆい光を反射イベントを大団円に導いた。

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セットリスト

「DOUBLE: vol.1」2024年1月26日 harevutai

電音部 港白金女学院

01. 探す獣
02. MUSIC IS MAGIC
03. いただきバベル
04. Resist

Daoko

01. 御伽の街
02. MAD
03. spoopy
04. 月の花
05. Allure of the Dark
06. 打上花火
07. 水星
08. ぼくらのネットワーク

長瀬有花

01. fake news
02. アフターユ
03. 近くて、遠くて
04. 宙でおやすみ(feat. 長瀬有花
05. 駆ける、止まる
06. 宇宙遊泳
07. ブランクルームは夢の中

tofubeats

01. 陰謀論
02. PEAK TIME
03. STAKEHOLDER
04. I CAN FEEL IT
05. CAND¥¥¥LAND
06. EMOTION
07. REFLECTION
08. 自由
09. 水星

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※記事初出時、主催社名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

読者の反応

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長瀬有花 @yuka_n_RIOT

DOUBLE:のライブレポートだ!
素敵なお写真も撮っていただきました。
ぜひぜひ読んでみてね〜〜
#DOUBLE_XR https://t.co/kkd8DV8EoI

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