Bring Me The Horizon主宰「NEX_FEST」YOASOBI、ホルモン、BABYMETALら出演で大盛況

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11月3日に千葉・幕張メッセ 9~11ホールでBring Me The Horizon主宰の音楽フェス「NEX_FEST」が開催された。多数のアーティストが参加した本イベントのうち、この記事ではYOASOBI花冷え。マキシマム ザ ホルモンBABYMETAL、そしてBring Me The Horizonのライブをレポートする。

Bring Me The horizonのライブの様子。(c)NEX_FEST

Bring Me The horizonのライブの様子。(c)NEX_FEST

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YOASOBI

YOASOBI(Photo by Kato Shumpei)

YOASOBI(Photo by Kato Shumpei)[拡大]

YOASOBI(Photo by Kato Shumpei)

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NEX_STAGEのトップバッターを務めたのは、J-POPシーンを代表するアーティストYOASOBI。ラウド系のバンドが並ぶ中では異色に思えるが、デビュー曲かつ代表曲の「夜に駆ける」でライブの幕を開けると、ヘヴィなサウンドの「祝福」を続けて演奏し、ラウドロックファンのテンションを一気に引き上げる。出演者の名前が並ぶグッズのタオルを手に取り、「ここにYOASOBIって名前が入ってることがどれだけヤバいか俺は知ってる」と切り出したAyaseは、自身が以前メタルコアバンドで活動していたことを明かし「ブリングミーは俺のラウドヒーローだし、いつか同じステージに立てたらなって思ってた」とその思いを吐露。熱い言葉で観客を喜ばせた彼らは、ラウドな「セブンティーン」をはじめ多彩なサウンドの楽曲を繰り出していく。ラストを飾ったのは今年大ヒットしたTVアニメ「【推しの子】」のオープニング主題歌「アイドル」。満員のフロアは大いに沸き上がり、普段の彼らのライブではありえないモッシュやダイブまでもが巻き起こった。

花冷え。

花冷え。(Photo by Mei Okabe)

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YOASOBIのライブが終わると、大勢の観客は花冷え。を観るためCHURCH_STAGEに移動。花冷え。はメタルコア、ハードコアを昇華させたオリジナルジャンル「HARAJUKU CORE(原宿コア)」を核とし、海外でも高い人気を集めているガールズラウドロックバンドだ。ユキナ(Vo)がデスボイスを轟かせる「超次元ギャラクシー」でライブの口火を切った彼女たちは、「NEET GAME」など凶悪かつポップなサウンドの楽曲を次々に投下。ビールを手に乾杯を促したかと思えば、サマーチューン「今年こそギャル~初夏ver.~」で会場を熱気で満たし、続く「Warning!!」ではユキナがフロアに降りて、さらなる熱狂を呼び起こす。その後も4人は観客を煽りながら「我甘党」「TOUSOU」「お先に失礼します。」と激しいナンバーを爆音で演奏。最後は「Want to TIE-UP」で観客を思いのままに暴れさせた。

マキシマム ザ ホルモン

マキシマム ザ ホルモン(撮影:浜野カズシ)

マキシマム ザ ホルモン(撮影:浜野カズシ)[拡大]

マキシマム ザ ホルモン(撮影:浜野カズシ)

マキシマム ザ ホルモン(撮影:浜野カズシ)[拡大]

遡ること14年前、東名阪で開催した主催イベントにBring Me The Horizonをゲストに迎えたマキシマム ザ ホルモン。MCでその縁を語ったあと、ナヲ(ドラムと女声と姉)は「動画撮ってるやつ、絶対目で見たほうがいい! 花火も月も絶対目で見た方がいいから!」と呼びかけ、「今日は動画に残すんじゃなくて、君たちの目で見て体で動いて、筋肉痛と耳鳴りを持って帰れる、そんな最高の1日にしようと思います!」と意気込む。

またダイスケはん(キャーキャーうるさい方)もマキシマム ザ ホルモンのライブ中は「NEX_FEST」ではなく「NECKS_FEST」にすると語り、「お前たちの首を奪いに来た!」と宣言。その言葉通り4人は「What's up, people?!」「絶望ビリー」「アバラ・ボブ<アバラ・カプセル・マーケッボブ>」とキラーチューンを畳みかけ、フロアにモッシュとヘドバンの嵐を巻き起こす。そしてラストは代表曲「恋のスペルマ」でフィニッシュ。観客を汗だくにしてライブを終えた。

BABYMETAL

BABYMETAL(Photo by Taku Fujii)

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BABYMETALはライブ序盤に「ギミチョコ!!」「PA PA YA!!(feat. F.HERO)」とキャッチーな曲を畳みかけ、初見の観客をもあっという間に熱狂の渦へと巻き込む。その様は今年の北米ツアーでのべ11万人を動員するなど、ワールドワイドに活躍する彼女たちの経験値の高さを窺わせた。またSU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALからなる新生BABYMETAL初の楽曲「メタり!! (feat. Tom Morello)」、ライブ定番曲「メギツネ」という和風メタルのお祭りソングが立て続けに披露されると、盛り上がりはピークに。SU-METALはNEX_STAGEの次なるアクトがいよいよトリのBMTHであることをオーディエンスに伝え、主催者にバトンを渡した。

Bring Me The Horizon

オリヴァー・サイクス(Vo / Bring Me The horizon)(Photo by Jonti Wild)

オリヴァー・サイクス(Vo / Bring Me The horizon)(Photo by Jonti Wild)[拡大]

BABYMETALとオリヴァー・サイクス(Bring Me The Horizon)。(Photo by Taku Fujii)

BABYMETALとオリヴァー・サイクス(Bring Me The Horizon)。(Photo by Taku Fujii)[拡大]

Bring Me The Horizonのライブではまず、ゲームのオープニングのような映像演出があり、「準備はいいですか? 東京」というアナウンスが。大量の紙吹雪が舞う中、彼らは2013年4月発表のアルバム「Sempiternal」のオープニングナンバー「Can You Feel My Heart」でライブを開始した。オリヴァー・サイクス(Vo)の激情に駆られるシャウトに呼応するように、盛大なシンガロングが湧き起こる。2024年1月12日発売予定のニューアルバム「POST HUMAN: NeX Gen」からハイパーポップ要素を取り入れた楽曲「AmEN!(feat. Lil Uzi Vert and Daryl Palumbo of Glassjaw)」を披露した際には、火柱が上がる中でオリヴァーが「モッシュピットで暴れろ!」とフロアを扇動。さらに「Teardrops」ではフロアに降りて観客の目の前で叫ぶなど、肉弾戦を展開する場面もあった。BMTHはライブ中盤以降、ステージ後方の巨大スクリーンを使った演出を交えつつ、場内の熱気をどんどんと高めていった。

アンコールに突入し、BMTHはBABYMETALをゲストに迎えて「Kingslayer(feat. BABYMETAL)」を演奏。SU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALがバンドの演奏に合わせてパワフルなパフォーマンスを繰り出し、観客を熱狂させた。その後、BMTHは「Drown」「Throne」とアンセミックな楽曲を演奏。激情に駆られる壮大なサウンドで盛大なシンガロングを巻き起こし、イベントを締めくくった。

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