OGRE YOU ASSHOLE、観客を混沌とした音世界へと導いた年末恒例リキッドワンマン

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OGRE YOU ASSHOLEが12月1日に大阪・Shangri-La、16日に東京・LIQUIDROOMで年末恒例のワンマンライブ「OGRE YOU ASSHOLE LIVE 2023 TOKYO/OSAKA」を開催した。この記事では東京公演の模様をレポートする。

OGRE YOU ASSHOLE(撮影:山谷佑介)

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OGRE YOU ASSHOLE(撮影:山谷佑介)

OGRE YOU ASSHOLE(撮影:山谷佑介)[拡大]

定刻となり、ステージに出戸学(Vo, G)、馬渕啓(G)、勝浦隆嗣(Dr)、清水隆史(B)が姿を見せると、超満員のフロアから歓声と大きな拍手が沸き起こる。異様な熱気が漂う中、オウガは「これから」で静かにライブの口火を切ると、メランコリックな世界観へ引き込むように「なくした」をプレイ。出戸の穏やかなボーカルと酩酊感のあるバンドサウンドを重ねて場内をサイケデリアで満たしてく。そして勝浦と清水が強靭なビートを刻む「ムダがないって素晴らしい」から不穏なムードを漂わせる「素敵な予感」がシームレスに届けられると、深度を増していく重厚な音の世界に、オーディエンスはじっくりと浸っていた。

OGRE YOU ASSHOLE(撮影:山谷佑介)

OGRE YOU ASSHOLE(撮影:山谷佑介)[拡大]

不気味な電子音が会場中に響き渡ると、4人が少しずつ音を重ねていき、ライブは3月発表の最新EP「家の外 e.p.」から「待ち時間」の演奏へと突入する。オウガはこのパートで同EPから「家の外」「ただ立ってる」をライブならではのアレンジで立て続けに披露し、バンドの現在地を提示した。ライブ終盤に披露された「朝」「見えないルール」では、腕利きのメンバーが阿吽の呼吸で織りなす複雑なリズムとビートに、LIQUIDROOMが混沌としたダンスフロアへと変貌。オーディエンスは4人の演奏に身を委ねるように、一心不乱に体を揺らして楽曲を楽しんだ。オウガは最後に「ロープ(Long ver.) 」をプレイ。ほぼMCなしの80分をストイックに駆け抜け、会場に深い余韻を残したままステージをあとにした。

OGRE YOU ASSHOLE(撮影:山谷佑介)

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オウガは鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに登場。出戸がここまでライブを見守ってきた観客に感謝を伝えたのち、5月11日に彼らの地元・長野県原村にある八ヶ岳自然文化園で初の野外イベント「""DELAY 2024""」を開催することを告げると、フロアからは大きな歓声が沸き起こった。そしてオウガは「また明日」で再び会場のテンションを最高潮に導き、2023年ラストライブを大盛況の中で締めくくった。

なおSpotifyでは本公演のセットリストで構成したプレイリストを公開中。

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セットリスト

「OGRE YOU ASSHOLE LIVE 2023 TOKYO/OSAKA」東京公演 2023年12月16日 LIQUIDROOM

01. これから
02. なくした
03. ムダがないって素晴らしい
04. 素敵な予感
05. 待ち時間
06. 家の外
07. ただ立ってる
08. 朝
09. 見えないルール
10. 記憶に残らない
11. ロープ(Long ver.)
<アンコール>
12. また明日

公演情報

""DELAY 2024""

2024年5月11日(土)長野県 八ヶ岳自然文化園 野外ステージ
<出演者>
OGRE YOU ASSHOLE / and more

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