ミセスがルフィ、ゾロ、ウタの名ゼリフ生演技をリクエスト!あまりの感激に大森元貴が硬直

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映画「ONE PIECE FILM RED」のアンコール上映を記念した舞台挨拶が10月28日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、Mrs. GREEN APPLEが登壇した。

ゾロの名ゼリフ生演技を聞き、硬直してしまった大森元貴。

ゾロの名ゼリフ生演技を聞き、硬直してしまった大森元貴。

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「ONE PIECE FILM RED」は昨年8月に全国公開され、今年1月の終映までに国内興行収入197億円、観客動員数1427万人を記録した作品。10月20日から全国の映画館にて1カ月限定でアンコール上映が行われている。ミセスは本作に登場する新時代の歌い手・ウタに劇中歌「私は最強」を提供。YouTubeでミュージックビデオの再生数は7800万回を超え、ウタの楽曲の中でも人気の高い楽曲の1曲となっている。舞台挨拶にはミセスのほか、ルフィ役の田中真弓、ゾロ役の中井和哉、ウタ役の名塚佳織が登壇し、トークを繰り広げた。

Mrs. GREEN APPLE

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舞台挨拶が始まるなり、大森元貴(Vo, G)は「みんな、Adoだよー!」と元気いっぱいに挨拶。「ギリギリわかんなくないですか?」と茶目っ気たっぷりにとぼけてみせた。「私は最強」の制作エピソードを司会者に尋ねられた大森は、「最初に脚本をいただきまして。まずウタちゃんの人となりというか、どんなものを抱えているかを掘り下げていくところから始めました」と話す。Adoによるウタの歌については「僕がまず仮歌を出して、Adoちゃんがそれを聴いて歌ってくださったんですけど、僕のニュアンスも入れながら、Adoちゃんにしかできないウタちゃんの歌い回しをしてくれて、すごく感動しました」としみじみと述べた。

左から名塚佳織、中井和哉、田中真弓。

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ウタ役の名塚は「本当に素敵でした。私は当時収録やイベントに行くとき、必ず『私は最強』を聴きながら現場に行っていたんですよ。いろんなプレッシャーもあったし、不安もあったんですけど、あの曲を聴きながら行くと、なんだかすごく背中を押してもらってる感じがして。自信を持って毎回現場に入れてたなと思います」と「私は最強」に助けられていたことを明かした。田中は「最初はすごく元気な曲だと思っていたんですけど、『怖くはない』と言う人は怖い思いをしている人でもあるんだなと。逆説的な感じがある気がします」とフレーズを挙げて楽曲の本質を指摘。それを受けて、大森は「絶対的な自信がないようなあるような、狭間の中で揺れてるんだけど、自分を鼓舞して進んでいかなきゃいけない局面があるかなというところで書きました」と話す。中井も「人ってそんなにハッピーなものじゃない。がんばろうとするときって、そういうものなのかなって思うんです。僕は『いつかの夢が 私の心臓』という歌詞が本当にドーンときました。いつかのあの頃の僕に聞かせてやりたい、『将来、田中真弓と一緒に仕事をするんだよ』って。まさかこんな未来になるとは思ってなかった。深い意味で元気が出る歌だと思います」と自身の思いに楽曲を重ねた。

大森元貴

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「ONE PIECE」への思い入れを尋ねられた大森は「僕らは2年ほど活動を休止していた期間があって。ルフィたちにも鍛錬の期間があったというところで、ちょうど休止期間に入ったとき、今一度『ONE PIECE』を読み返そうとメンバーに話したんです。そしたら休止中に『ONE PIECE』の劇中歌のお話をいただきまして。僕らのバイブルなんですよね」と感慨深げに振り返る。その話を聞いた名塚は「鳥肌が立ちました」と目を丸くし、「好きなものに向き合っていると、自分のほうに風が向かってくるものなんだと思います」と述べた。

中井和哉のボケにツッコミを入れるMrs. GREEN APPLE。

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舞台挨拶ではミセスの3人が聞きたいルフィ、ゾロ、ウタのセリフを声優陣が再現するコーナーも設けられた。ミセスが聞きたいセリフが書かれたカードを手に取った中井から飛び出たのは、なぜかゾロのセリフではなく「私の歌があれば、みんなが平和で幸せになれる!」というウタのセリフ。中井が「僕にウタのセリフを言わせるなんてコアなファンですね」といたずらっぽく笑うと、ミセスの3人は一斉に「言ってないです!」と中井のサプライズにツッコミを入れた。その後も田中がゾロの「何もなかった」、名塚がルフィの「ゴムゴムのピストル!」とあえて異なるキャラクターのセリフを連発。キャスト陣のいたずらにたじたじになりながらも、ある意味貴重なセリフの披露にミセスのメンバーは喜んでいた。

ゾロの名ゼリフを披露する中井和哉。

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そしていよいよキャスト陣は、ミセスのリクエストに応えて名ゼリフを放っていく。名塚はウタがルフィに麦わら帽子を返すシーンから「私にとっても大事な帽子 いつかきっと これがもっと似合う男になるんだぞ」というセリフを披露。藤澤涼架(Key)はこのシーンについて「ルフィに向けて言ってる言葉でもあるんですけど、ウタちゃんがルフィとシャンクスたちと過ごした時間、これまでのことを自分自身で肯定している感じがして、大好きなセリフです」と思い入れを語った。続いて中井は、世界最強の剣士のミホークに敗れたゾロがルフィにもう二度と敗けないことを誓うシーンを再現。「おれは もう!! 二度と敗けねェから!!!!」「あいつに勝って大剣豪になる日まで、絶対にもう おれは敗けねェ!!!!」「文句あるか 海賊王!!」と迫真の演技を繰り広げた。メンバーは感激し、大森はあまりの衝撃に硬直。中井が「こんなカロリー高いセリフを選んだのは誰だ?」とミセスのほうをジロリと見ると、このセリフを選んだという若井滉斗(G)は「『二度と敗けねェから!!!!』は本当に大好きなシーン。涙してルフィに近寄っていくシーンが本当に印象的で、そのセリフが聞けて夢が叶いました」と大興奮。大森も「汗をかきました。すごく琴線というか、心の奥底に触れたような感じがました」と目を輝かせた。田中は元ロジャー海賊団副船長のレイリーに「君にこの強固な海を支配できるか!?」と尋ねられたルフィの「支配なんかしねぇよ この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」という名ゼリフを披露。大森は感動しっぱなしの様子で、「ルフィそのものを言語化したようなシーンで印象的でした」と語った。

「ONE PIECE FILM RED」舞台挨拶の様子。

「ONE PIECE FILM RED」舞台挨拶の様子。[拡大]

最後に藤澤は「素敵な作品に僕たちも携わることができて光栄だなと改めて思いました。アンコール上映、僕も楽しみたいと思います!」、若井は「アンコール上映おめでとうございます。『私は最強』、そして劇中で流れる数々の素晴らしい楽曲たちとともに『ONE PIECE FILM RED』を劇場で楽しんでいただけたらなと思います」と挨拶。大森は「『私は最強』、ぜひ何度でも聞いてください。何回も何回も『ONE PIECE FILM RED』を観てください。何年、何十年後も皆さんのどこかに残るような素敵な作品だと思います」と述べて舞台挨拶を締めくくった。

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※記事初出時、本文の一部に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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