ukkaメジャーデビュー後初ツアー完走！6公演を通して感じた一体感と手応え

ukkaのライブツアー「ukka Major Debut Spring Tour 2023」が4月16日に東京・ステラボールでファイナルを迎えた。

2022年11月にテイチクエンタテインメントよりミニアルバム「青春小節」をリリースし、メジャーデビューを果たしたukka。「ukka Major Debut Spring Tour 2023」はメジャーデビュー後初のツアーとして今年2月より全国6都市で開催され、メンバーが考案したセットリストに沿って楽曲が披露された。ファイナルではこの公演のセットリストの選曲を担当した川瀬あやめが「響く、青春小節。」というukkaのグループコンセプトを読み上げる声が流れたのち、「overture」が響き渡り、メンバー6人がステージへ。彼女たちは「アフタヌーン・グラフィティ」「空想トラベル」といったメジャーデビュー後の楽曲を中心に披露し、堂々とした歌とダンスでまたたく間に場内の空気を自分たちのものにしていく。このツアーでは3月の仙台公演より観客の声出し行為に関する制限が取り除かれ、ファイナルでも曲が終わるたびに拍手とともに大きな声援が沸き起こった。

「両手で収まらないくらい」「もう前髪を気にしてないくらい」と独特の表現でライブの楽しさを語ったukkaは、続いて「私たちの気持ちがまっすぐ君に届きますように」という言葉を合図に、Tommy february6が作詞で参加したポップナンバー「Killer Lips」を歌唱。青春ミディアムバラード「ねぇ、ローファー。」では情感がこもった6人の歌声が場内に広がる。同じく青春を描きつつも軽やかな空気感をまとうダンスナンバー「帰れない！」では、今回のツアーからおなじみとなった観客の「青春！」コールが響き渡った。

「ukka Major Debut Spring Tour 2023」は、グループ内の歌割りが変更され、2021年9月に加入した結城りな、葵るりがが歌うパートが増えたことも1つのトピック。続くブロックでは葵がレッスンで苦戦したという「ガールズナイト」を含め、ukkaのクールな一面を打ち出した楽曲が立て続けにパフォーマンスされ、観客の視線がステージに釘付けになる。EDMテイストの壮大なサウンドが特徴の「コズミック・フロート」では、「swing! swing! swing! Yey」という歌詞に合わせてメンバーもファンも一緒になってジャンプし、会場に大きな盛り上がりと興奮が生まれた。

ツアーの思い出を振り返ったり、客席をむじゃきに煽ったりと和気あいあいとしたMCを経て、ukkaは「キラキラ」「それは月曜日の9時のように」などライブの人気曲を連発して会場のテンションをぐんぐんと上昇させる。「それは月曜日の9時のように」では観客も弾むようなビートに乗ってダンスし、メンバーが歌う「君に会いたい」という言葉に対して「オレも！」と声をそろえた。そして、ラジオ番組「ukkaり娘の浮かれでぃお」内の結城と葵によるコーナー「りなるりのご当地LOVE調査隊」の出張版を行い、ツアー開催地の“ご当地自慢”を紹介し終えたあと、ライブはラストスパートへ。ツアーの全公演に来場した人がもらえる“全通Tシャツ”に袖を通した6人は「お前が一番！ あやめ！」という川瀬に向けたコールが炸裂した「タリルリラ」を皮切りに、「エビ・バディ・ワナ・ビー」「ボクエール」といった疾走感あふれるナンバーを駆け抜けるようにして畳みかけた。

アンコールではメンバーが純白の新衣装に着替えて登場し、新曲「TAiLWiND」を初披露。新学期を迎えた学生や、新生活を始めた社会人が夢に向かって奮闘する姿を描いた応援ソングを高らかに歌い上げたukkaは、勢いそのままに「AM0805の交差点」「ラブパレード」もパフォーマンスし、会場を晴れやかな空気で包み込んだところでライブを終えた。ラストのMCでは川瀬が大阪公演しかチケットをソールドアウトできなかった悔しさを語りつつ、「前回の春ツアーのときよりパワーアップできたukkaをお届けできたと思いますし、ukkaのことを新しく好きになってくれた方も増えたんじゃないかなと思います」と手応えを口に。6人は盛大な拍手と歓声を浴びながら「ukka Major Debut Spring Tour 2023」の幕を閉じた。

なお、ukkaは6月21日に「TAiLWiND」を収録したメジャー1stシングルをリリースする。「TAiLWiND」は各音楽配信サイトにて先行配信されている。