「ワンチャンフェス」は昨年9月にWANIMAの地元・熊本を舞台に初開催された音楽フェス。蒸し暑さが残りつつも、秋の訪れを告げるとんぼが観客の頭上を飛び交う中で2回目となるイベントは初日を迎えた。前説ではWANIMAとくまモンが登場し、KENTAは「思いやりと助け合いで今日1日よろしくお願いします!」と挨拶。さらにくまモンのジェスチャーを「くまモンはあとでダイブするそうです」と代弁し、開催を宣言した。
イベントの一番手を務める
昨年に続いて「ワンチャンフェス」2度目の出演となる
1曲目「炎と森のカーニバル」から会場全体をファンタジーの世界に変貌させたのは
トリのWANIMAは登場するなりコール&レスポンスで観客を煽り、期待感を最大限まで高める。KENTA(Vo, B)が「ノンストップで35分駆け抜けます!」と宣言すると、まず3人は「ともに」をパワフルに演奏。続く「リベンジ」で3人は炎の映像演出をバックに燃えたぎるパフォーマンスを繰り広げる。KENTAが「コロナ禍にみんなで歌いたくて作りました」と前置きして「Cheddar Flavor」の演奏へつなげると、観客はKENTAの思いに応えるように力一杯シンガロングした。さらにWANIMAはオーディエンスを「THANX」でジャンプさせ、跳ねるようなビートの「オドルヨル」で大いに踊らせる。存分に盛り上げたところで、2022年4月に発表した「眩光」を真摯な表情で奏でてオーディエンスの胸を打った。
アンコールではKENTAが「大好きな先輩!」と紹介して10-FEETを呼び込み、2組は「VIBES BY VIBES」をプレイ。彼らは“バイブス“を感じさせるパフォーマンスを披露して会場に一体感を生み出した。KENTAは「2年目『ワンチャンフェス』ありがとうございます! 来とるみんなの顔がめっちゃよかったわ。ありがとう!」とこぼれるような笑みを浮かべ、漁師の祖父に向けた「1106」を大切そうに歌い上げる。そして最後に高速ビートが炸裂するショートチューン「Hey Lady」を駆け抜けるように演奏し、「ワンチャンフェス」初日を晴れやかに締めくくった。
なお本日3日には「ワンチャンフェス」の2日目公演が行われている。出演者はMONGOL800、ASIAN KUNG-FU GENERATION、KREVA、ONE OK ROCK、UVERworld、ELLEGARDEN、WANIMAの7組。炎天下での開催が予想されるので、参加する人は体調管理を徹底し、楽しく1日を過ごそう。
「WANIMA presents 1CHANCE FESTIVAL 2023」2023年9月2日 熊本県農業公園カントリーパーク セットリスト
10-FEET
01. VIBES BY VIBES
02. RIVER
03. ハローフィクサー
04. その向こうへ
05. 第ゼロ感
06. 蜃気楼
07. ヒトリセカイ
sumika
01. フィクション
02. Lovers
03. ふっかつのじゅもん
04. ファンファーレ
05. Summer Vacation
06. Shake & Shake
07. Starting Over
INI
01. FANFARE
02. SPECTRA
03. Dramatic
04. BAD BOYZ
05. Moment
06. AMAZE ME
07. HERO
coldrain
01. ENVY
02. MAYDAY
03. The Revelation
04. Cut Me
05. Before I Go
06. NEW DAWN
07. PARADISE(Kill The Silence)
SEKAI NO OWARI
01. 炎と森のカーニバル
02. Witch
03. 虹色の戦争
04. Habit
05. RAIN
06. ターコイズ
07. Dragon Night
関ジャニ∞
01. ズッコケ男道
02. 無責任ヒーロー
03. 未完成
04. 象
05. NOROSHI
06. ハライッパイ
07. 勝手に仕上がれ
08. ここに
WANIMA
01. ともに
02. リベンジ
03. TRACE
04. Cheddar Flavor
05. THANX
06. オドルヨル
07. 眩光
08. ここから
<アンコール>
09. VIBES BY VIBES(オリジナル:
10. 1106
11. Hey Lady
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【ライブレポート】WANIMAが関ジャニ∞、セカオワ、INI、coldrain、sumika、10-FEETと熊本沸かした主催フェス初日(写真37枚) https://t.co/vQCoaHC6q9