庵野秀明プロデュース林由美香映画に矢野顕子が主題歌提供

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庵野秀明プロデュース、平野勝之監督による9月公開の映画「監督失格」で、矢野顕子が音楽を担当。さらに主題歌「しあわせなバカタレ」を歌うことが明らかになった。

映画「監督失格」ポストカード画像

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平野監督にとって11年ぶりの新作となる「監督失格」は、当時監督自身と不倫関係にあり、35歳の誕生日前日に自宅で急逝したAV女優・林由美香をめぐる、14年間におよぶ美しくも壮絶な愛の記録をまとめたドキュメンタリー。大切な人の喪失と、それに向き合う人々の再生を描いた人間賛歌に仕上がっている。なお本作は、庵野秀明にとって初の実写映画プロデュース作品となる。

矢野顕子は平野監督からの「他の人は考えられませんでした。矢野さんにお断りされたら音楽を付ける気はありませんでした」という熱烈な思いを受け、本作のために主題歌「しあわせなバカタレ」を制作。矢野は当初、AV女優の話ということで自分に音楽制作は無理だと考えていたとのことだが、実際に映画を観て「私はこれに音楽をつけることによって、平野さん、由美香さん、そしてお母さんの気持ちに何かをお返しするしかない」と感じ、この曲を書き下ろした。

彼女はこの主題歌について「もともと音楽に依存するような映画ではないので、監督の意向を第一に考えて作りました」とコメント。映画について「裸ん坊のシーンもあるので、すべての人に絶対観てね、とは言えませんが、なるべく多くの人に見ていただきたいです」と語っている。

矢野がこの映画のために制作したのは、主題歌「しあわせなバカタレ」を含む計6曲。彼女が音楽で映画に参加するのは、2005年に公開された浅野忠信主演映画「誰がために」以来6年ぶりとなる。

■『監督失格』予告編

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